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JAF-CUP DirtTrial
開催日
2013年11月3日
開催場所
丸和オートランド那須
(栃木県)
天 候
晴れ
路 面
ハーフウェット(散水)〜ドライ
参加台数
157台
(ヨコハマタイヤ装着車 40台)
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JAF全日本ダートトライアル選手権のシリーズ上位入賞者と、全国8地区に分かれて開催されているJAF地方ダートトライアル選手権の上位入賞者が一堂に会す「JAFカップオールジャパンダートトライアル」が開催された。
全日本選手権シリーズと各地区の地方選手権シリーズの終了後に開催されるこのイベントは、地方選手権を戦い抜いたドライバーにとっては全日本の上位陣と同じ土俵で戦える腕試しの場であり、全日本ドライバーにとってはシーズンを締めくくるビッグイベントとして位置づけられている。今年は全国各地から157台が集まった。

舞台となった栃木県の丸和オートランド那須は、長年にわたって全日本選手権や地方選手権が開催されている老舗のコースだ。またイベントだけではなく、マシンセッティングやパーツ開発・テストのために使用されることも多く、関東在住のドライバーはもちろん、全国を転戦する他地区のドライバーの中にも「丸和がホームコース」という選手が多い。
それだけにコースレイアウトや天候、散水状況などによって「どの部分が掘れやすく、どの部分にギャップができやすい」といったノウハウを持っているドライバーも多く、それがコース攻略の鍵ともなっていた。

ところが、今回は全面的に路面改修が行われ、特にギャップができやすい部分にはコンクリートの簡易舗装が施され、路面が掘れて荒れることは皆無と言っていいほどの硬質路面となっていた。このコースをホームコースとする荒井信介選手は、慣熟歩行を終えた時点で次のように語った。

「これまでの丸和は、ギャップができたコーナーをマシンにダメージを与えないようなライン取りをすることが攻略法のひとつだったが、今回は気にせずに攻められる路面になっている。まるで違う会場と言っていいほど。これまでの丸和とは違った攻め方が必要だろうね。
タイヤも、ドライ路面であれば砂利が捌けきらない第1ヒートはオールラウンド的な性格のADVAN A053かADVAN A035、路面の砂利が捌ける第2ヒートは超硬質ダート路面用のADVAN A036というのがこのコースの定番だったけど、この路面であれば少々濡れていても第1ヒートからADVAN A036でいけそうな感じだね」。
その荒井選手が、決勝でも生まれ変わった丸和の路面を見事に攻略した。

第1ヒート、散水の影響が残りレコードラインがハーフウェット状態ながらもADVAN A036を装着した荒井選手がトップタイムをマーク。さらに2番手に大西康弘選手、3番手に関東地区5位の平井泰選手と、ADVAN A036を装着したドライバーが上位を独占する。
第2ヒートは、平井選手が「全日本ドライバーになんとか食らいつきたかったけど攻め切れなかった」と8位、大西選手が「肝心なところでシフトミスしてしまった」と3位に順位を落としてしまうが、第1ヒートトップの荒井選手はさらにベストタイムを更新。

「コンクリートで補修している路面は、濡れ方によってタイヤの効き方の差が激しかったけれど、そういった部分を慣熟歩行の時にしっかりとチェックしておいたんだ。同じコンクリートの路面でも、しっかりグリップするところと逆に滑るところがあったので、その状況に合わせて攻め方を変えたのが、結果的にタイムに繋がった」と、会心の走りでSA2クラスを制した。

また今年のPNクラスチャンピオンを獲得した佐藤秀昭選手も、散水直後の第1ヒートからADVAN A036を選択。
「今シーズン、硬質路面の切谷内と今庄で、ウェット路面でもADVAN A036で勝つことができたのが、チャンピオン獲得の原動力でもあります。今回も迷うことなくADVAN A036を装着しました」という佐藤選手は、両ヒートとも2位に1秒以上の差を付けるベストタイムをマーク。圧倒的な速さで今季のラストランを締めくくった。

荒井選手と同じく丸和をホームコースとするDクラスチャンピオンの谷田川敏幸選手も、第1ヒートからADVAN A036を選択し、トップタイムをマークした。ドライ路面となった第2ヒートは、前半区間で約1秒遅れてしまったものの、後半区間で追い上げて3位に入賞した。
「感触的には第2ヒートも『よし、勝った!』という手応えはあったのだけれど、結果的にトップに0.3秒届かなかった。今年最後の大会だけに、しっかりと勝って締めくくりたかったんだけどね。前半区間の遅れは、ドライバー的にもタイヤ的にも悪くはなかった。マシン的になにか問題があったのか、しっかりと原因を追及して来季に挑みたい」と谷田川選手。
来季は新たにGVBインプレッサを投入する谷田川選手にとっては、来季に向けて気持ちを引き締める今季ラストランともなった。

そのほか、N1クラスでは今年の全日本開幕戦を制した佐々木正選手が3位に入賞、来季はクラス区分変更のため事実上のラストランとなるSC2クラスでは福田貴一選手が2位に入賞するなど、今年のJAFカップオールスターダートトライアルも、各クラスでヨコハマタイヤユーザーが活躍をみせる結果となった。
 
Driver's Voice
荒井信介 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 優勝】
今シーズンは、後半戦で調子を崩してしまいタイトルを獲ることができなくて、本当に悔しい思いをしました。実は後半戦の不調はマシンに不具合があったことが分かって、今回はその対策をしっかりと行ってきました。それだけに今回の優勝は本当にうれしいし、この優勝を来季にしっかりと繋げたいですね。
佐藤秀昭 選手
 【今回の成績 : PNクラス 優勝 (シリーズチャンピオン確定)】
今までの丸和とはまるで違う路面だったけれど、しっかりとADVAN A036で攻めきることができたと思います。走っている時も「オレ、速いな」と実感できるくらいでしたから(笑)。路面が濡れているところはしっかりと抑え、乾いているところはしっかりと攻めるというメリハリの効いた走りができたと思います。
これで気持ち良くシーズンオフを迎えることができます。今シーズンの中でも最高の走りができたことが一番うれしいですね。。
谷田川敏幸 選手
 【今回の成績 : Dクラス 3位 (シリーズチャンピオン確定)】
現行マシンでは今回がラストランということと、ドライバー的にも手応えがあっただけに、3位という結果は正直残念です。なぜ前半区間が遅かったのか、原因をしっかりと追求して、来季に繋げたいですね。
今年はチャンピオンを獲得することができましたが、来年は新しいマシンを投入することもあって、チャレンジャー精神を忘れずに連覇に挑みます。
大西康弘 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 3位】
第2ヒートは大失敗でした。第1ヒートで優勝を狙えるポジションにいただけに、第2ヒートは気負いすぎてしまいましたね。コース中盤のシケインでシフトミスしてしまったのが敗因です。ADVAN A036のフィーリングが良かっただけに、本当に残念です。
今年は優勝することができなかったけれど、来年こそはまずは1勝することを目標に頑張ります。
 【今回の成績 : N1クラス 3位】
N1クラスは散水の影響が大きく、特に第1ヒートは完全にウェット状態でした。ウェット用のADVAN A031で行くか、それともADVAN A035で行くかかなり悩みましたが、他のクラスでウェット用タイヤのタイムが伸びていなかったこともあって、第1ヒートからADVAN A035で行こうと決めました。
タイヤ選択は間違いなかったと思いますが、ドライバーとしてはコーナーによって濡れ方が違うというコンディションに対応しきれなかったのが反省点ですね。
 
FEATURED DRIVER
■SC2クラス : 福田貴一 選手

2014年の全日本ダートトライアルクラス区分変更により、今回のJAFカップオールスターダートトライアルが現行のクラス区分としては事実上最後の大会となるN2クラスとSC2クラス。いずれも、ブーン×4、ストーリア×4、さらに軽自動車といった小排気量のクルマが主力マシンとなっているクラスだ。

その両クラスで活躍していたのが、中部地区の福田貴一選手だ。
2012年はSC2クラスで全日本初優勝を挙げ、シリーズでも2位を獲得。2013年はSC2クラスの出場台数が少なく全戦で不成立となってしまったこともあり、N2クラス仕様のストーリア×4を駆り、第6戦では2位に入賞、シリーズでも5位に入っている。

その福田選手が、今回はSC2クラスで出場し2位に入賞する健闘をみせた。
「今年の全日本は、残念ながら全戦でSC2クラスが不成立になってしまったのですが、中部地区は意外と軽自動車の改造クラスのマシンが多いのです。そこで、中部の仲間を中心に最後くらいはなんとかクラスを成立させようと、ミラX4でSC2クラスに出場しました。今年で軽自動車のクラスがなくなってしまうのは残念ですけど、最後に走ることができて本当に良かったと思います」と福田選手。

1997年に全日本初出場以来、一貫してミラ×4やストーリア×4といった小排気量の4輪駆動車でダートラを戦ってきた福田選手は、「軽自動車には軽自動車の良さがあって、特にキビキビとした動きが好きです。ストーリア×4も実際には排気量が713ccなので軽自動車とは言えないのですが、軽自動車の親分のようなクルマなので、やっぱり好きなクルマのひとつですね'(笑)」と、強いこだわりを持つ。

今回の大会では、「ゴール手前の島回りの区間でシフトが入らず、アクセルもブレーキも踏まない空走区間が長くなってしまいました。そのタイムロスが大きく、残念ながら優勝は逃してしまいました」と、2位で終わった。

その福田選手だが、来シーズンは「中部地区では、来年もストーリアX4で勝負できるクラスがあるので、頑張って上位を狙おうと思っています。実は全日本も、FFのミラでSC1クラスに出場しようという計画を練っています。シビックやミラージュ相手にどこまで勝負できるか分かりませんが、ミラはサトリアネオ・サイズの海外ラリー用ADVAN A053も履けるので、コースコンディションやレイアウトによっては上位に入賞できるチャンスもあるんじゃないか思うんです」と、あくまでも軽自動車で挑む予定だ。

「軽自動車で戦うダートトライアルの灯を消したくないんです」という福田選手の健闘に今後も期待したい。
 
TECHNICAL INFORMATION
大幅な路面改修が施された今回の丸和オートランド那須は、オートパーク今庄やサーキットパーク切谷内に近い、路面が荒れにくい硬質路面コースへと生まれ変わった。そのため、基本的には第1ヒートからADVAN A036が使える路面となったが、コンクリートで補修された部分は、ホコリ飛散防止のための散水量や雨量によって、グリップ感が異なる状況ともなった。特にハーフウェットの状態ではかなり滑りやすい状況となった。

また今回は公開練習と決勝コースのレイアウトが重複している区間が多かったために、決勝コースは路面を覆う砂利が捌けた状態からのスタートとなった。ただコースレイアウトによっては、コンクリートの上に砂利が敷かれた状態での走行になる可能性もあるので、今後はそういった急激な路面グリップの変化に対応したドライビングが必要となるだろう。
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