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SUPER GT Round 1
開催日
2012年3月31日-4月1日
開催場所
岡山国際サーキット(岡山県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
決勝周回数
82周
(1Lap = 3.703km)
参加台数
40台
(ヨコハマタイヤ装着車 24台)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)  >> Detail (カテゴリー紹介)
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長かったオフシーズンが終わり、ついに迎えた2012スーパーGTのシリーズ開幕戦。その舞台となったのはタイトなテクニカルコース、岡山国際サーキットだ。
路面のμが低く、タイヤに厳しいことでも知られる岡山国際だが、今年はレース距離が例年通り1レース300kmに戻ったことに加え、予選の規則が変わり、今回採用されたノックアウト方式の場合、Q1〜Q2を同じ1セットのドライタイヤで走らなければならない上、予選で最後にアタックしたときのタイヤでの決勝スタートが義務付けとなった(ウエットタイヤ使用の場合を除く)ため、いっそうタイヤにとって厳しい戦いが予想された。

そんな中、土曜に2時間行われた公式練習がウエットコンディションに。さらに天候が回復し、ドライコンディションでのアタックと思われていたGT500の予選、Q1直前に再び降雨があり、ウエット〜インター〜ドライと僅か15分のQ1セッションの合間に各陣営がタイヤ選択に苦慮した他、インターバルに雹が降るなど目まぐるしく変化する天候にパドックは翻弄されることとなった。

GT500のADVANユーザーである「WedsSport ADVAN SC430」は、新規加入のアンドレ・クート選手が波乱のQ1で終盤ドライタイヤを履き、2番時計でQ2進出を果たし、ユーズドタイヤでのアタックとなったQ2の荒聖治選手は惜しくも上位7台が駒を進めるQ3進出こそならなかったものの、1分24秒218をマークして予選8番手を獲得した。
同じく、「D'station ADVAN GT-R」はビヨン・ビルドハイム選手がQ1に臨んだが、セッション中に「3周目あたりのバックストレートエンドで、突然シフトダウンが出来なくなってしまった」と駆動系トラブルに見舞われ満足にアタック出来ぬまま、Q1敗退となり14番グリッドからの追い上げを強いられることに。

一方、GT300のポールポジションは峰尾恭輔選手と横溝直輝選手が新たにコンビを組んだ、「ENDLESS TAISAN 911」が獲得。激しく天候が変化する中、Q3では横溝選手が周を重ねるごとタイムを縮め、3周目には1分28秒975をマーク。レコードを更新してポールシッターとなった。
「路面も良くなかったので、良く出られたなという感じです。これもいいクルマを与えてくれたチーム、いいタイヤを準備してくれたADVANのおかげです」と横溝選手。
その他のADVANユーザーでは、エンジンパフォーマンスに優れるFIA GT3旋風が吹き荒れ、4番手に「JLOCランボルギーニGT3」、5番手に「マネパ ランボルギーニGT3」、そして連覇を狙う「GSR初音ミクBMW」が7番手に。その一方でJAF GTのニューカマーも健闘し、「apr HASEPRO PRIUS GT」が6番手、「SUBARU BRZ R&D SPORT」も8番手につけることとなった。

82周で争われる決勝は肌寒い風が吹くものの、気温10度、路面温度15度というドライコンディション。日曜の午後2時にローリングがスタートした。

GT500では8番手スタートの「WedsSport ADVAN SC430」は荒選手がファーストスティントを担当したが、スタート直後の混乱の中1周目は10番手に後退。一方「D'station ADVAN GT-R」はビルドハイム選手がスタートドライバーを務め、ポジションキープの14番手で1周目を終える。
コンマ数秒差の攻防を続けながら周回を重ねた「WedsSport ADVAN SC430」は、8周目に9番手、13周目には8番手と着実にポジションアップ。しかし、ペースの上がらない「ENEOS SUSTINA SC430」に行く手を阻まれ、なかなか思うような展開に持ち込めない。対して「D'station ADVAN GT-R」のビルドハイム選手は、1セットのタイヤで82周を走り切る「無交換作戦」を実現すべく、タイヤを労りペース配分をしながらの周回を続けるも、8周目に12位、15周目に11位と着実にポジションアップを果たして行く。

ところが好事魔多し。各陣営のルーティンピットが近づいた31周目、「WedsSport ADVAN SC430」を駆る荒選手は、ダブルヘアピンひとつ目の進入で前を行く「ENEOS SUSTINA SC430」に追突してスピンさせてしまう。
「前の6号車はタイヤが厳しくなっていたのか、ブレーキングが予想外に早くて……。急いでブレーキングしたが残念ながら避け切れなかった」と接触を悔やんだ荒選手だったが、このアクシデントにより「WedsSport ADVAN SC430」にはドライブスルーペナルティーが科せられてしまう。このため、ライバル陣営のピットインで38周目からトップに立っていた「WedsSport ADVAN SC430」は、41周目にペナルティーを消化。翌周再度ピットインしてタイヤ交換と給油を行いアンドレ・クート選手に後半スティントを託したが、一気に12番手あたりにまでドロップしてしまう。

代わってレースをリードした「D'station ADVAN GT-R」は、GT500最長の44周までビルドハイム選手がスティントを引っ張り、予定通りタイヤ無交換作戦を敢行。ピット作業を短縮したことより、代わった安田裕信選手は8番手とポイント圏内進出を果たす。
しかし、レース中に気温、路面温度が上昇したためか、安田選手はスティント中盤から思うようにペースが上げられず徐々にポジションダウン。惜しくも11位でのフィニッシュとなってしまった。

同じくクート選手の「WedsSport ADVAN SC430」も、上位陣と遜色のない好ペースで周回を続け68周目に「D'station ADVAN GT-R」を捕らえたものの、そこは黄旗区間に掛かっており10秒のペナルティーストップを受けてしまう。
「前に3〜4台のマシンが密集している状態で、僕からはまったく黄旗が振られているのは見えなかったんだ……」と語ったクート選手。
この結果、「WedsSport ADVAN SC430」は12位でのチェッカーとなり、残念ながら2台のADVAN勢は開幕戦をノーポイントで終えることとなってしまった。

一方GT300では、ADVAN勢がレースを盛り上げた。
ポールシッターの「ENDLESS TAISAN 911」の横溝選手がスタートから飛び出し、1周目だけでコンマ8秒のリードを獲得。後方からのプレッシャーを受けることなく、トップをキープし続け、なおかつ上位陣としては最も長い周回、41周を走破して峰尾選手にバトンを託す。トップのまま、しかも約10秒ものリードを手にしてレースを折り返すこととなった。
その後方では目まぐるしい順位変動があり、5周目には「マネパ ランボルギーニGT3」の織戸選手が、「JLOCランボルギーニGT3」の山内選手に追突されてしまい、大きく順位を落とす。山内選手もその行為に対してペナルティーが科せられて後退。また、7番手を走行していた「apr HASEPRO PRIUS GT」の新田選手も、メカニカルトラブルで9周目にストップ。モーターの力でピットに戻り、いったんはレース復帰を果たしたものの、エキゾーストの損傷によってリタイアに。

こうしたハプニングによって、4番手には「S Road NDDP GT-R」の関口雄飛選手が浮上。「S Road NDDP GT-R」は、38周目に千代勝正選手に交代後もそのままポジションを保つが、千代選手は47周目の最終コーナーでGT500車両と接触してコースアウト。いきなりの上位入賞の夢は断たれてしまった。
また、トップの峰尾選手にもピンチが訪れる。終盤に差し掛かり、2番手の「GAINER DIXCEL R8 LMS」が急接近。やがて激しい攻防が繰り広げられるようになるが、71周目に逆転を許して2番手となってしまう。

代わって観客の目を釘づけにしたのが、3番手を争う「GSR初音ミクBMW」の谷口選手だった。「HANKOOK PORSCHE」に襲いかかり、ラスト4周で逆転。見事デイフェンディングチャンピオンの意地を見せた。4位は最終ラップの逆転で「ART TASTE PORSCHE」が獲得している。
 
Driver's Voice
安田裕信 選手
 【今回の成績 : GT500クラス 11位】
急遽無交換作戦をしようということになったのですが、セカンドスティントでは寒いという予報に反して思っていた以上に路面温度が上昇していて、周囲のウォームアップが早かったために、結果として僕たちの無交換作戦のメリットがあまり無かったですね。
次の富士ではきっと、もっと良いレースが出来ると思います。
ビヨン・ビルドハイム 選手
 【今回の成績 : GT500クラス 11位】
タイヤの温まりに時間が掛かったので、スタートから慎重に行った。無交換作戦を狙いたい、ということだったので、僕のスティントでは出来るだけタイヤをセーブして走らなければならなかったんだ。
しかし、序盤速かった周囲のマシンたちのペースが落ち始めたことで4〜5台パスすることが出来たし、僕のスティントは上手く行ったと思うよ。
ただ、ヒロ(安田選手)に交代してから予想以上に条件の悪化でペースを上げることが出来ず、思ったように戦略が活きなかったのが残念だった。次の富士では今回のように予選でトラブルなどなければ、きっと良いレースが出来るんじゃないかな。
荒 聖治 選手
 【今回の成績 : GT500クラス 12位】
ちょっとスタートから苦戦してしまいましたね。序盤から6号車に前を抑えられてしまっていたので、何とか前に出たいとは思っていたのですが、そこで接触が起こってしまって。結果的にぶつけてしまったのは6号車に申し訳なく思いますが、なかなか思うようなペースで走れなかったことは事実ですね。
今回走ってみて、エンジンの速さだとか富士では武器になりそうな部分が見えたので、それを次戦でしっかり結果に繋げて行きたいですね。
アンドレ・クート 選手
 【今回の成績 : GT500クラス 12位】
クルマ自体はかなり良かったと思うよ。決勝中のペースも非常にコンスタントだったけれど、長丁場を走る上ではもう少しトラクションとリヤのグリップが欲しかったかな。
今週末はウエット、そしてそこから乾き始めたダンプコンディションではとてもコンペティティブだと感じた。次戦は富士だけれど、僕たちチームの力を合わせて良いレースをしたいね。
峰尾恭輔 選手
 【今回の成績 : GT300クラス 2位】
悔しいレースになっちゃいました。ロングランのテストができていなくて、どんな感じでタイヤが消耗していくのか不安材料ではあったんですが、横溝くんが半分まで頑張ってくれたんで、僕もこれに続こうと。タイヤをうまくコントロールして摩耗させないように走っていたんですが、アウディのペースは僕らより全然速かったです。
2位は悔しいですけれど、次の富士はポルシェと相性がいいので、この岡山で2位というのは、選手権を考えれば大きいはず。富士では絶対に優勝します!
横溝直輝 選手
 【今回の成績 : GT300クラス 2位】
すべて順調に来ていたんですが、途中バランス的に少し厳しくなってきて。でも、タイヤマネージメントがうまくできたおかげで復活してきたんで、11号車を離すことができました。
この結果は悔しいですけど、タイヤとクルマのポテンシャルは証明できたと思います。
谷口信輝 選手
 【今回の成績 : GT300クラス 3位】
新しいFIAの定めるBOP(バランス・オブ・パフォーマンス)のおかげでBMWにマージンはないね。かなり厳しい戦いを強いられそうだ。僕らは我慢して、まわりがヘロヘロになってくれたり、やらかしてくれたりしたから、生き残ったら3位まで行けたということなので。
ただ、タイヤのパフォーマンスは引き出せたと思う。とにかく今回のように取りこぼさずに、確実にポイントを獲っていくことが目標。そういう意味で今回は上出来のスタートですね、ミラクルだけど!
 
TOPICS
■ヨコハマタイヤでの初戦で手応えあり!
  「WedsSport ADVAN SC430」に新加入のアンドレ・クート選手


惜しくもポイント獲得のならなかった「WedsSport ADVAN SC430」だが、GT500で2年目を迎えるこのチーム、今季は昨年も同チームでステアリングを握った荒聖治選手のチームメイトとして、レクサス陣営での経験も豊富なアンドレ・クート選手が新たに加わることとなった。

「ADVANとの新しいチャレンジにワクワクしていて、開幕戦が待ち遠しい」と戦前語っていたクート選手。土曜に行われたトリッキーなコンディションでのQ1では、終盤にスリックタイヤを投入し見事2番時計をマークしたほか、「ドライでレースウィークにしっかり走っていないので、とにかく決勝を走ってみないと見えない部分もある」と慎重なコメントを残して臨んだ決勝では後半スティントを担当。1分25秒777の好タイムをマークするなど安定したペースで周回を重ねた。

「今週末はこのチームで初めてのレースだったけれど、特にウエットでのADVANタイヤの性能を実感出来たし、全体としてはチームとタイヤ、そして僕たちのクルマのパフォーマンスの高さを確認出来た。ライバル陣営はもちろん、同じADVANを履く24号車と比較してもラップタイムも良かったと思うし、セットアップの方向性が正しい事も分かった。次戦以降もクルマのセットアップを進め、クルマに合ったタイヤを開発して行きたいね」とクート選手。

新たな相棒に関して、荒選手は「彼はクルマの好みが結構僕に近いというか、僕が作ったクルマをそのまま"乗りやすい"と言ってくれるので互いの感覚の差が少ないのかなと思いますね」と相性の良さを既に感じているということで、次戦以降「WedsSport ADVAN SC430」の新たなドライバーコンビのさらなる活躍が期待できそうだ。
■復帰初戦でポールポジションを獲得!
  チーム、ドライバー、マシンが三位一体「ENDLESS TAISAN 911」


Team TAISANが、久々にエンドレスとジョイント。千葉泰常代表が「11年ぶりの新車購入」というポルシェ911GT3Rで挑むこととなった。第1ドライバーの峰尾恭輔選手は昨年に引き続き、しかもエンドレスとはスーパー耐久を戦っており、その起用はいわば必然とも言えるだろう。第2ドライバーとしては昨年1年間、シーズンを通じたレース参戦の機会を得られなかった横溝直輝選手が採用された。

今年はFIAの定めるBOP(バランス・オブ・パフォーマンス)を採用するということで、車両本来の戦闘力を発揮できると、FIA GT3が注目され、さまざまなマシンが投入されて、大いに話題を集めた。JAF GTも合わせて5ランクのリストリクター径拡大が許されたものの、現状十分ではなく、FIA GT3のストレートパフォーマンスは圧倒した。

そんな中、開幕前に行われたテストでは常にポルシェは最速。チームの選択が正解だったことを明らかにした。「オフに千葉さんから声をかけてもらってから、ミーティングを重ねて、また海外からも情報を集めてポルシェが速そうだってことになったんです。当初、フェラーリも候補にあったんですが、アンダーステアが強そうだと」と峰尾選手。

一方、横溝選手は「昨年は1年間、参戦するシリーズがなかったので、チームやエンドレス、そしてヨコハマのバックアップによって、こうしてまたレースができるのが嬉しいです」と語り、本文にもあるとおり、予選ではレコードタイムを唯一更新してポールポジションも獲得。「復帰1戦目で、こんな結果を残せて、本当に最高の気分です!」とも。

残念ながら開幕戦を勝利で飾ることはできなかったが、ふたりとも大いに手応えを感じており、続く富士はポルシェがもっとも得意とするコースだけに必勝を宣言。一日も早い吉報が待たれる。
 
ENGINEER VOICE
「オフの間には1月にセパンテストを行うなど、過酷な状況下でのタイヤパフォーマンスを確認した上で、予選規則の変更によって予選のタイムがしっかり出せて、さらに決勝での耐久性が高いことが求められるだろうということで、そういったポイントでの向上を目指して開発してきました。この岡山の開幕戦に関しては、そうした開発を経て昨年までのものよりもレベルアップしたタイヤを持ち込んだのですが、コンパウンドのポジション的には全体として予想よりはレースウィークの気温が低かったように思います。

GT500に関しては、「WedsSport ADVAN SC430」は序盤から荒聖治選手が安定した良いペースで周回を重ねていたのですが、惜しいアクシデントがあり、ペナルティーを受けてしまいました。また、後半を引き継いだアンドレ・クート選手も良いペースで周回していたものの、やはり終盤にペナルティーを受けてしまいました。両スティントともに同じミディアムソフトを履き、タイヤのパフォーマンスは安定していたと思います。

「D'station ADVAN GT-R」に関しては無交換作戦をするということで、最初のスティントではビヨン・ビルドハイム選手がタイヤを労りながらペースをセーブし、予定通り40周以上引っ張って安田裕信選手にバトンタッチしたのですが、予想より後半ペースが上がらなくなってしまったのが残念でした。

GT300に関しては「ENDLESS TAISAN 911」が見事ポールポジションを奪ってくれて、決勝でもリードしていたのでなんとか逃げ切れればと思ったのですが、相手のクルマも速かったと思います。ただ、次の富士につきましてはポルシェに適したコースだと思いますし今回のリベンジを期待しています。

また、GT500についても富士でのテストはしていませんが、我々としても富士に持ち込むタイヤのポジションは見えているので、500kmという長丁場の3スティントをどう戦うかという戦略をしっかり立て、良いポジションからスタートして巻き返したいなと思います」
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