Your browser does not currently have the Flash Player version 8 that is required to view this site.
Please click here to download the latest Flash Player version.
HOME / MOTORSPORTS / JGC 2011 / Round 3 News Index
  ひとつ前にもどる  
JGC Round 3
開催日
2011年6月12日(日)
開催場所
TS-タカタサーキット
(広島県)
天候/路面
曇り のち 雨
/ドライ → ウェット
気 温
21度 〜 22度
路面温度
22度 〜 24度
参加台数
139台
(ADVAN装着車 40台)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)  >> Detail (カテゴリー紹介)
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
全日本ジムカーナ選手権の第3戦は広島県のTSタカタサーキットが舞台となる。全日本戦は初開催のTSタカタサーキットは、ミニサーキットながらショートカットに加えてターンセクションを設けられるスペースもあり、ハイスピードセクションからターンの続くテクニカルセクションまで設定可能な変化に富んだコースだ。
今回も低速コーナーから高速コーナーまでそろったコーナリングセクションを主体としながら、終盤には島回りや8の字ターンによるテクニカルセクションも置かれ、ジムカーナならではのスキルを競うことのできるコース設定がなされていた。また、コース自体にアップダウンがあり、登りきって見えにくい先にコーナーが構えるブラインドコーナーや、荷重の抜ける高速コーナーなど、走り慣れないと非常に難しく、チャレンジングなコース設定となった。

決勝日は朝から空は厚い雲におおわれ、いつ雨が落ちてきてもおかしくない状況。1本目は早いゼッケンのPNクラス、N1、N2クラスはほぼドライコンディションで走ることができたものの、N3クラスの半ばからポツポツときて路面はセミウェットへと変化。N4クラスの走行時にはほぼウェットとなる。
午後の2本目は本降りの中での戦いとなったが、強くなったり弱くなったりと、刻々と変化する雨脚が路面状況にも影響。走行クラスによってコース上の水膜が厚く、コンディションの変化が激しくなり、その変化に対応するドライビングも要求されることになる。

ADVAN A050を履く選手はコンパウンドの選択に悩み、ドライと読んでG/Sを選ぶか、ウェットでの戦いに賭けてG/2Sを選ぶか迷う展開になる。
全日本戦のナンバー付きクラスでは1本目、2本目とも同じタイヤで走るのが基本ルールで、2本目にタイヤを交換すると2秒のペナルティタイムが課される。それだけに自分の走行順を睨んでのタイヤチョイスが勝負を分けることもあり、各選手共に真剣だ。

全日本戦の常連選手でさえ経験の少ないコース、高速コーナリングからターンまですべてこなすスキルが要求される設定、そして雨量の変化するウェットと、上位選手にとっても難易度の高い戦いとなったが、そんな中でもADVANユーザーが健闘。
ADVAN NEOVA AD08を履くPN3クラスは前戦を制した岡野博史選手(ランサー・エボリューション])は惜しくもパイロンタッチで結果を残せなかったものの、小川国大選手(ランサー・エボリューション])が2位表彰台に立つ。全日本戦経験の少ない小川選手だが、今後の活躍が期待される。

N1クラスはADVAN A050のG/Sをチョイスした小倉雅則選手(ヴィッツ)が3位表彰台に立ち、激戦のN2クラスではやはりG/Sをチョイスした箕輪雄介選手(インテグラ)が3位表彰台に立つ。ここまでのクラスは1本目をドライ路面で走ることができ、そこで出したタイムで順位が決まったが、ともにG/Sのパフォーマンスが発揮。走り慣れていない初めてのコースでも高い信頼性と戦闘力を示したことになる。

N3クラスは3年連続チャンピオンを狙う柴田優作選手(エキシージS)が1本目で痛恨の脱輪判定でタイムを残せなかったが、2本目はかなりの降雨の中でウェット状況でのベストタイムを叩き出す。
今回は成績としては芳しくなかったが、チョイスしたADVAN A050のG/2Sがヘビーウェットで高い戦闘力を有することを証明する。ここで得た貴重なデータが今後の戦いに生かされることは間違いないだろう。

SA1クラスは斎藤邦夫選手(シビック)が天候の変化によるセッティングに悩みながらG/2Sをチョイス。不安定な路面を上手く走らせて3位表彰台に立っている。
激戦のSA3クラスもG/2Sをチョイスした天満清選手(ランサー・エボリューション])が難しいコンディションの2本目に驚異のタイムアップを果たし3位表彰台に立つ。今シーズンからニューマシンを投入した天満選手はセットアップが決まりつつあり、ADVAN A050のパフォーマンスを活かし、着実に上位を狙える状況になってきた。

そして今回ドラマが繰り広げられたのがナンバーなし改造車によるSCクラスだ。10年連続チャンピオンを狙う谷森雅彦選手(ランサー・エボリューション])は1本目でライバルの先行を許して2番手に甘んじていたが、2本目に怒涛の走りを見せた。
タイヤ交換が許されるナンバーなしクラスの利点を生かし、1本目はG/S、2本目はG/2Sを選び、ウォーマーによって路面に合わせてタイヤ表面温度を調整。ADVAN A050に全幅の信頼を寄せてヘビーウェットに果敢に挑んだ。ところどころ川のような水たまりもあり、コース端も見極めにくい状況だったが、水しぶきをあげて高速セクションを快走。終盤のターンセクションもスムーズにこなし、自己タイムを2.7秒ほど縮めてゴール。
もちろんライバルのタイムを上回り、見事に逆転優勝。さまざまな路面条件、あらゆる使い方に対応してパフォーマンスを発揮するADVAN A050のポテンシャルの高さが証明された結果となった。
谷森選手もV10に一歩近づき、これからの戦いがますます楽しみになる。

Dクラスも1本目、2本目ともに雨の中での戦いとなり、2本目に賭けた小林キュウテン選手は雨脚が強まり苦戦したが、前戦に続いて2位表彰台に立った。このクラスも小林選手はいつ表彰台中央に立っても不思議はない。
 
Driver's Voice
箕輪雄介 選手
 【今回の成績 : N2クラス 3位】
ドライならG/Sがベストなので今回はG/Sをチョイスしましたが、十分にポテンシャルを発揮できたと考えています。
初めてのコースであると同時に、先が見えないコーナーに突っ込んでいかなければならない部分もあり、慣れるまでに時間がかかりましたが、慣れてくると面白くなりましたし、次はいい結果を残したいと思います。
 
斉藤邦夫 選手
 【今回の成績 : SA1クラス 3位】
雨が降るか降らないか見極めにくい中、セッティングに悩んで出走した1本目のタイムで順位が決まってしまいましたね。それでも、2本目はかなりのウェットでもG/2Sは予想以上に高いグリップ性能を発揮してくれました。ミスがなければタイムアップも可能だったと思われますし、雨が強くなったり弱くなったりする条件でも安定した性能を見せてくれます。
ここでまたADVAN A050に関 する新たなデータが得られたと考えています。
  
谷森雅彦 選手
 【今回の成績 : SCクラス 優勝】
1本目はADVAN A050のG/Sにウォーマーをかけて出走し、フィーリングは悪くなかったのですがタイムが出なかったこともあり、2本目はG/2Sに換えて軽めにウォーマーをかけてスタートしました。これが当たって、ウェットでも最後までグリップ感を失わずに走りきれました。
1本目は負けていただけにここで慎重に抑えてしまっては勝てないと思い、タイヤとクルマを信頼して思いっきり攻めていきました。
 
Turning Point
アップダウンのあるミニサーキットコースだけに先が見えないブラインドコーナーもあり、いかに高い車速を維持してコーナーを抜けるかがポイントとなる。練習走行や慣熟歩行でのシミュレーションも重要であり、また実戦の高速セクションではアクセルワーク、舵の量などすべてがタイムに大きく影響する。
終盤のターンセクションは絶妙なパイロン配置がなされており、ハイスピードから瞬時に頭を切り換えて、見極めにくい間隔で並べられたパイロンを最短のラインで回った選手が上位タイムを刻む結果となった。
 
Featured Driver
■PN3クラス : 小川 国大 選手

今シーズンから全日本戦のPN3クラスを追う小川国大選手。
昨年はランサー・エボリューション]で中部地区戦N4クラスを戦ってきたが、今シーズンはタイヤをADVAN NEOVA AD08に換えてPN3クラスに参戦。第2戦は6位だったが今回は2位表彰台をゲットする。

「今年はADVAN NEOVA AD08で戦います。マシンもPN3のレギュレーションに合わせていろいろ変更したので、まだ動きをつかみきれず、自分のものになっていない感じですが、これからドライバー自身も含めていろいろと煮詰めていきたいと考えています」
 
Technical Information
一部のショートカットとゴール手前のパイロンセクションは細かな砂で密度の高い舗装、一方でメインコースは密度の粗い舗装で、双方の路面のグリップの差が見られた。
ドライでは総じてグリップが高いけれど、ウェットでは路面のキャラクターが激変する。その上初めてのコースということもあり、タイヤチョイスに悩む選手が少なくない状況となる。
全体的に難易度の高い路面ではあったが、多くの選手が表彰台に立ち、ADVANのポテンシャルの高さはここでも示された。
ひとつ前にもどる