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JDC 2011
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News Index
JDC Round 3
開催日
2011年6月19日(日)
開催場所
輪島市門前モータースポーツ公園 (石川県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
参加台数
138台
(ADVAN装着車 25台)
>> Report (レポート)
>> Result (競技結果)
>> Detail (カテゴリー紹介)
中部エリアを代表する石川県「輪島市門前モータースポーツ公園」は、市が運営する全国でも珍しい施設。コースは日本海に隣接する山間にあり、ダートのコースとして日本で最長を誇る約300mの直線を持っている。
そのストレートエンドには名物のギャラリーコーナーがあり、その先は一転して高低差のある林道風のセクションとなる。このセクションは、一気に駆け下ることからコークスクリューとも呼ばれ、選手の腕が試されるところ。その先の逆バンクがついた北陸コーナーも難関の一つで、ここの攻略が勝敗を左右するとも言われている。
様々な要素が組み合わされたこのコースは選手からの人気も高いが、ギャラリー向けに市が無料のシャトルバスを運行していることなどから、地元の方たちの観戦が多いことでも知られている。
さて、震災への支援の一環として、全日本ダートトライアルに参戦する選手で構成される「ダートトライアル選手会」が、昼休みの時間にチャリティオークションを開催した。
第1戦、第2戦でも義援金の募集を行ったが、今回は選手からパーツやウェアなどを寄付してもらい、それをオークション販売して義援金に充てるという形態をとった。谷田川敏幸選手が牽引役として先頭に立ち、オークション進行役なども務めている。
実戦ではこの大会に、かつてシリーズチャンピオンを獲った太田延昭選手が、PNクラスに三菱コルトでスポット参戦した。パワー的に分があるスイフトが有利と評されていたが、コークスクリューから北陸コーナーへと繋がる林道風セクションを果敢に攻め、見事に優勝を収めた。
また、SC1クラスでチャンピオンを獲り、谷田川敏幸選手が走るSC3クラスに移行した太田雅文選手は、海外ラリー用のADVAN A053で3位に食い込む健闘を見せた。
FFから4WDへの乗り換えで苦労したようだが、テストを重ねて手応えを掴んできているという。谷田川選手の牙城はかなり強固だが、早い時期にトップ争いに加わってきそうな気配を漂わせている。
太田雅文選手を引き継ぎ、SC1クラスに挑んでいるのが田口都一選手だ。その田口選手も新しいマシンの動きを掴めたようで、ADVAN A053で2位、自身最高位の成績を収めている。
SA2クラスの荒井信介選手は、ようやく調子が戻ってきた。
荒井選手はADVAN A036をチョイスしたが、路面状況はADVAN A035にマッチする路面とADVAN A036にマッチする路面が混在しており、ラインを外すと大きくタイムロスする可能性が高い状況だったようだ。正確にラインをトレースできる荒井選手だからこその攻めの姿勢とも言えるが、トップに僅かに届かなかったものの2位の成績を収めた。
SC3クラスの谷田川敏幸選手は、ここでも連勝を重ねることに成功している。
だが、一方では新たな試みにも挑戦。今回はリヤだけだったが、ADVAN A036にハンドカットを施し、本番の路面でその感触をチェックしている。自信があるからこそできる果敢な挑戦だが、こうした実践データは、様々な形で市販タイヤへとフィートバックされていく。
【今回の成績 : PNクラス 優勝】
私が走った時点ではまだ少しウェット寄りの路面状況でしたが、ADVAN A035はウェット側のグリップも高く、それを信頼して攻めていきました。コークスクリューの進入でうまく姿勢を作ることができ、リズムに乗って後半セクションに繋ぐことができました。
上手く走れた、という手応えもあって、とても嬉しい1勝になりました。
【今回の成績 : SC1クラス 2位】
マシンの実力はすでに証明されているわけですから、腕が試されるというプレッシャーはありましたね。
今回はADVAN A053で走ったのですが、とてもコントロール性が良く、自分の走りができました。これが続いてくれると嬉しいですね。
【今回の成績 : SC1クラス 2位】
ようやくマシンの動きが掴めてきて、手応えは掴んでいたんです。
このクラスでも戦えることが分かって嬉しい部分と、ここから先が大変だな、という気持ちが入り混ざっていますが、これからも頑張っていきたいと思います。
【今回の成績 : SC3クラス 優勝】
コースの奥の方とかはADVAN A053の方が走りやすかっただろうね。でも、オレはこっち(ADVAN A036)の方が好きだからね。しかし、パウダーの影響かな、パワーを入れると逃げてしまう感覚もあって、コントロールは苦労したな。
シリーズを考えると、好きな門前でポイントを重ねられて、かなりラクになって嬉しいよ。
SC3の太田雅文選手は、海外ラリー用のADVAN A053にハンドカットを施したタイヤを装着した。
チームを率いる山田氏は「カットに対するデータはかなり蓄積された。色々な路面に対応させることができるので、改造車クラスでは強い武器になると思う」と話す。
今回はSC1クラスの福山選手もカットを施したADVAN A053で挑んでいたのだが、マシンの不調で低迷。SC3やSC1クラスでは、ハンドカットという新しい戦略が確立されそうだ。