■ロブ(ロバート)・ハフ 選手 (Chevrolet)
単独シリーズリーダーに立ったロブ(ロバート)・ハフ選手は、2005年のWTCC発足初年度からシボレー一筋にステアリングを握り続けてきたドライバーだ。
常に3人体制で参戦を続けてきたシボレー、ラセッティから現在のクルーズにマシンが替わっても、その体制に変化は無かった。そんな中でチームの中では最も若手として成長を続けてきたハフ選手。31歳となった今年は、アグレッシブなドライビングに高度なテクニックも織りまぜた、巧みなレース展開が光っている。
シリーズ後半にきて尻上がりに調子を上げており、上海国際ラウンドを終えて大きなリードを築いて最終戦に臨む運びとなったハフ選手。上海でのレース後、ランキング2番手となったアラン・メニュ選手からは敗北宣言とも取れるコメントも飛び出したが、シボレーのマニュファクチャラー参戦最後の年に、悲願の王座獲得に向けたマカオでの走りに注目が集まる。