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Japanese F3 Round 11&12&13
開催日
2012年9月22日-23日
開催場所
スポーツランドSUGO(宮城県)
天候/路面
第11戦 : 晴れ/ドライ
第12戦 : 雨/ウェット
第13戦 : 雨/ウェット
決勝周回数
第11戦 : 18周
第12戦 : 25周
第13戦 : 25周
(1Lap = 3.704km)
参加台数
14台
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全日本F3選手権の第6ラウンドは、今季最初で最後の3連戦としてスポーツランドSUGOを舞台に9月22日から23日にかけて開催された。今では東北で唯一行われるF3レースとなってしまったが、アップダウンに富んだテクニカルレイアウトは、腕を競えるコースとしてドライバーには好評。2本の直線を挟んで、低速から高速までコーナーがバランス良く配されており、非常に走り応えがあるからだという。

しかしながら、レースを楽しんでばかりもいられない。残るレースもあとわずかとなり、平川亮選手がすでにタイトルに王手をかけている。また、ライバルたちにとっては、その平川選手に抗うことで評価を高めようと、リスク承知の勝負に討って出てくることは必至だった。

タイトルに王手をかけている平川選手は、2位の野尻智紀選手に57ポイント、3位の中山雄一選手に58ポイントもの差をつけている。ということは土曜日に2回行われる予選、いずれか1レースでもポールポジションを奪えば、決勝を前にしてチャンピオンが決定する。レースに余裕を持って挑むため、さらに言えばいち早く凱旋レースとするためにも、早々と決めておきたいところ。

金曜日の練習走行では、絶えず雨が降り続いていた午前中のセッションで、中山雄一選手、リチャード・ブラッドレー選手に続く3番手だった平川選手。しかし、午後のセッションでは雨もやんで徐々に路面も乾き、後半にはスリックタイヤを履けるまでにコンディションが回復したにもかかわらず、山内英輝選手、ラファエル・スズキ選手に続く、またもや3番手に甘んじてしまう。

土曜日に行われた予選でも平川選手の苦悩は続く。
ようやく完全なドライコンディションで走れたものの、第11戦、第12戦ともに1分16秒を切ることができずに5番手留まり。逆に好調だったのは中山選手で、第11戦では1分15秒821をマークし、第12戦では15秒473にまで短縮を果たし、2戦ともにポールポジションを獲得したのだ。
2番手にはともにブラッドレー選手がつけて、トムス勢が久々にフロントローを独占。その結果、中山選手は首の皮一枚とはいえ、まだタイトル獲得の権利を残したものの、もうひとりの候補だった野尻智紀選手は4番手、6番手に留まったこともあり、権利を喪失してしまう。
Nクラスでも2戦ともに佐々木大樹選手がトップ。第11戦では総合で6番手、そして第12戦では総合4番手と大健闘を見せた。2番手は第11戦が平峰一貴選手で、第12戦は勝田貴元選手。平峰選手は3番手に甘んじている。


予選終了から4時間あまり。第11戦の決勝レースが行われ、好スタートを切ったのはポールシッターの中山選手だった。これにブラッドレー選手、山内選手、野尻選手が続き、5番手には7番手からジャンプアップのラファエル・スズキ選手がつけたのに対し、平川選手はひとつ順位を落としてしまう。

オープニングラップからしばらくはブラッドレー選手を背後に置いた中山選手だったが、4周目に差が1秒に達すると、そこから徐々に差を広げるように。プレッシャーを感じることなく逃げ切りを果たし、併せてファステストラップも記録する。
一方、平川選手はポジションをキープできればチャンピオン決定なったものの、スズキ選手を追いかける最中の16周目、SPコーナーインでスピンを喫してコースアウト。無念のリタイアを喫して決定を先延ばしに。2位にはブラッドレー選手が、そして3位は山内選手が獲得している。

Nクラスではスタートでトップをキープした佐々木選手が、徐々に平峰選手を引き離していくとともに、クラスの異なるスズキ選手、平川選手をも追い回す勢いを見せた。もちろん、佐々木選手は逃げ切りを果たし、なおかつ前述の平川選手のリタイア、野尻選手の交代もあって、総合でも5位でフィニッシュした。平峰選手に続く3位はギャリー・トンプソン選手が獲得。


天気に恵まれた土曜日から一転、日曜日は朝から灰色の雲がサーキットを覆い、いつ雨が降り出してもおかしくない状況となっていた。早朝7時半から始まる第12戦スタート進行の段階では、ドライコンディションは保たれていたため、全車がドライタイヤを装着してグリッドに並んだ。
ポールシッターの中山選手、ブラッドレー選手、フロントローに並んだふたりが好スタートを切ったのに対し、出遅れてしまったのが4番手だった佐々木選手。スタートで平川選手はひとつポジションを上げ、さらに3コーナーで山内選手を抜いて3番手に上がり、王座決定のお膳立てを整えることとなった。

序盤こそ山内選手がぴたりと食らいついて、プレッシャーをかけられていた平川選手だったものの、中盤に差し掛かって雨がついに降り始めると、これを恵みとプッシュをかけて徐々に引き離していくことに。終盤にはブラッドレー選手にも迫ったものの、逆転するまでには至らず、3位でのフィニッシュとなったが、ようやくポイントを獲得してチャンピオンを決めることとなった。
そして優勝はもちろん中山選手。一度も後方からプレッシャーを受けることなく走り続け、最後は13秒差での圧勝となった。
Nクラスでも佐々木選手が連勝。終盤には勝田選手が差を詰めてきたものの、こちらもプレッシャーを感じるまでには至らなかった。3位は平峰選手が獲得している。


3連戦のラストとなる第13戦は、12時40分からのスタート進行に。なお、このレースのグリッドは第11戦の結果によって決定するため、リタイアした平川選手は最後尾からのスタートに。
チャンピオンとなって最初のレースを堂々たるポジションからスタートできないものの、路面はすっかり雨に濡らされ、とてもレインタイヤでは走れぬ状況ではなかった。プレッシャーから解放され「気楽に走ります」と語っていた平川選手のオーバ―テイクショーに期待がかかることともなっていた。

そしてポールシッターは、もちろん中山選手。これに続いたのはブラッドレー選手、山内選手、スズキ選手。さらにその後方にはNクラスの佐々木選手、平峰選手、トンプソン選手が並んでいた。この中で一番のスタートを切ったのは山内選手で、中山選手にも1コーナーで並びかけたほど。しかしながら、逆転するまでには至らず、中山選手がトップで1コーナーをクリアしていく。

その直後に、まさかの光景が。
佐々木選手が野尻選手と接触して姿勢を乱し、脇をすり抜けていった平峰選手のサイドポンツーンがフロントウィングをかすめた後、コースアウトしていたのだ。そして、このアクシデントにも乗じて平川選手は、オープニングラップだけで9番手に浮上した。

中山選手、山内選手、スズキ選手がそれぞれ単独で周回を重ねていく中、スタートで順位を4番手に落としていたブラッドレー選手が、雨に足を取られて8周目の最終コーナーでクラッシュ。また、この周、自らも1台を抜いていた平川選手は7番手に上がり、さらなるポジションアップに期待がかかった。そして、13周目のSPコーナーインでトンプソン選手をかわしにいったものの、なんと痛恨のスピン。何ともほろ苦い幕切れとしてしまう。

Nクラスではその頃、壮絶なバトルが繰り広げられており、平峰選手が必死に勝田選手を抑えていたものの、バックマーカーに行手を阻まれて最終コーナーで挙動を乱してしまう。これを勝田選手は見逃さず、21周目の1コーナーでようやく前に出ることに成功。その後は逃げ切って、勝田選手が嬉しい初優勝を飾ることとなった。3位はマシュー・ホーソン選手が獲得した。
そして総合優勝は、最後までまったく危なげのない走りを見せた中山選手が奪い、SUGOでの3連戦をポイントフルマークで終えることとなった。続く2位は山内選手、3位はスズキ選手という顔ぶれが表彰台を飾った。。
 
Driver's Voice
中山雄一 選手
 【今回の成績 : 第11戦 優勝 / 第12戦 優勝 / 第13戦 優勝】
今回は走り始めからクルマはすごく調子が良くて、特に大きく直すことなく、どんなコンディションでも速く走ることができました。最高のクルマを用意してくれたチームに、すごく感謝しています。
最初の2レースはスタートも決まったし、第13戦だけはちょっとホイールスピンさせ過ぎて、山内選手に迫られはしましたが、追いつかれるまでには至らず、トップでクリアできてからは他のレースと同じようにペースも良かったんで、後ろを引き離して楽しんでレースすることができました。富士の最終ラウンドでも連勝を狙います。
佐々木大樹 選手
 【今回の成績 : 第11戦 5位(Nクラス 優勝) / 第12戦 6位(Nクラス 優勝) / 第13戦 9位(Nクラス 5位)】
第11戦のスタートはそれほど良くなかったんですが、抜かれるまでではなくて。逆に第12戦ではいいスタートが切れたので、そのまま1コーナーにトップで入ることができて、その後は2戦とも後ろを気にせず、集中して走ることを心掛けていました。第12戦は途中から雨が降り出してきて、飛び出しているクルマもあったんで注意して走らなくてはならなかったんですが、走りきれれば大丈夫だと。
第13戦もクラストップからスタートできるので、それを生かして3連勝といきたかったんですが……。残念な結果に終わってしまいました。
勝田貴元 選手
 【今回の成績 : 第11戦 8位(Nクラス 4位) / 第12戦 7位(Nクラス 2位) / 第13戦 4位(Nクラス 優勝)】
今まで全然トップ争いができなかったのですが、第12戦でようやく佐々木選手に追いつけるところまで来られて、第13戦では優勝まで飾ることができました!
金曜日の練習では雨の中、すごく調子が良かったんで僕的には余裕もあって、自信を持って(第13戦に)挑めていました。スタート直後に佐々木選手がいなくなって、その後は平峰選手と争っていたんですが、途中から雨が強くなったんで、コースに留まることに集中していました。しばらくすると平峰選手が最終コーナーで姿勢を乱したので、うまく合わせて1コーナーで少々強引でしたが、前に出ることができたんです。
この優勝はチームやTRDの協力、先輩方からいただいたアドバイスのおかげだと思っています!
 
FEATURED DRIVER
■18歳6ヶ月の若き全日本チャンピオンが誕生!
 "勝つこと"を追い求める挑戦は、まだまだ続く! - 平川 亮 選手


開幕ラウンドでデビューウィンを飾ったばかりか連勝も果たし、このコーナーで取り上げた平川亮選手。だが、最終ラウンドを待たずしてチャンピオンを決めたからには、再び登場してもらわねばなるまい。しかしながら、その決定には産みの苦しみを味わうことになった。

すでにPCCJやF4で経験はしているSUGOながら、F3では初レースとなることもあって、事前にテストを行っていた平川選手。
ところが、その時にターゲットとしていたタイムをライバルが上回っていたことから、プログラムにひずみが生じてしまう。一戦でもポールポジションを獲得し、なおかつもう一戦を野尻選手、中山選手以外のドライバーが奪っていたなら、その時点で決定となっていたが、先にも触れたとおり二戦とも5番手に甘んじてしまう。

あと1ポイントでいい、そんな思いがプレッシャーとなったかは定かではない。しかし、第11戦は5番手を走行しながら、さらに順位を上げようという思いが裏目に出てスピンを喫し、無念のリタイア。第12戦を3位でゴールし、何とかタイトルを決めたものの、その表情に笑顔はなかった。

それだけに「まだ一戦残っていることもあって、実感は沸きませんね」と語っていた平川選手。
ただ、「次のレースは気楽に走りたい」と語っていたもの。最後尾からの追い上げとなった第13戦では早々と順位を上げてきたものの、やはりさらに順位を……という思いが裏目に出て、またもやスピンでリタイアを喫している

18歳と6ヶ月で全日本レースで王座獲得は、今後も破られないであろう新記録ながら、そういった記録は平川選手にとって単なる副産物でしかないようだ。勝つことだけが望むこと。それは間違いない。幸い、レースはまだ二戦残されている。ここですっきり勝てれば、必ず笑顔を見せてくれるはずだ。
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