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  ひとつ前にもどる  
SUPER GT Round 8
開催日
2012年10月27日-28日
開催場所
ツインリンクもてぎ (栃木県)
天 候
路 面
ウェット
決勝周回数
53周
(1Lap = 4,801m)
参加台数
38台
(ヨコハマタイヤ装着車 21台)
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3月から毎戦激闘を続けて来たSUPER GTもついに今季最終戦を迎えた。全長4,801m、ブレーキやタイヤに厳しいことで知られるテクニカルなツインリンクもてぎは、オーバーテイクが難しいコースながら過去最終戦の舞台として数々の名勝負を支えて来た。

気温20℃、路面温度30℃前後と、比較的安定したコンディションとなった土曜の公式予選はノックアウト方式で行われたが、GT500のQ1ではなんと「D'station ADVAN GT-R」が、安田裕信選手のアタックを前に駆動系のトラブルが発生。不運にもQ1で敗退、最後尾スタートとなってしまう。しかし、その一方で「WedsSport ADVAN SC430」はQ1を荒聖治選手、Q2をアンドレ・クート選手がクリアし、Q3では再び荒選手がアタック。1分42秒159で6番手に食い込み3列目グリッドを獲得する。

GT300はQ1で「ENDLESS TAISAN 911」を駆る横溝直輝選手が、1分49秒549をマークしてトップに浮上。続いてQ2に挑んだ峰尾恭輔選手は5番手ながら難なくQ3進出を果たす。そして、そのQ3で横溝選手が1分49秒090にまで短縮、これで決まりかと思われたが、最後の最後に「HANKOOK PORSCHE」の逆転を許し、2番手となってしまう。

また、3番手には「JLOCランボルギーニGT3」がつけ、4番手も「マネパ ランボルギーニGT3」が獲得。その一方で、ランキング2位とタイトルを射程に収めていた吉本大樹選手、星野一樹選手の「triple a vantage GT3」はエンジン補機のトラブルで予選を1周も走れず。残念ながら決勝で後方からのスタートを強いられることとなった。

決勝日のもてぎは、フリー走行終了直後に雨が降り始めてしまう。
気温15℃、路面温度18℃と肌寒いウエットコンディションの中、セーフティカー先導によるスタートとなり、午後2時にレースがスタート。2周の先導の後、いよいよ本格的な攻防が開始された。

ウォームアップではミディアム系のレインタイヤを試すも、「今ひとつグリップが得られなかった。それでソフト系のレインタイヤを履いてスタートすることにしたんだ。これが上手く行ってくれれば」とスタート前に語っていたアンドレ・クート選手の駆る「WedsSport ADVAN SC430」は、6番グリッドからスタートも序盤ウォームアップに手間取り9番手まで後退。
しかし、タイヤが温まるとADVANタイヤの本領を発揮し徐々にポジションを回復。6周目には6番手に復帰すると、7周目には5番手、8周目には4番手と快進撃を開始する。

ビヨン・ビルドハイム選手がスタートを担当した「D'station ADVAN GT-R」は、ミディアム系のレインタイヤを選択。ウォータースクリーンの中、序盤はポジションキープで周回を重ねて行くこととなった。

11周目の1コーナーで「MOTUL AUTECH GT-R」をオーバーテイクし、ついに3番手にまで躍進を遂げた「WedsSport ADVAN SC430」だが、そこから前を行く2番手の「S Road REITO MOLA GT-R」にプレッシャーを掛けるも、前戦で連覇を果たしたチャンピオンマシンは手強く、なかなか攻略出来ないままレースは中盤戦に突入。ライバル勢が耐え切れず早めのピットインを選択し始めた20周以降も、「WedsSport ADVAN SC430」を含めた上位陣はコース上で緊迫した攻防を演じる。

一方、序盤苦しんだものの、徐々にポジションを上げて6番手まで来ていた「D'station ADVAN GT-R」はレースの折り返しを過ぎた28周目にピットイン。今度はソフト系のレインタイヤに履き替え、ビルドハイム選手に代わって安田選手がステアリングを握ることに。

「S Road REITO MOLA GT-R」のピットインによって2番手に浮上していた「WedsSport ADVAN SC430」も34周目にピットインし、こちらは前半と同じソフト系のレインタイヤで荒聖治選手がピットアウト。他車がタイヤ無交換という戦略を採る中、タイヤ的には無交換も充分可能であったものの、敢えて後半の降雨の可能性を鑑み、坂東正敬監督曰く「攻めた戦略としてのタイヤ交換」を敢行。このため、冷えたタイヤでのコースインとなった荒選手は、温まったタイヤで走るライバル勢の先行を許し5番手に後退も、雨が強まることを信じて周回を続けることとなった。

しかし、残念ながら気まぐれな天候は「WedsSport ADVAN SC430」に味方せず、レース終盤に若干雨量が増えたものの、そこまでの雨量の少ない状況で前とのギャップを詰め切れなかった「WedsSport ADVAN SC430」は、そのまま5位でのチェッカーとなり、惜しくも最終戦での表彰台獲得はならず。

また、安田選手の「D'station ADVAN GT-R」は粘りの走行でラスト2周までポイント圏内の10番手を走行も、52周目に「カルソニック IMPUL GT-R」にかわされ、11番手でのフィニッシュとなった。

タイトル争いの最終決着に注目の集まったGT300の決勝では、セーフティカー先導後、改めて切られたスタートで「ENDLESS TAISAN 911」の横溝選手はポジションキープの2番手に留まったものの、トップを行く「HANKOOK PORSCHE」に食らいついて離れず。
背後には「JLOCランボルギーニGT3」の山西康司選手、「マネパ ランボルギーニGT3」の青木孝行選手を従えながら、ランキング首位の「HANKOOK PORSCHE」を追いかけて行った横溝選手は、早々と8周目には勝負をかけて、ヘアピンで見事トップに浮上。そのまま逃げの構えに出る。

また、9周目には後方から激しく追い上げてきた「triple a vantage GT3」の星野選手が、早くも8番手に。なおも勢い良く前のクルマを捕らえ続けて、3番手に上がった29周目に吉本選手と交代する。
この段階では、ペースの上がらない「HANKOOK PORSCHE」を既に抜き去っていただけに充分チャンピオン獲得の可能性が残されていたが、それから間もなく、「triple a Vantage GT3」にはピットロード速度違反に対するドライビングスルーペナルティが科せられて万事休す。それでも6番手に踏み留まれたのは、不幸中の幸いだった。

トップを走る「ENDLESS TAISAN 911」は33周目にピットイン。横溝選手から峰尾選手に交代し、タイヤは無交換でコースに送り出すが、既にドライバー交代を終え、やはりタイヤ無交換だった「JLOCランボルギーニGT3」の山内英輝選手、「マネパ ランボルギーニGT3」の織戸学選手の前に出ることにも成功する。
終盤には峰尾選手に山内選手が迫り、俄然トップ争いが緊張感に満ちるも、集中力を高めて峰尾選手は逆転を許さずそのまま逃げ切ってトップでチェッカーを受けることとなった。

峰尾選手にとっては、これがSUPER GTでの初優勝であるとともに、ランキング3位で臨んだ最終戦での大逆転チャンピオンをも決定することに。表彰台の中央で千葉泰常監督、そしてパートナーの横溝選手とともに、とびっきりの笑顔を見せていた。

2位でゴールしたのは「JLOCランボルギーニGT3」。今年はトラブル続きだったが、最後をしっかり締めることに成功。そして、3位は「マネパ ランボルギーニGT3」が獲得、織戸選手が「GSR初音ミクBMW」の谷口信輝選手と繰り広げた激しいバトルが、レースのハイライトのひとつともなっていた。
また、「triple a vantage GT3」はペナルティを挽回して5位に。前回のオートポリス戦を彷彿させるような「S Road NDDP GT-R」とのバトルの末に、ラスト5周での逆転を果たしている。
 
Driver's Voice
荒 聖治 選手
 【今回の成績 : GT500クラス 5位】
今回もアンドレ(・クート選手)が好スタートを切って、レース自体は表彰台を狙えるように出来ました。ウエイトがなくなった状態で、このような戦いが出来たことは本当に良かったと思います。ただ、後半雨が降って来るだろうということでタイヤを交換して行ったのですが、逆に雨が降らず、乾いた状況では少しきつかったですね。
去年はデビューイヤーで表彰台はあったものの、結果としてはあまりしっかりとしたものが残せなかったですし、運や状況に左右されての結果が多く、地力で勝ち獲っている感じではなかったと思いますが、今年後半に上位で安定して戦えるようになって来て、今回のようにノーウエイトの勝負でもしっかり戦えるような速さが出て来たのは、間違いなく実力だと僕は思います。
簡単には行きませんが、ヨコハマタイヤにもかなり頑張ってもらっていますし、シーズン後半に関してはしっかりとした性能が出るようなものに進化して来ている。まだまだやりたいことはたくさんありますが、僕らが上位で戦うための武器になって来ていますね。
アンドレ・クート 選手
 【今回の成績 : GT500クラス 5位】
僕のスティントはまずまずだったと思うよ。序盤の数周はタイヤのウォームアップに少し苦労してしまったけれど、タイヤがうまく機能し始めてからは徐々にポジションを回復して行くことが出来た。その結果、3番手まで浮上出来たということで、最終的にはヨコハマタイヤのパフォーマンスに非常に満足しているよ。
残念ながらタイヤ交換をするかしないか、という戦略の部分では上手く行かず、結果的に表彰台を逃すという代償を払うことになってしまったけれど、僕らのクルマには充分表彰台に値するスピードがあったし、5位という結果にも満足している。
今シーズン、岡山のようにペナルティーがなければトップ6に入れそうなレースを落とすなど、序盤は苦しい戦いもあったし、中盤戦にかけてはコンペティティブさが足りなかった。しかし、そこからは再び上位で戦えるようになり、今回ノーウエイトでも表彰台を争えた。これは僕たちとヨコハマタイヤのタイヤ開発、マシン開発の方向性が正しかったことの証明だと思っているよ。
安田裕信 選手
 【今回の成績 : GT500クラス 11位】
予選では残念ながらドライブシャフトにトラブルが出てしまって……。予選最後尾からでしたが、決勝が雨ということで思い切って挑んだのですが、ビヨン(・ビルドハイム選手)のスティントでは、硬めのタイヤでペース的には安定していたものの、あまりグリップが得られなかったので、僕のスティントでは柔らかい方のタイヤをチョイスしました。ところが、今度はグリップはするものの、ムービングが起こってしまって前に進まなくて。ちょっと不完全燃焼の週末になってしまいましたね。
今季は結果としては今ひとつに終わり、悩まされることの多かったシーズンでした。去年立てなかった表彰台には一度立てましたが、まだまだです。タイヤに関してはこれまで苦手だったサーキットが得意になったり、良い部分もたくさんありました。まだまだ頑張りたいですね。
ビヨン・ビルドハイム 選手
 【今回の成績 : GT500クラス 11位】
ちょっとうまくいかないレースになってしまったね。残念ながらスタートに選んだタイヤはグリップしなかった。序盤の数周、ウォームアップに時間が掛かることは想定していたけれど、温まって来てからも調子が上げられなかった。出来るだけのことはしたけれど、あまり前のマシンをプッシュすることも出来ずに終わってしまった。ヒロ(安田選手)も同じように苦戦してしまったね。
1年を振り返っても、残念ながら良いシーズンだったとは言えないね。ハイライトは鈴鹿1000kmだったと思うけれど、今思えばあのレースだけはタイヤを含めて勝ち負けを争えるパッケージだったと思うし、レースを楽しむことが出来た。
ただ、その前後のレースでは苦しかった。う〜ん、鈴鹿以外は忘れたいよ(笑)。
峰尾恭輔 選手
 【今回の成績 : GT300クラス 優勝】
横溝君が築いてくれたアドバンテージがあったので、僕としては楽なレースでした。ただ、最後の方でバックマーカーに邪魔されて、ランボルギーニに近づかれてしまいましたが、ポルシェの得意なトラクションを活かせる走りに切り替え、僕的には初優勝に向けて、集中力を高めたまま走り続けることが出来ました。プレッシャーはそこそこありましたが、変な緊張はなかったですね。
横溝直輝 選手
 【今回の成績 : GT300クラス 優勝】
レースがレインコンディションに変わってしまって、自分たちのパフォーマンスがどれだけあるのか心配じゃなかったわけではないんですが、チームとヨコハマタイヤのスタッフがドライバーのケアまでしっかりしてくれたし、マシンも完璧に仕上がっていたので、スタートしてからはむしろ自信を持って走れました。
レース序盤、「HANKOOK PORSCHE」が苦しそうなコーナーがあったのですが、相手は実力あるドライバーなのでワンチャンスに賭けるしかないと。8周目にあの場面が訪れて、うまくいきました。
山西康司 選手
 【今回の成績 : GT300クラス 2位】
まるで夢のようです。チームメイトと表彰台に一緒に上がるのは本当に難しいことなので。ベストを全員が尽くせたから、こういう結果になったのだと思います。
今回はトラブルにも見舞われずに済んで、本当に良かったです。終わりよければすべて良しで。あれ以上欲張るとリスクがありますからね。
織戸 学 選手
 【今回の成績 : GT300クラス 3位】
ペースが上がらなくてきつかったけれど、「GSR 初音ミク BMW」より、たまたま速くピットを出られたから、何とか抑えるしかないと。最後、谷口(信輝)選手のペースが落ちてきたから楽になったけれど、お互いきつかったね。速いところ、遅いところ違ったけれど面白かった。
アイツと直接バトルしたことはあまりなかったけれど、お互いよく知っているから、何の不安もなく。それに2位、3位になれたのはチームとしてすごく良かったですよね。
 
TOPICS
■最終戦で見事大逆転タイトルの 「ENDLESS TAISAN 911」
 名門でついに花開いた苦労人たち


「ここまで表彰台には3回も上がれたけれど、優勝はなかなかできず、つらいレースが続いていました」と峰尾恭輔選手は語っていたが、この最終戦の勝利でそんな思いはすっかり晴れたどころか、チャンピオン獲得の喜びに今はどっぷり浸っていることだろう。

Team TAISANは、今年GT300に挑むにあたり、久々に新車を導入。昨年に引き続き峰尾選手を起用するとともに、新たに横溝直輝選手を招き入れ、またエンドレスとのジョイントで、Team TAISAN ENDLESSとしての参戦となっていた。
名門同士が組むからには、絶対に負けることは許されない。そんな強い決意を抱き、チームもドライバーも挑み、岡山での開幕戦ではポルシェ911 GT 3Rが期待どおりのパフォーマンスを発揮して、いきなり2位入賞を果たす。

「次は優勝!」と目標を高く掲げるも、なかなか優勝に恵まれなかったのが、冒頭に挙げた言葉の由縁である。コンスタントな上位入賞によって、最終戦までチャンピオン獲得の権利を残してはいたが、ランキングは3位でトップとの差は9ポイント。たとえ優勝出来たとしても、ライバル2チームの成績次第という、難しい立場ではあった。

だが、峰尾選手、横溝選手ともに諦めることなく、「絶対に勝って決める」と信じて挑めたのは、チームが豊富なチャンピオン獲得経験を持ち、そういう気持ちの持たせ方にノウハウを保つからだ。

その大一番となった最終戦もてぎ。予選は2番手で、ポールはランキングトップの「HANKOOK PORSCHE」。
だが、「選んだタイヤは決勝に自信がある」と、横溝選手がきっぱり言い切ったように。決勝がウエットコンディションに転じ、レインタイヤを試せたのはレース前のウォームアップ、8分間のみ。それでも完璧なチョイスで対応し、ライバルチームを圧するマージンを得ることになった。

「あまりプレッシャーのようなものはなかったですね。勝つしかない。追う立場でしたから、かえって良かったのかもしれません。今まで優勝がなかったから、ただただ勝ちたかった。勝てばきっと結果もついてくると信じていましたから。僕のレース人生、今までいろいろ人に拾ってもらって育ててもらったので、こうやってチャンピオンになれて、ようやく恩返しが出来たと思います」と峰尾選手。
そして横溝選手も「去年はシートがなくて、ずっとテレビで見ていた光景の中にボクがいるのが、何か不思議な気分であると同時に、これまで応援してくれた皆さんにやっとお礼が言えます」とふたりが感謝を欠かさなかったのは、いかにここまでの苦労が大きかったかを意味しよう。

シリーズは終了したが、まだこの後にJAFグランプリが残っている。ひとりずつ走るスプリントレースで揃って優勝を飾ることが出来れば、より喜びは増すことだろう。その意味ではもうひと仕事残されてもいる。
 
ENGINEER VOICE
今回のもてぎに向けては事前テストの状況を踏まえてタイヤを持ち込んだのですが、予選はドライで戦ったものの、決勝だけがウエットとなり、難しい戦いとなったと思います。

GT500では、予選で「WedsSport ADVAN SC430」は安定した速さを見せてQ3に進出してくれました。「D'station ADVAN GT-R」に関しても、充分Q3に進めるパフォーマンスがあったと思いますが、駆動系のトラブルが発生してしまい残念でした。

決勝では「WedsSport ADVAN SC430」は今回持ち込んだ新構造のウエットタイヤを使い、良いパフォーマンスを発揮してくれたと思います。コーナリング中間部分以降のアンダーステア傾向がかなり改善されていたというドライバーの評価も得られました。
今回はフロント用のみでしたが、今後リヤにも新構造を投入していけば、さらにパフォーマンスが向上出来るのではないかと期待しています。ただ、オートポリス同様ウォームアップに時間が掛かったのは改善したいところですね。

「D'station ADVAN GT-R」に関しては、テストの過程で新構造でのマッチングがあまり良くなく、実績のあるものでのレースでしたが、後半の安田選手のスティントではムービングが多かったということで、そのあたりはまだ課題ではないかと。
ウエットに関してはなかなか安定したコンディションでの評価が難しいのですが、今後はそのあたり新構造でのしっかりとした評価をして行きたいですね。

GT300については予選でポールポジションを奪われてしまったのですが、決勝では「ENDLESS TAISAN 911」が良く頑張ってくれて、無事チャンピオンを獲得することが出来ました。また、ランボルギーニ勢2台もそろって表彰台と、良いレースになったと思います。
ただ、その一方で「triple a Vantage GT3」の予選でのトラブルがなければ、シリーズワン・ツーも可能だったと思いますし、その点では残念です。
GT300ではたくさんのユーザーを抱えているのですから、来年以降はもっとランキングでも上位を独占するような形にしていかなければと考えています。
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