■ジェームス・トンプソン 選手 (LADA Sport)
2008年のイタリア、イモラ戦でJASモータースポーツのホンダ・アコードを駆り、ホンダ車のWTCC初勝利を実現したことも記憶に新しいジェームス・トンプソン選手。
髭と長髪のワイルドな風貌から女性ファンも多いトンプソン選手は、1974年生まれのイギリス人ドライバー。
1992年のイギリス・フォーミュラ・ボグゾール・ジュニア選手権を皮切りにレースキャリアをスタート、1994年から2004年まで毎年BTCC(イギリス・ツーリングカー選手権)を主戦場として活躍し、2002年と2004年にはともにボグゾール・アストラでチャンピオンを獲得している。
WTCCには発足初年度からアルファ・ロメオ156で参戦、その後はセアト・レオンやホンダ・アコードをドライブして、2009年にはマニュファクチャラー参戦を果たしたラーダのステアリングを握った。
2009年はラーダ・プリオラを駆って日本にも参戦したトンプソン選手。2012年、WTCCの舞台に帰って来たラーダは最新モデルのグランタ・スポーツを投入。残念ながらデビュー戦のハンガリーは第1レースでエンジンのオーバーヒート、第2レースはクラッシュによって結果を残すことが出来なかったが、このあとはポルトガル戦にも参戦予定なので、その走りに注目したい。