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JRC Round 7
開催日
2011年9月30日〜10月2日
開催場所
北海道・帯広市 近郊
天候/路面
晴れ 時々 雨/ドライ
総走行距離
1000.61km
SS総距離
222.89km (19SS)
得点係数
2.5
(非舗装路 150km超)
参加台数
全日本選手権 39台
(ADVAN装着車 19台)
※オープンクラスを含む
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前戦の洞爺に続いて、北海道でのグラベル(非舗装路)ラリーが続く2011年の全日本ラリー選手権。APRC(FIAアジア・パシフィック・ラリー選手権)との併催で今年も開催される「Rally Hokkaido」は、9月30日から10月2日にかけて北海道の十勝地方を舞台に熱戦が繰り広げられた。

今年で十勝での開催も10回目を数える「Rally Hokkaido」。ホストタウンとなる帯広市をはじめ、SS(スペシャルステージ)が設けられる自治体を中心に大会を支援する動きも活発で、週末の十勝地方はまさにラリー一色といった様相で盛り上がった。それを現す数字のひとつが観客動員数で、金曜から日曜までの三日間で各ギャラリーステージやサービスパークへと足を運んだ人の数は、実に68,500人(主催者発表)にのぼった。

昨年は5月に開催された「Rally Hokkaido」だったが、今年は10月の開催ということで朝晩の冷え込みは厳しい中での競技となる。早朝のステージでは気温が1度近くにまで下がったところもあり、寒冷前線の影響で雨や雹までも降ってしまい、湿った路面はところどころ滑りやすさを増していった。

そんな背景もあり、ラリーはサバイバルな色合いの濃いタフな展開となっていく。
特に距離が伸ばされスタート周辺にはターマック(舗装路)が加わった陸別のステージで、アクシデントが続発する。
土曜日の1ループ目、SS4「RIKUBETSU LONG 1 (4.63km)」で大西康弘選手組など3台が横転してリタイア、さらに2ループ目に入ってのSS7「RIKUBETSU LONG 2 (4.63km)」では奴田原文雄選手組がまさかのコースオフで戦列を離れてしまう。

しかし、過酷で難しいラリーだからこそ、速さと強さを見せたのもやはりADVANを装着する選手たちだった。
ランサー・エボリューション]で参戦しているCUSCO RACINGの柳澤宏至選手組は、本格的な林道ステージにおける戦いの皮切りとなるSS2「ASHORO LONG 1 (19.84km)」で、2番手の奴田原選手組を12.6秒引き離すステージベストを叩き出してラリーリーダーの座におさまると、続くSS3「NEW KUNNEYWA 1 (28.41km)」のロングステージでも連続ベストをマーク。
2ループ目以降も快走は続き、SS5からSS8まで4連続ステージベストで後続をグングン引き離していく。
土曜日の最終サービスインを前に、サービスパークに隣接するギャラリーステージのSS10「SSS OBIHIRO 2 (1.2km)」も制して、レグ1を終えて2番手に57.8秒という大差をつけて完全にラリーの主導権を握った。

レグ2に入っても柳澤選手の安定した走りは変わらず、朝一番のSS12「OTOFUKE 1 (6.29km)」をステージベストであがると、SS15までまたも4連続ステージベストで後続との差をさらに拡大。
リピートステージではワダチが深く掘れてタフな路面が待ち受けていたが、柳澤選手組は終盤のSS17「PAWSE KAMUY 3 (9.98km)」、SS18「HONBETSU 2 (10.78km)」もステージベストをマークして、終わってみれば全19SSのうち13のステージを制する圧勝ぶり。
柳澤宏至選手はステージが設定された全てのコースでベストタイムをマークして、ADVANラリータイヤの道を問わず速さと強さを見せる優れた性能を改めて実証し、4輪駆動車を駆っての初優勝を飾った。

JN3クラスは完走が僅か3台と、こちらも前戦の洞爺に続いて過酷な展開となった。
その中で素晴らしい戦いぶりを見せたのが、洞爺では準優勝を獲得したプロトンサトリアネオを駆る牟田周平選手組。
金曜夜のSS1でステージベストを奪うと、土曜日のレグ1では戦線を離脱していくライバルを尻目に好走を続け、SS7、SS8、SS10、SS11とベストタイムを連発して戦いの主導権をガッチリと手中におさめていく。

一夜明けてレグ2に入っても最初のSS12でベストをマークすると、タフな路面でしっかりマシンを運んで、最終SS19を再びステージベストで締めくくり、堂々の優勝を飾った。
 
Driver's Voice
柳澤宏至 選手
 【今回の成績 : 総合優勝 (JN4クラス : 優勝)】
事前テストで足のセッティングを詰めて行けたので、良いフィーリングを得ることが出来ました。どうみても一日勝負だと考えていたので、ロングステージの1本目はみんな様子を見るでしょうから、逆に一本目から行くしかないと思って攻めていったらタイム差が結構ついたので「これは行けるかな」と思いました。
後続との差は大きくつきましたが、あまり意識せずに自分のペースで走ることに徹しました。レグ2は普通にいけば勝てると思っていましたが、行けるところは行ってリスクの高い抑えるべきところは抑える、メリハリのある走りでフィニッシュまでマシンを運んだ感じです。タイヤについては北海道の路面に合っていますよね。とても安心感がありました。
勝てそうで勝てないというのがずっと続いていたので、こうして勝ってみると「勝てるときは、こんなもんなのかな」という思いです。一度勝てたことで気持ちも楽になりましたし、良かったです。
 
牟田周平 選手
 【今回の成績 : 総合7位 (JN3クラス : 優勝)】
今回はSS1からSS3までの1ループ目で良いタイムを残せたので、これが勝因だと思っています。
長いラリーなので路面が掘れていったり、雨が降ったりというコンディションの変化もありましたが、僕はクルマをきちんと走らせることが役割なので、しっかりその仕事を出来たと思います。
前回の洞爺からはサスペンションを高速域に合わせる変更をしたのですが、クルマも良くなって僕としてはとても正解の方向に持って行けました。初日で大きくリードできたので、2日目は自分のペースをしっかり守って最後まで走りきりました。
今回はADVAN A035のMコンパウンドをチョイスしたのですが、これも大きな勝因だったと思います。僕のドライビングスタイルに合っていて、雨が降るのならSコンパウンドの方が良いかとも思ったのですが、僕は路面が硬くてスピードの速いところが好きなので、そちらを活かす方向の作戦で走りました。
3回目の「Rally Hokkaido」出場で、しっかり集中して攻め込んでいった方がいいのかな、という収穫がありました。今後への課題はワダチの使い方。この点はもっと勉強して、さらに上を目指していきます。
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