Your browser does not currently have the Flash Player version 8 that is required to view this site.
Please click here to download the latest Flash Player version.
HOME / MOTORSPORTS / WTCC 2011 / Round 11 & 12 News Index
  ひとつ前にもどる  
WTCC Round 11&12
開催日
2011年7月1日〜3日
開催場所
ポルト (ポルトガル)
天 候
第1レース : 曇り
第2レース : 曇り
路 面
第1レース : ドライ
第2レース : ドライ
決勝周回数
第1レース : 11周
第2レース : 11周
(1周 = 4,807m)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)  >> Detail (カテゴリー紹介)
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
全12大会/24戦のカレンダーで競われる2011年のWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)。シーズン前半戦の締めくくり、その舞台として用意されたのはポルトガルのポルト。首都・リスボンに次ぐポルトガル第2の都市、その市街地は1996年に世界遺産の登録を受けているが、この歴史ある街で熱いバトルが繰り広げられた。
そう、2年ぶりに開催されたポルト戦のコースは、普段は一般公道として使われている道をクローズしてのストリートバトル。今季のストリートレースはここポルトと、最終戦のマカオという2つのステージが用意されている。


市街地レースということで金曜日にはテストセッションが設けられたが、やはり速さを見せたのはシボレーのマニュファクチャラー勢。ロブ・ハフ選手がトップタイムをマークすると、2番手にアラン・メニュ選手、3番手にはイヴァン・ミューラー選手がつけて、トップ3を独占する。


さらに土曜日、予選に先立ってはフリープラクティスが2回行われた。
ここでも1回目ではメニュ選手、ミューラー選手、ハフ選手の順にまたもトップ3を占めてライバルを寄せつけない。2回目こそハフ選手とミューラー選手にセアトのガブリエレ・タルクィーニ選手、BMWのトム・コロネル選手と続いてトップ3独占は阻止されたものの、やはりストリートバトルでもシボレーの“青い旋風”はその勢いを弱めることは無かった。

シボレー勢の速さに注目が集まる公式予選。
1回目の予選ではタルクィーニ選手がトップタイムを奪い、メニュ選手が2番手、コロネル選手が3番手というオーダー。ハフ選手は8番手、ミューラー選手は9番手で2回目の予選に進出、さらに両選手は決勝第2レース(第12戦)の2番手グリッドと3番手グリッドをそれぞれ獲得する。

そして第1レース(第11戦)のスターティンググリッドを決する2回目の予選では、メニュ選手、ミューラー選手、ハフ選手の順で、またもトップ3を独占。メニュ選手はハンガリー戦以来となる今季2回目、WTCC通算で9回目のポールポジションを獲得した。


日曜日になり午前中のウォームアップ走行でもトップ3を独占したシボレー勢。
その勢いは決勝に移っても全く留まるところを知らず、第1レース(第11戦)は隊列を引き連れてローリングスタートを切った3台の青いシボレー・クルーズの独壇場と化した。
予選オーダーそのままの並びで周回を重ねていくシボレー勢は、2周を終えて既に3台が形成するトップグループが後続との差を拡げていく。

スタート直後、第2ターンで4番手スタートのタルクィーニ選手が3番手スタートのハフ選手に詰めよって軽い接触を伴うが、大きなアクシデントにつながることも無ければ、シボレー勢が後続から攻め込まれたのは僅かにこの1回だけだった。
逆にタルクィーニ選手は、真後ろにいた同じセアトを駆るティアゴ・モンテイロ選手に隙を突かれてポジションを明け渡してしまう。

そのモンテイロ選手も前を行くシボレーの3台に攻め込むことは叶わず、僅かに3周を終えた段階で3番手のハフ選手との差は3.485秒と大きく開いてしまう。
その後、上位陣は比較的淡々としたレース運びでチェッカーまで周回を重ねる展開となり、今季初のストリートバトルはシボレー勢が表彰台独占の圧勝という結果になった。

YOKOHAMAトロフィーは、BMWのノルベルト・ミケリス選手がライバル達の追撃を許さない走りで、トロフィー勢のトップグリッドからウィニングチェッカーを受けることに成功。
ランキングトップのクリスチャン・ポールセン選手(BMW)は総合15番手と後方グリッドからのスタートを強いられていたが、今回からWTCCに帰って来たステファノ・ディアステ選手(BMW)に阻まれるかたちで上位進出はならず。さらにフィニッシュ後、シケインのショートカットによるペナルティを30秒加算された結果、YOKOHAMAトロフィー7番手となる総合14位に沈んでしまった。


今回は第1レーススタートから4時間30分という長いインターバルをはさんでスタートを迎えた第2レース(第12戦)。ポールポジションについたのはディアステ選手、その後ろにミューラー選手とハフ選手が並んだ。

スタンディング方式が採用されている第2レースのスタート、まずは1コーナーにディアステ選手を先頭にグリッド順で飛び込んでいく上位陣。後方ではボルボのロバート・ダールグレン選手がエンジンストール、幸いに後続車に追突されるようなことはなく、レースはそのまま続行となる。

オープニングラップを終えてディアステ選手は2番手のミューラー選手に0.523秒差をつけていたが、2周目に入ると一気に2台のシボレーがディアステ選手の真後ろに詰め寄り、3台がテール・トゥ・ノーズ状態でコーナーをクリアしていく。
そしてバックストレートのシケインで一寸テールが流れたディアステ選手、すかさずミューラー選手が詰め寄るもここはディアステ選手がこらえて体制を立て直してトップを譲らず。
しかし最終コーナーのピット入口シケインでミューラー選手が牙を剥き、僅かに隙を見せたディアステ選手のインにノーズを入れていく。だが、ここもディアステ選手がミューラー選手の先行を許さず、トップのままでレースは3周目に突入した。

激しい両者のトップ争いゆえ、後続も間隔は詰まり気味の一列縦隊でコーナーをクリアしていくマシンたち。ミューラー選手はセクター2からマシンを左右に振ってディアステ選手にプレッシャーをかけていき、第19ターンで遂にインを刺すことに成功。そのままミューラー選手が前に出てトップを奪うと、一気に加速してディアステ選手を引き離しにかかる。
これを追いたいディアステ選手だったが、4周目に入ってハフ選手にも先行を許した上に、ジャンピングスタートによるドライビングスルーペナルティが科せられてしまい万事休す。

ミューラー選手とハフ選手に主役が絞られたトップ争いは、終盤に入って熱いバトルを演じてくれた。9周目、ライトオンでミューラー選手の真後ろに迫ったハフ選手、サイドバイサイドのままアプローチしたシケインでアウト側からパッシングを試みる。両者はそのまま右〜左と続くシケインに進入、その際に接触してハフ選手がコース外にはじき出されるような格好になってしまった。
しかし、巧みにマシンをコントロールしてロスなくコースに復帰、接触の影響か一寸ペースが鈍ったミューラー選手の前に出ることに成功。
この接触とポジションの入れ替わりについては、レーシングアクシデントの範囲内という裁定が下り、このまま両選手はファイナルラップを走りきり、ハフ選手が逆転で今季6勝目を飾ることに成功した。

またYOKOHAMAトロフィーは総合7番手からスタートしたBMWのノルベルト・ミケリス選手が総合4位にポジションを挙げてフィニッシュ。これに対してポールセン選手は最下位となってしまったため、ランキング争いはミケリス選手がポイントリーダーの座を奪う結果となった。
 
Driver's Voice
アラン・メニュ 選手
 【今回の成績 : 第11戦 優勝/第12戦 6位】
第1レースで私は好スタートを切れて、なんとかミューラー選手の前にいることが出来ました。そして私は、良いペースをミスすることなくしっかり保つことに集中できる環境にありました。その結果、2番手以下に対してマージンを獲得できたので、今度はこれを守りきることに徹しました。
選手権争いではしっかりポイントも獲得出来て良かったです。しかし、第2レースは10番手グリッドからのスタートなんですよね・・・(笑)。
 
ロブ・ハフ 選手
 【今回の成績 : 第11戦 3位/第12戦 優勝】
とても素晴らしいレースになりましたし、1周目のディアステ選手の走りも印象的で素晴らしいものでした。ミューラー選手がなんとか彼を追い越した後、次は私も同じように彼をパスしなければならなかったのでペースを上げていきました。チームが良い仕事をしてくれたので、私のマシンは文句の無いパフォーマンスを見せてくれました。
私がミューラー選手の背後につけたとき彼は大きなミスを犯したので、その隙を私は見逃さず利用しました。
私はシリーズポイントをさらに積み重ねることが出来て、とてもハッピーです。
ひとつ前にもどる