スポーツランドSUGOはテクニカルな要素もありながら、全体的にハイスピードなキャラクターも持ち合わせるコースです。
このコースで勝敗を左右するポイントのひとつとしては、クラスを問わず最終コーナーからの脱出速度があるでしょう。最終ラップの最終コーナーで雌雄を決する場面も記憶には少なくありませんが、スティントの終盤までしっかりトラクションを掛け続けられるタイヤであることが、とても重要であると考えています。
今年は全体的に決勝を競い合うレース距離が従来に戻り、昨年比では長くなりました。しかし、よりレースは高速化している傾向にあり、特にGT500クラスでは予選順位の重要性が高まっていると感じています。その点では耐久性とピークグリップの高次元での両立が、従来以上に重要な課題になっていると考えています。
SUPER GTもSUGOで第4戦を迎え、シリーズ戦としては前半戦の締めくくりになります。
今シーズン、ここまででGT500クラスは厳しい戦いもありましたが、前戦のマレーシアでは2台揃ってSL(スーパーラップ)への進出を果たしており、トータルパッケージとしての戦闘力は高いと考えています。
ですから、SUGOからはしっかりポイントを稼いで行けるものと確信しています。
GT300クラスは毎戦勝者が入れ替わっている激戦模様ですが、中でもFIA GT3勢が強さを見せていますね。後半戦は更に上位入賞の入れ替わりが激しさを増し、獲得ポイントが分散して混戦になると予想しています。
もちろんヨコハマタイヤとしては前半戦と同様、多くのユーザーに表彰台を占めていただけるものと、こちらも確信しております。
■使用するタイヤサイズ
(GT500) 330/710R18、330/710R17
(GT300) 280/650R18、280/680R18、280/710R18、300/650R18、300/680R18、330/680R18、330/710R18、330/710R19