レポートでも触れたように今回のアラン・メニュ選手は、フランス語圏で人気の漫画「ミシェル・ヴァイヨン」とタイアップ。この漫画は、タイトルと同名の主人公がF1をはじめとした様々なモータースポーツに挑戦するストーリーで、1957年の発表。これまでにテレビでの放映や映画化もされており、根強い人気を誇っている作品だ。
今回はメニュ選手がミシェル・ヴァイヨンに扮し、レーシングスーツやヘルメット、さらにはトランスポーターのカラーリングまでもが、作品と同じにされた。マシンのシボレー・クルーズも、カラーリングのみならず前後を若干カラーリングでモディファイして作品に登場する雰囲気を再現。シボレーのエリック・ネーヴ監督も作品中で監督をつとめるアンリ・ヴァイヨンになりきっていた。
第2レースでは見事な優勝を飾った"ヴァイヨン選手"だが、その戦いぶりを見守っていた原作者の息子であるフィリップ・グラトン氏は、
「今日ここで目にしたことは、ミシェル・ヴァイヨンの勝利も含め、まるで夢のようだ。こんな最高のハッピーエンドになるとは思いもよらなかった。このプロジェクトを実現してくれたシボレーとユーロスポーツに感謝したい。もちろん、文句なしのミシェル・ヴァイヨンを演じてくれたアラン・メニュにはお礼の言葉もない。本当に素晴らしい一日だった」
と喜びを語っている。