■フィニッシュ直後は気づいていなかったF3での初表彰台、
再びのポディウムを目指しての快走に期待! - 小泉洋史選手
第6戦でNクラスの3位という結果を得て、F3では初めての表彰台に上がった小泉洋史選手。今年が4シーズン目のチャレンジながら、これまではスポットでの参戦だった。
だが、今年はフル参戦に改めるとともに、それまで併せて参戦していたSUPER GTの方は活動を休止。その理由は「ひとりで戦うF3で、より言い訳のできない環境を作るため」だという。
その思いを叶えるため、このオフには入念にテストを行い、「良いドライバーが乗れば、毎回ポール・トゥ・ウィンができちゃう」ほどセッティングが進められたという。
表彰台の高みから眺める風景は「富士では初めてだったので、すごく気持ち良かったです」と小泉選手。第5戦はオーバ―ステアに苦しんだものの、第6戦には完璧に修正され、「最後までプッシュできたのが良かった」とも。ラスト2周はギャリー・トンプソン選手が急接近、「分かっていたけど、なんとか守り切れたらと思っていました。どうやら最終ラップのプリウスコーナーで、僕に近づき過ぎたのか、オーバーランしたのでなんとか逃げ切れました」と、執念がしっかり結果に結びつくこととなった。
しかしながら、ゴールの瞬間は「実は4位だと思っていたんです」と表彰台獲得には気づいていなかったとか。「メカニックに3位と言われて、ようやく! 正直に大変嬉しかったです」と小泉選手は語る。
「今シーズン、表彰台に上がれたらな、という漠然とした目標があったんですが、一度果たせたからにはもう一度上がれるといいですね! ただただ単純にレースが好きなので、これからも一層頑張りたいと思います」と小泉選手。もう一度ならず、これからは表彰台の常連となることを期待したい。