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JGC Round 8
開催日
2012年9月16日
開催場所
モビリティおおむた (福岡県)
天 候
雨 時々 曇り
路 面
ウェット
参加台数
120台
(ヨコハマタイヤ装着車 37台)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)  >> Detail (カテゴリー紹介)
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全9戦中7戦を消化した2012年の全日本ジムカーナ選手権。第8戦となる今回は、その舞台を福岡県大牟田市にあるモビリティおおむたに移して開催された。
非常に大きな勢力の大型の台風16号が有明湾を通り抜けるという天気予報の中、いつ雨が降り出すのか? それとも止むのか? 天気予報に左右されながらタイヤをチョイスしなければならない難しい戦いとなった。

小雨の中、モビリティおおむたに集まった120台の競技車両。慣熟歩行が終わり開会式へと、スタート前に行われるプログラムが順調にこなされてゆく。この頃までは、空から雨粒が落ちてくることはなかった。
しかしマーシャルカーがスタートする頃からポツリポツリと雨が降り始め、みるみる大きな雨粒が断続的に降ってきた。あっという間に土砂降りのウェット路面となり、コースのあちこちに水たまりができ、路面は完全なヘビーウェットコンディションになった。
ところが、台風の接近もあってか、全クラスの1本目が終了する頃には小雨になり、路面はみるみる乾き始め、仕切り直しとなる2本目はハーフウェット状態でスタートした。

めまぐるしく変わる路面状態の中でスタートしたPN3クラス。今回は優勝候補の大本命と見られていた岡野博史選手だったが、攻め込んだ走りでなんと1本目に4輪脱輪、2本目ではパイロンタッチをしてしまう。
そんな中、2本ともトップタイムを叩き出した新井範正選手がジムカーナ歴12年目にして、うれしい全日本初優勝を飾った。

一方、チャンピオン争いも終盤を迎えたN1クラスでは、平田裕三選手が1本目でベストタイムをマークするも、2本目で先に出走するライバルがこれを上回るタイムをマーク。しかしディフェンディングチャンピオンの貫祿を見せて2本目でライバルを上回るタイムを叩き出して、堂々の逆転優勝。シリーズトータルで100ポイントをゲットして2年連続のチャンピオンを確定させた。

SA1クラスでは、多くの選手たちが台風に翻弄されてタイヤチョイスに迷う中、斉藤邦夫選手の戦略が注目を集めた。昨年のモビリティおおむたで行われた大会でも大雨の後の2本目がドライに転じたことを教訓に、2本目でのコンディション好転を見越して1本目は不出走としてタイヤを温存。
この賭けがあたり、フレッシュタイヤのメリットでシリーズ2位のドライバーよりも上の3位に入り、最終戦を待たずにチャンピオンを確定させた。

「現在のポイント獲得状況とクルマの速さを比較すると、イオックスアローザでの最終戦までもつれたら勝ち目がないというのも分かっていました。今回はなんとしても上位に入らなければならないということもあって、バクチに近いかたちで1本目不出走を決めました。結果は3位でしたが、ライバルより上位に入れたのでチャンピオンを確定できました。これでイオックスは心置きなく攻められますね」と。

SA2クラスの柴田優作選手は、今回も速さを見せてシーズン7勝目を挙げた。また、若杉将司選手が2位で続いてヨコハマタイヤ装着選手がワン・ツーを飾る。
Dクラスで全勝中の小林キュウテン選手は苦しみながらも7連勝(第4戦は不成立)。最終戦ではN3クラスの小林辰朗選手とSA3クラスの天満清選手がチャンピオン決定をかけて、イオックスアローザのコースに挑む。
 
Driver's Voice
新井範正選手
 【今回の成績 : PN3クラス 優勝】
ジムカーナ歴は12年で、全日本初優勝です(笑)。
昨日から会場に入ったので、4本しか走行時間がなくて……。基本に忠実に走行することを心がけました。正直、コースのことは何も分からないので、アルファ代表の中村(誠司)さんと岡野(博史)さんの言うことをできるだけ忠実に丁寧に実行するようにしたら結果がついてきました。
あまり冒険をしたり、気負っちゃったりすると今日は結果が出ないことが多かったみたいですね。気負わずチャレンジャーの心構えで走れたのが良かったみたいですね。
新井大輔 選手
 【今回の成績 : N1クラス 優勝】
今シーズンは追いかけられる立場を意識して戦ってきましたが、正直、苦しかったですね。でも苦しかっただけに、昨年のチャンピオンよりも喜びは大きいのではないかと思います。
1回勝ったくらいではまわりから認めてもらえないので、2年連続チャンピオンは本当にうれしいです。来年はPN1クラスに参加しようかなと考えています。
斉藤邦夫 選手
 【今回の成績 : SA1クラス 3位】
昨年は大雨が降った後の2本目でドライになるという状況だったため、2本目にユーズドのウェットタイヤでドライ路面を走るという戦いになってしまいました。今年はその教訓を活かして1本目不出走という作戦を採りました。最後までタイヤ選択を待ちたかったということと、攻撃性の強い路面に対してフレッシュタイヤで走りたいという理由がありました。
正直、そこまでしなければ勝てない争いになってきているというのも事実ですよね。お客さんの前で2本キッチリと自分の走りを見てもらうというのはもちろんです。けれど、シリーズチャンピオンがかかっているこの状況で、1点でも多くのポイントを稼ぎたいというのも事実です。それに次戦のイオックアローザでの最終戦ですが、ここは圧倒的にCR-Xが速いので今回絶対にライバルに負けられないという理由もありました。
SA1クラスの戦いは、ただ一生懸命走っていますというだけでは勝てない戦いになってきましたね。
柴田優作 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 優勝】
昨日までの完全ドライから雨になってしまいましたが、ここは特殊な路面なので、乾いたらADVAN A050のG/Sコンパウンドを履きたいし、濡れたらG/2Sコンパウンドでいくつもりでいました。
1本目は土砂降りだったのですが、2本目に雨が上がることは少しは予想できていました。タイヤチョイスは悩みましたが、ライバルたちも同じことで悩んでいるはずだと思ってG/2Sをチョイスしました。結果的には2本目はハーフウェットで、ほぼ思い通りに走ることができました。タイヤチョイスに関しては、間違いもなく不安なく走れました。難しい状況の中、ほんのちょっとのミスで終わってしまうと思っていましたから、集中して走れましたね。予想外だったのは路面の変化で、一昔前のガリガリという引っかかりの多い状況から角が取れてウェットが大分滑るようになったことですね。
これで今シーズン7勝目を挙げられましたが、追われているという意識の中で勝つことができました。今までとは違う戦いができているのではないかと思いますね。
小林キュウテン 選手
 【今回の成績 : Dクラス 優勝】
実は、このイベントは当初は不参加も考えました。もちろん仕事を言い訳にするつもりはないですが、中間管理職になってきて手を抜く訳にはいかない。この歳になっても仕事とジムカーナの両立をしっかりしないといけないなというのを今回は強く感じましたね。
初走行となる公開練習では、コースアウトで結果が残らないなど様々なトラブルを抱えてしまいました。知らない人から見たら、ただのヘタクソにしか見えなかったかもしれませんが、必死でしたね。昨年のウェット走行でのデータしかなかったので、そこからスタートしましたが大変でした。
今回はドライで村上仁選手が速いのが分かっていたので、決勝が雨になったのはラッキーでしたね。ここまで少ない走行本数で優勝というリザルトを残せたのは初めてです。
初めてワークス勢の隼に勝ったのも、崖っぷちからの連勝でチャンピオンを獲得したのも、おおむたからです。ここには思い出がいっぱい詰まっていますから、やはり今年もなんとしても走りたかったんです。
 
FEATURED DRIVER
■SA2クラス:佐々木 裕 選手

今回のフューチャードライバーである佐々木裕選手はジムカーナ歴21年!
佐々木選手といえばEK9シビックで全日本ジムカーナに参戦するドライバーとして記憶している人も多いだろう。九州を拠点とするジムカーナショップAS SASAKIの代表として、近場で開催される全日本にスポット参戦。今も変わらない速さを見せている。

「今のジムカーナは、若い人が始めようと思ってもなかなか手を出せないことが多くなっちゃいましたよね。ショップではモータースポーツを始めてみたいとか、コースを走ってみたい。クルマを趣味にして遊ぼうよという人を中心に『G組』というイベントを開催しています。これは今の若い子たちがクルマに興味をもってくれないと、自分たちが一所懸命やってきたジムカーナの世界なんて簡単になくなってしまうかもしれないという危機感からはじめました。

ジムカーナは2本しか走行できないから、人によってどう使うかというのが面白いよね。それと、どんな精神状態でいられるかとか、結果も含めて分からないところがあるのが楽しいね。レースだと、どのチームに所属してどんなクルマに乗れるのか、ということでほとんどのことが見えちゃうからね」

後進の育成も含めて始めた『G組』。こちらも全日本に参戦する藤本泰則選手やスポンサーをはじめ多くの人たちから支援を受けて開催されている。興味のある人はAS SASAKIのウェブサイト(http://www.as-sasaki.com/)を覗いてみてほしい。
 
TECHNICAL INFORMATION
今回のイベントでは、選手から路面状況が変化したとのコメントが寄せられた。モビリティおおむたのコースといえばタイヤへの攻撃性が強い路面という印象が強く、粒経が大きくとがった骨材による舗装がなされているという特徴がある。
ただ、路面の状況をつぶさに確認してゆくと、舗装も荒れており、元来グリップには無かったと思われる。レコードラインとそこを外した間にギャップやワダチなど荒れた要素が入り込んでいた。そのギャップなどでクルマがはねたりして、タイヤの接地面積が減ってしまったのではないかと考えられる。この場合、一番トラクションがかかりやすいラインを選んで走るようにすれば、タイムが出しやすくなる。

難しいコンディションとなった一戦だが、結果的にADVAN NEOVA、ADVAN A050のG/2SコンパウンドとG/Sコンパウンド、そしてSLICK(Wet)の全てのジャンルで活躍を果たし、混戦が続くシリーズの中でSA1、N1の2クラスを加えた4つのクラスでチャンピオンを決めているヨコハマタイヤの強さが改めて実証された。
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