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APRC 2013
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News Index
世界のラリー競技は、頂点に世界中を転戦するWRC(FIA世界ラリー選手権)を据えて、その次位には各地域内でシリーズが組まれているエリア選手権が存在している。
2012年は中東、アフリカ、ヨーロッパ、アジア・パシフィックの4つが設定されているが、その中でアジアと南半球の環太平洋地域を転戦するシリーズがAPRC(FIAアジア・パシフィック・ラリー選手権)。日本国内では略して“アジパシ”とも称されている。
このシリーズが発足したのは1988年。ヨコハマタイヤは初年度から参戦して強さを見せ、ギャランVR-4を駆る篠塚建次郎選手がヨコハマタイヤを装着して初代チャンピオンに輝いた。
2013年は昨年に比べて1戦多い、全7戦のカレンダーが組まれている。シーズンの前半はニュージーランド、ニューカレドニア、オーストラリアと南半球を転戦。そして後半に入るとマレーシア、日本、中国とアジア地域に舞台を移し、最終戦は新たに加えられたタイで競われることになる。
タイトルはメインとなるAPRCがタイを除く6戦に、パシフィックカップは南半球での3戦に、アジアカップはマレーシア、日本、タイの3戦にかけられている。また、2013年から新たにプロダクションカップが設けられた。これはグループN車両を対象としたもので、S2000やR4車両と切り離されたタイトルの設定によりグループN勢の存在価値を高めようというものである。
APRCは参加者の顔ぶれも豊かで、ベテランから若手までがひとつの土俵で真っ向勝負を繰り広げている。特にモータリゼーションの発達が著しいアジアから、新たなヒーローの誕生も期待されるところだ。
APRCにおいて、YOKOHAMA勢の走りを支える主力となるタイヤが「ADVAN A053」。海外用グラベルラリータイヤとして開発され、プロトタイプの段階から「Rally Hokkaido」や、タフな路面で知られる「Cyprus Rally」などで優勝を飾ってきた。
日本国内のラリーと比べて圧倒的に高いスピード域における高いグリップ力と優れたコントロール性、さらに長距離のステージを不安無く走りきるための耐久性は根石などからのダメージにも強いという特徴を持つ。
もちろん路面コンディションに応じたグルービングへの対応もしっかりなされており、過酷なアジアやオセアニアの大自然を相手にするAPRCでも多くの選手が信頼を寄せている。
2013年のAPRC、ヨコハマタイヤ勢では名門・CUSCO RACINGが注目の的。
アジア・カップ連覇を目指す炭山裕矢選手、そして伸び盛りの若手・牟田周平選手の二人の走りと好成績に期待が高まっている。
CUSCO RACING
炭山 裕矢 選手 =Yuya SUMIYAMA=
1976年・愛知県出身。
ダートトライアル界のトップドライバーとして知られる炭山義昭選手を父にもち、自らも1996年にダートトライアルからモータースポーツ活動を本格的に開始。幾多の勝利をおさめた後、キャロッセの創業者である加勢裕二氏の勧めもあって2002年からラリーに活動の場を移す。
全日本ラリー選手権やAPRCにキャロッセの社員ドライバーとして参戦、アフターパーツ開発という責務も担いながら好成績をおさめてきた。
2010年と2012年にはアジア・カップを制している。
CUSCO RACING
牟田 周平 選手 =Syuhei MUTA=
1985年・福岡県出身。
高校一年生でレーシングカートを始めてモータースポーツの世界に入る。父親がラリーをやっていたことと、草レース仲間のアドバイスもあって、活動の中心はラリーになっていった。
新井敏弘選手の若手育成プログラムで2009年の最終戦で全日本ラリー選手権デビュー。翌'10年は5戦に出場して最高位は7位。
2011年にはキャロッセに移り、プロトン・サトリアネオでJN3クラスを戦う。注目のマシンを駆ってシリーズチャンピオンに輝いた。