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SUPER GT (Japanese)
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カテゴリー&タイヤ解説 クラス区分
[LINK] 公式ウェブサイト 主なチーム&ドライバー
PREVIEW
2013年のSUPER GTは、前半戦の締めくくりとなる第4戦がこの週末に宮城県のスポーツランドSUGOで開催される。

全長3,704mのコースはアップダウンが大きく、岡山国際サーキットと並んで短めのコースとなる。しかし岡山が低速型であるのに対して、SUGOは特に後半には高速コーナーが待ち受けている。
また、コース幅が狭いことと距離が短いことにより、GT500とGT300が決勝中にコース上で遭遇する頻度が高くなる。つまり速度差のある互いを巧く利用することもポジションアップの必須事項であり、ドライバーは刻々と変わるコース上全体の状況を把握しながらレースを組み立てていく能力が求められる。

さて、SUGOラウンドの戦いについて振り返ってみると、昨年、一昨年と後半の逆転劇でGT300の優勝は決している。また、昨年は表彰台を独占したヨコハマタイヤ勢を筆頭に、実に上位7台をFIA GT3車両が占めるという結果になっている。
今年は第2戦でヨコハマタイヤを装着するプリウスがハイブリッドカーとしてのSUPER GT初優勝を飾るなど、JAF-GT車両が強さを見せている。しかし、SUGOラウンドを前にして参加条件の変更が発表され、JAF-GT勢はリストリクターの性能引き下げが行われることとなった。これによってFIA GT3車両が、昨年に続いてSUGOで大暴れしてくれる可能性も強まってきている。中でもウエイトハンデが比較的小さい車両、例えばランボルギーニなどは大いに躍進が期待されるところだ。

ところでもうひとつ、勝負を左右する大きな要因となりそうなのが天候だ。
7月25日の時点で東北南部は梅雨明けしておらず、25日がまさに梅雨明けの平年値なのだが、予報を見ると週末のSUGOはすっきりしない空模様となってしまいそうである。厳しい暑さこそなさそうであるが、予選や決勝の最中に雨がコースを濡らせば、思わぬ展開になることも充分にあり得る。チーム監督、そしてタイヤエンジニアが、空を仰ぎ見ながら天候の移り変わりに思いを巡らす、そんなレースウィークになりそうな気配である。
 
ENGINEER PREVIEW
YOKOHAMA TIRE ENGINEER
藤代 秀一 =Shuichi Fujishiro=
ヨコハマ・モータースポーツ・インターナショナル株式会社

SUPER GTのGT500/GT300両クラスにおける、タイヤ開発全般に携わる。
スポーツランドSUGOはパッシングポイントが少ない上に、GT500とGT300の速度差も小さくなってきていることから、まずは予選の順位がとても重要になってきます。
少ないなかでパッシングポイントとしては、最終コーナーからの立ち上がりでスリップにつけて、1コーナーで勝負を仕掛けるというパターンが定番になっていますので、予選一発のピークグリップはもちろんのこと、長い最終コーナーでファイナルラップまで安定してトラクションをかけていけるだけの耐久性も、タイヤにとっては重要なポイントとなってきます。
作戦としてはファーストスティントをソフト目、セカンドスティントをハード目にする、といった戦術も考えられるところですね。
また、気候については、例年梅雨明け前後の開催となるので、天候次第でコンディションが激変する難しい一戦です。現時点で予報を見る限り、残念ながら今年は安定した天気は望めそうもありませんね……。

セパンまでの3戦を終えて、残念ながらGT500は振るわない結果となってしまっています。こうした背景から、タイヤ開発についてはSUGO用というこよりは、現状の課題に対してアプローチしていくことが先決であると考えています。直前に行った鈴鹿サーキットでのGTAテストにおいては、現在考えている改善の方向性が間違っていないことを確認しました。
シリーズとしては今週のSUGOが折り返しとなりますが、巻き返しを図れるようにさらに開発を進めていきます。

GT300も激戦が続いていますが、こちらについても鈴鹿のテストで良い方向性を見出せました。早い段階でレースに反映できるようにして、戦績向上を図っていきたいと思っています。

日々進歩を続けるレーシングタイヤですが、実戦投入までには多くの人々の力が結集されています。今回は特に生産工場の協力もあって、通常では考えられないような短い期間でタイヤを準備して持ち込むことが出来ました。このタイヤのパフォーマンスをしっかりと見極め、後半戦での巻き返しに向けて開発に活かしていきます。


■使用するタイヤサイズ
  (GT500) 330/710R18、330/710R17
  (GT300) 330/710R19、330/680R18、300/680R18、330/.710R18、320/710R18、300/650R18、280/650R18
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