■SA1クラス:大原 史行 選手
昨年からSA1クラスに参戦しているのが、シビックを操る大原史行選手だ。
ジムカーナ歴が18年というベテランだが、現在は東京の浅草に住みながらJMRC千葉ジムカーナ部会の副部会長を務め、千葉県ではジムカーナのメッカとして知られている浅間台スポーツランドでアナウンスを担当していることでもおなじみのドライバーだ。
「本業は普通のサラリーマンですよ(笑)。最初は叔父がラリーのナビゲーターをやっていて、僕が何かモータースポーツをやりたいと言ったら手軽に始められるジムカーナを薦めてくれたんです」。大原選手は、一昨年まで関東ジムカーナ選手権にDC2インテグラで出場し、SA2クラスのシリーズ2位を獲得している。しかし、インテグラで全日本のSA2クラスに参加するのはかなり厳しいと感じ、昨年からEK9シビックに乗り換え、全日本戦以外にも東北の地方選手権にも出場している。
「地方選手権では昨年の最高位が6位で、シリーズポイントもSA1クラス6位でしたけど、ADVAN
A050を使うようになってから成績を残せるようになりました」と、大原選手。自分の走りにもマッチしているという。
「ジムカーナは色々な肩書きの人が集まりますが、会場ではそんなことを関係なく付き合えるじゃないですか。ガチで勝負もできますしね。そういうのが楽しいですね」
ジムカーナはたった2本のタイムアタックで成績を出さなければいけないのが難しいし面白いという大原選手。
JMRC千葉のジムカーナ部会副部長を務めたり、アナウンスを担当しているというのも、ジムカーナを盛り上げたいという一心でやっていることだ。そんな大原選手が、今後も楽しくジムカーナを続けられるよう、さらなる活性化に期待したい。