■ノルベルト・ミケリス 選手 (Zengo Motorsport)
2010年にWTCC初参戦を果たしたノルベルト・ミケリス選手は、同年の最終戦・マカオの第2レースで優勝を飾り、ルーキー・チャレンジに輝いたハンガリー人ドライバーだ。
2006年のハンガリーで開催されているスズキ・スイフトカップでチャンピオンを獲得すると、翌2007年には同じくハンガリーのルノー・クリオカップも制して頭角を現してきた。
2009年にはセアオ・レオンのユーロカップで5勝を挙げるとともに、FIAユーロピアン・ツーリングカーカップやハンガリーのセアト・レオンカップ、スペインのセアト・レオン・スーパーコパにも参戦して経験値を大きく高めた。
そして2010年からWTCCへと戦いの場を移したミケリス選手。この年を含めてセアト・レオンをドライブする機会が多かったが、2011年からはチームは変わらないもののマシンはBMW
320TCへとスイッチされた。駆動方式がFR(後輪駆動)となったわけだが、同年の地元・ハンガリー戦では堂々の総合2位を獲得して大観衆の喝采を浴びた。
1984年8月生まれの27歳、今年もオレンジ&ブラックという印象的なカラーリングのBMWを駆るミケリス選手、初のYOKOHAMAトロフィー獲得に向けてますますの躍進が期待されている。