■復帰初戦でポールポジションを獲得!
チーム、ドライバー、マシンが三位一体「ENDLESS TAISAN 911」
Team TAISANが、久々にエンドレスとジョイント。千葉泰常代表が「11年ぶりの新車購入」というポルシェ911GT3Rで挑むこととなった。第1ドライバーの峰尾恭輔選手は昨年に引き続き、しかもエンドレスとはスーパー耐久を戦っており、その起用はいわば必然とも言えるだろう。第2ドライバーとしては昨年1年間、シーズンを通じたレース参戦の機会を得られなかった横溝直輝選手が採用された。
今年はFIAの定めるBOP(バランス・オブ・パフォーマンス)を採用するということで、車両本来の戦闘力を発揮できると、FIA GT3が注目され、さまざまなマシンが投入されて、大いに話題を集めた。JAF GTも合わせて5ランクのリストリクター径拡大が許されたものの、現状十分ではなく、FIA GT3のストレートパフォーマンスは圧倒した。
そんな中、開幕前に行われたテストでは常にポルシェは最速。チームの選択が正解だったことを明らかにした。「オフに千葉さんから声をかけてもらってから、ミーティングを重ねて、また海外からも情報を集めてポルシェが速そうだってことになったんです。当初、フェラーリも候補にあったんですが、アンダーステアが強そうだと」と峰尾選手。
一方、横溝選手は「昨年は1年間、参戦するシリーズがなかったので、チームやエンドレス、そしてヨコハマのバックアップによって、こうしてまたレースができるのが嬉しいです」と語り、本文にもあるとおり、予選ではレコードタイムを唯一更新してポールポジションも獲得。「復帰1戦目で、こんな結果を残せて、本当に最高の気分です!」とも。
残念ながら開幕戦を勝利で飾ることはできなかったが、ふたりとも大いに手応えを感じており、続く富士はポルシェがもっとも得意とするコースだけに必勝を宣言。一日も早い吉報が待たれる。