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JGC Round 5
開催日
2011年7月24日(日)
開催場所
スポーツランドSUGO
・西コース (宮城県)
天候/路面
晴れ/ドライ
気 温
27度 〜 30度
路面温度
33度 〜 38度
参加台数
全日本選手権 : 130台
(ADVAN装着車 42台)
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第4戦から三週間という短めのインターバルで開催された全日本ジムカーナ選手権の第5戦。戦いの場は東日本大震災からの復興にかける東北地方のスポーツランドSUGO・西コースとなる。
例年、5月半ばに開催されてきたSUGOラウンドだが、今年は真夏が舞台。とはいえ台風の影響で土曜日の公開練習日までは涼しく、決勝日も気温は最高で30度程度、路面温度も40度以下と、灼熱の高温路面で戦うイメージとはやや異なる展開となった。
だが、そんなコンディションでもADVANの優れたパフォーマンスは変わらず、多くのクラスで上位のタイムを叩き出す。

国際規格のカートコースであるスポーツランドSUGOの西コースはフラットなサーキット舗装だが、今回は台風の雨によるダストなどの影響でミューは予想より低めとなっていた。コースは外周と内周を組み合わせたコーナリングセクションに加え、中盤と終盤に難易度の高いサイドターンセクションを設定。コーナリングスピードの高さだけでなくターンを効率よく回るスキルも要求される設定であった。
路面温度は40度以下とあまり上がらなかったが、さまざまな要素を勘案するとADVAN A050のG/Sコンパウンド(中高温用)が最適と判断され、決勝ではほとんどの選手がG/Sコンパウンドをチョイスする。


ADVAN A050を履くN車両クラスではN3クラスを小林辰朗選手(RX-7)が制し、ADVAN NEOVA AD08を履くPN車両クラスでは岡野博史選手(ランサー・エボリューション])がPN3クラスを連覇。
スリックタイヤの使用も可能なSC車両クラスでは、あえてADVAN A050を履く谷森雅彦選手(ランサー・エボリューション])が圧倒的な速さで優勝し、連勝記録を伸ばした。そしてADVANスリックで戦うD車両クラスでは小林キュウテン選手(スズキ隼)が待望の今季初勝利をあげる。
結果をふり返れば、タイプの異なるADVANタイヤを履くそれぞれのクラスで圧勝し、改めてADVANの優位性を示す結果となったのだ。


N3クラスはこれまで柴田優作選手(エキシージS)や若杉将司選手(エキシージS)の戦いが際立っていたが、今回は小林辰朗選手(RX-7)が大活躍した。
サスペンションセッティングを見直して臨んだ決勝では、1本目から常勝エキシージ勢を上回るタイムで戦いをリード。2本目も誰もそのタイムを抜けず、逃げきりで小林辰朗選手が今季初優勝。エキシージより大幅に太いサイズを使用するRX-7でもADVAN A050のG/Sコンパウンドが最高の仕事をしたのだ。

岡野博史選手(ランサー・エボリューション])がすでに2勝をあげているPN3クラスは、今回もADVAN NEOVA AD08が優位性を保った。
ADVAN NEOVA AD08を履く岡野選手は得意のターンセクションを見事なドライビングでこなし、1本目にベストタイムをマーク。2本目はタイムを落としたものの、1本目との差はわずか0.018秒。岡野選手の時計のように正確なドライビングをADVAN NEOVA AD08の安定したグリップが支える形で今季3勝目をあげ、シリーズリーダーに躍り出る。

SCクラスは前戦の不成立のうっぷんを晴らすような走りで谷森雅彦選手(ランサー・エボリューション])が1本目からベストタイムを刻み、2本目はペナルティ判定となったものの1本目のタイムに誰も追いつけずに逃げきって優勝。
1本目はスタート直後からタイムを稼ぐために、SCで許されるタイヤウォーマーを活用して温度管理を徹底。更にADVAN A050 G/Sコンパウンドのポテンシャルを発揮した。

Dクラスは2戦連続2位と今シーズンはやや悔しい戦いとなっていた小林キュウテン選手(スズキ隼)が素晴らしいパフォーマンスを見せた。
1本目はスーパータイムを叩き出しながらわずかな脱輪の判定で好タイムを残せなかったが、2本目は路面温度の上昇やラバーの付着など難しい条件下ながらさらにタイムアップ。スリックタイヤを履くD車両でしか出せない1分15秒台を叩き出し、待望の今季初優勝を果たす。
ミリ単位のセッティングで動きが変わるフォーミュラタイプのD車両だが、ジムカーナ用ADVANスリックの優れた対応能力をもって車両のポテンシャルを存分に引き出した好結果だ。


全日本ジムカーナ第6戦は8月27日から28日にかけて、栃木県にあるツインリンクもてぎの北ショートコースで開催される。すでに3勝をあげている岡野選手と谷森選手が早くもチャンピオンを確定する可能性もあり、次も目が離せない戦いとなりそうだ。
 
Driver's Voice
岡野博史 選手
 【今回の成績 : PN3クラス 優勝】
全体的にミスなく走れたと思います。ADVAN A050に比べて特性が違うADVAN NEOVA AD08ですが、そのぶんアクセルコントロールを駆使して走ることになり、やり甲斐もあります。
ここで勝って3勝となり、シーズン後半は楽に戦えるようになりましたが、タイヤのデータ取りも含めて、まだやることがたくさんあると感じています。
 
小林辰朗 選手
 【今回の成績 : N3クラス 優勝】
エキシージになんとか勝ちたくてセッティングを見直し、それに合わせるドライビングをつかむことができ、今回は決勝の1本目からいい感じで攻めることができました。
ADVAN A050のG/Sコンパウンドはグリップが高いだけでなく、さまざまなシチュエーションでグリップバランスが優れているので、アクセルを踏みながら曲がっていけるよさがあります。今回はマシンセッティングが更に合い、そのポテンシャルをさらに引き出せたと考えています。
  
谷森雅彦 選手
 【今回の成績 : SCクラス 優勝】
2本目はちょっと気合が入り過ぎて荒い走りになってしまいましたが、着実に走った1本目のタイムで勝つことができました。
1本目はADVAN A050のG/Sコンパウンドにタイヤウォーマーをかけて、スタート直後から確実なグリップを狙って走りましたが、SC車両ならではのこうした使い方にも応えてくれるタイヤだと感じています。
 
小林キュウテン 選手
 【今回の成績 : Dクラス 優勝】
SUGOのコースとADVANスリックの相性もよく、金曜日の練習から日曜の決勝まで、ずっとリードを保つことができました。
1本目はわずかに脱輪しましたが、ギリギリまで攻め込めたのも、マシンとタイヤのセットアップができている証拠だと思います。手足のようにマシンが動いてくれましたし、楽しく走って勝てた一戦でした。
 
Turning Point
中盤に置かれた180度と360度の複合ターン、終盤2か所の180度ターンが勝負どころとなったが、コーナリング部分もタイム差がつきやすい大きな舵角の必要なコーナーが多く、正確なスピードコントロールができないと上位タイムは望めないレイアウトとなっていた。
路面は付着したタイヤラバーやダストなどでグリップが不安定になっている部分もあり、そこを見極めてロスのないドライビングで最後までつないでいくことも要求された。
 
Featured Driver
■SA3クラス : 印南 靖志 選手

昨年までN4クラスで走っていた印南靖志選手は、今シーズンはマシンをランサー・エボリューション]に換えてSA3クラスへ移行。シーズン当初はなかなか好成績を収められなかったが、今回は天満清選手ら強豪に続く6位入賞を果たす。

「シリーズ前半は不安定な天候などに戸惑っていましたが、今回3回目のトライでやっと自分なりの走りができたと感じています。ADVANユーザー同士の情報交換で255/40R18サイズのADVAN A050 G/Sコンパウンドの走らせ方もつかめてきましたし、シリーズ後半はこの調子を維持しながら着実にタイムを縮めていきたいですね」
 
Technical Information
サーキット舗装ながら台風の影響によるダストやオイルが路面に残り、決勝日も本来の高グリップ路面ではなくややミューが低い状態での戦いとなった。一方でコースレイアウトは2か所のターンセクションに加えて舵角の大きいコーナーが多く、それだけブロック変形を強いられる場面も多く、ライントレース性を重視するうえでもADVAN A050はG/Sコンパウンドがベストチョイスとなる。
2本走行後も早期摩耗やタレは見られず、ADVAN A050 G/Sコンパウンドの本来のパフォーマンスは存分に発揮できたと見ていいだろう。
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