Your browser does not currently have the Flash Player version 8 that is required to view this site.
Please click here to download the latest Flash Player version.
HOME / MOTORSPORTS / JDC 2011 / About JDC News Index
  ひとつ前にもどる  
日程・レポート・結果表 カテゴリー&タイヤ解説 2010 JDC SC3クラス・チャンピオン 谷田川敏幸選手インタビュー
クラス区分 [LINK] JAF Motorsports
カテゴリー&タイヤ解説
同一のコースを1台ずつ走行して速さを競い合うスピード行事。国内B級ライセンスを取得すれば参加できる、もっとも身近なモータースポーツカテゴリーである。
そのうち非舗装路面を舞台に競われるのがダートトライアル。全国各地の専用コースでは毎週のように競技会や練習走行会が催されているが、その頂点に位置づけられているのが全日本ダートトライアル選手権である。

2011年は比較的遅めの開幕スケジュールだったこともあり、カレンダーは予定通りに九州からシーズンイン。今季も北海道から九州まで、全国各地で熱戦が繰り広げられることになる。

競技は冒頭にも記したように、同一のコースを1台ずつ順番に、1日に2本走行して速さを競い合う。2本のうちのベストタイムで順位が決定され、もし同タイムの者があればセカンドベストの早い方に上のポジションが与えられる。
全国を転戦するシリーズでは、各大会のクラス順位に応じて10位までの選手にポイントが与えられる。チャンピオン争いはこのポイントによって競われるが、有効ポイント制が採用されているため、シリーズ全8戦中のベスト6戦の合計ポイントでランキングを決することになる。

その上でシリーズランキングの各クラス上位6位以内に入った選手は、翌年の「シードドライバー」として認定される。シードドライバーになると認定を受けたクラスで参戦するにあたっては優先権が与えられる。シードドライバーはゼッケンが“0”で始まる3ケタの専用のものとなるので、観戦の際は参考にしてほしい。
全日本ダートトライアル選手権に参戦するADVAN勢の走りを支えているグラベル(ダート)タイヤ。
その中心となるのはグラベルラリーでも定評のあるADVAN A035だ。このA035を軸に、超硬質路面向けのADVAN A036、ウェットや軟質路面向けのADVAN A031をラインナップしており、これらをコースや気象条件にあわせて各選手はチョイスしている。

そして2010年のJAFカップから新たに加わったのがADVAN A053。
こちらはナンバー無しの改造車クラスに使用は限られるが、P-WRC(FIAプロダクションカー世界ラリー選手権)やAPRC(FIAアジア・パシフィック・ラリー選手権)といった世界的なラリーイベントで実績のある海外向けのグラベル(ダート)タイヤである。

マシンの進化によって得られたビッグパワー&トルクを確実に路面へと伝えるグリップ力。ハイスピード域での高いコントロール性と、トップドライバーのドライビングテクニックに応える優れた剛性によるレスポンスの良さ。
世界の舞台で磨かれた性能が、日本のダートトライアルでも遺憾なく発揮されている。

なお、全日本ダートトライアル選手権のタイヤ使用規定では、1つの競技会につき1セット(4本)毎に溝のパターン(銘柄)が異なる最大2セット(8本)のみが使用できると明記されている。
このうち、第1ヒートスタート前に装着しているタイヤにはマーキングが施される。その上で第1ヒートを終えてタイヤに著しい破損などが生じた場合は、技術委員長の確認を受けた後に最大2本まで同一溝パターン(銘柄およびサイズ)のタイヤに交換することが許される。
クラス区分
2011年の全日本ダートトライアル選手権は、前年同様に10のクラスで激戦が展開される。

改造範囲やエンジン排気量、駆動方式などによって分類されているが、ノーマルに限りなく近いPNクラスから、安全規定さえ満たしていれば“なんでもあり”と言えるDクラスまで、実に幅広い範囲の中で個性的なマシンが揃っている。
PN Class
駆動方式 : 2輪駆動
エンジン排気量 : 1,600cc以下

 
2009年のシリーズ中盤から追加されたPNクラスは、現行車種や新規エントラントの参加促進を目的として創設された。
改造範囲は厳しく制限され、市販ノーマル車に近い状態のマシンで競い合う。これは参戦経費抑制のためであり、さらにシード選手の参加は出来ないなど、新規参加者にアピールしている。
N1 Class
駆動方式 : 2輪駆動
エンジン排気量 : 制限無し

 
新設されたPNよりも広めの改造範囲とされてはいるが、やはり基本的にはノーマル車の素性が反映されるN車両。
N1クラスは2輪駆動車が属しており、排気量制限は無い。
軽さと優れたエンジンがバランスしているEK9型シビックやDC2型インテグラなどが強さを見せている。
N2 Class
駆動方式 : 4輪駆動
エンジン排気量 : 1,600cc以下

 
N車両の4輪駆動車はエンジン排気量によって二つのクラスに分けられ、1,600cc以下のコンパクトモデルが属するのがN2クラス。
ブーンやストーリアといった車種に対して、日本ならではの軽自動車で参戦する選手も健闘。黄色いナンバーをつけたマシンの激走は観客から注目の的となっている。
N3 Class
駆動方式 : 4輪駆動
エンジン排気量 : 1,600cc超

 
1,600ccを超えるエンジン排気量を有する4輪駆動車が属しているN3クラス。
このクラスで圧倒的な多数派となっているのはランサー・エボリューション。今のところは未だ"エボIX"までのCT9A型が多いが、徐々に最新の"エボX"であるCZ4A型も数を増やしつつある。
SA1 Class
駆動方式 : 2輪駆動
 
N車両同様にナンバープレートを有するものの、改造範囲が広く設定されているSA車両。
例えばN車両に対してマフラー交換や足回りのピロ化、ブレーキキャリパー交換、クロスミッションの使用やファイナルギア交換などが認められている。
クラスは2つに別れるが、2輪駆動車はSA1クラスに分類される。
SA2 Class
駆動方式 : 4輪駆動
 
4輪駆動のSA車両はエンジン排気量に関係なくSA2クラスに属する。
新旧のランサー・エボリューションを駆る選手たちがしのぎを削りあっているクラスだが、その中でもダートラ界を代表する“ランサー使い”として知られているのが荒井信介選手。
SA2クラスで三連覇、N3クラス時代を加えると5回のチャンピオンに輝いている荒井選手が投入したエボリューション]は注目の的だ。
SC1 Class
駆動方式 : 2輪駆動
エンジン排気量 : 制限無し

 
ナンバープレートを有さないSC車両。クラスは駆動方式とエンジン排気量によって3つに分類されているが、2輪駆動車は排気量に関係なくSC1クラスとなる。
参戦車種のバラエティが豊かで、ホットなハッチバックからスポーティモデルまで、個性的な面々が競い合っている。
SC2 Class
駆動方式 : 4輪駆動
エンジン排気量 : 1,600cc以下

 
4輪駆動のSC車両はエンジン排気量によって2つのクラスに分けられるが、そのうち1,600cc以下の車両がSC2クラスとなる。
こちらも参戦車種は個性的で、リッターカー級と軽自動車ベースのモデルが入り交じっての激戦区。中にはファニーな顔つきの車種もあるが、豪快なサウンドと共に見せる好走が目を惹くクラスだ。
SC3 Class
駆動方式 : 4輪駆動
エンジン排気量 : 1,600cc超

 
4輪駆動のSC車両で、エンジン排気量が1,600ccを超えるモデルはSC3クラスとなる。
2010年には谷田川敏幸選手がADVAN勢に移籍。ライバルを寄せつけない速さを見せて年間6勝を飾り、堂々のシリーズチャンピオンに輝いた。
D Class
駆動方式 : 制限無し
エンジン排気量 : 制限無し

 
安全規定を満たしていれば、事実上改造無制限と言えるDクラス。車両規定さえ満たせばオリジナルマシンでの参加も可能。
なおSCクラスとの大きな違いは、SC車両はあくまでもFIA公認車両、またはJAF公認もしくは登録車両をベースに改造されたもの。しかしDクラスは国内車両競技規則のみを満たすことが求められる。
ひとつ前にもどる