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WTCC 2010
/ Round 15 and 16
News Index
WTCC Round 15&16
開催日程
2010年9月4日(土)〜5日(日)
開催場所
オッシャースレーベン(ドイツ)
天 候
第15戦 : 晴れ
第16戦 : 晴れ
路 面
第15戦 : ドライ
第16戦 : ドライ
決勝周回数
第15戦 : 14周
第16戦 : 14周
(コース : 3,696m)
>> Report (レポート)
>> Result (競技結果)
>> Detail (カテゴリー紹介)
長かった夏休みも終わり、今季22戦で競われるWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)はドイツのオッシャースレーベンを舞台に第15戦&第16戦が開催された。
BMWが得意とする地元コース、土曜日の予選ではクオリファイ1でトップ10に勝ち残った選手によってタイムアタック合戦が繰り広げられるクオリファイ2で雨が降りだす生憎のコンディションとなってしまったが、アウグスト・ファルファス選手(BMW)が1分38秒070を叩き出して堂々のポールポジションを獲得。金曜日に27歳の誕生日を迎えたファルファス選手は嬉しい結果を残した。
2番手は悲願のマニュファクチャラータイトル獲得に向けて意気あがるシボレー勢から、ロブ・ハフ選手が好位置をゲット。そして3番手にはアンディ・プリオール選手(BMW)が入って、こちらも得意のコースでしっかり速さを見せつけた。
第1レース(第15戦)、ポールポジションのファルファス選手を先頭にローリングスタートが切られた。しかしその直後に混乱が生じ、直角に近い左ターンの1コーナーに向かう過程で4番手スタートのメニュ選手が5番手から仕掛けてきたタルクィーニ選手と接触。さらに3番手スタートのプリオールも巻き込まれるかたちになり、プリオール選手は7番手にまでポジションをドロップ。最も影響が大きかったのはタルクィーニ選手でダメージを受けたマシンはピットに戻ることなくコース上にストップ、オープニングラップで早々にレースを終えざるを得なくなってしまった。
さらに1コーナー進入ではポールポジションからスタートしたファルファス選手も、2番手から仕掛けてきたハフ選手に接触されて姿勢を乱してしまいポジションを下げてしまう。
1周目を終えてトップはハフ選手、2番手がメニュ選手とシボレー勢がワン・ツー、これにトム・コロネル選手(セアト)、ファルファス選手が続く。
波乱の幕開けとなったドイツ戦だが、接触が日常茶飯事と言われるWTCCも決して"無法地帯"であるはずがない。今回の混乱はレーシングアクシデントではなく、その責任がハフ選手にあると判断されて、ドライブスルーペナルティを課すことを伝える黒旗がハフ選手に対して提示された。
ところがハフ選手はピットに戻ってこない。
4周目、4番手にドロップしたファルファス選手はコロネル選手をかわして3番手にポジションアップ。さらに後半に入り10周目なって先頭にいたハフ選手がようやくピットインしたため、トップにメニュ選手、そして2番手がファルファス選手というオーダーになる。
BMWが圧倒的な勝率を誇っているオッシャースレーベン、ファルファス選手はメニュ選手を猛追するが、今季好調なシボレーはトップの座をガッチリとキープ。
テール・トゥ・ノーズの戦いはチェッカーまで続いたが、メニュ選手が逃げきりを果たして今季初優勝。シボレーにとってもオッシャースレーベンで初めてとなる優勝を飾ることに成功した。
YOKOHAMAインディペンデントトロフィーは、日本から参戦の谷口行規選手に注目が集まったが、19番手スタートからオープニングラップの混乱を巧みにかわして15番手にポジションを上げたものの、3周目にアンドレイ・ロマノフ選手(BMW)と接触してスピン。幸いチェッカーまでマシンを運べたものの、ポジションは17位となった。
インディペンデントトロフィーの優勝はクリスチャン・ポールセン選手(BMW)。予選トップはステファノ・ディアステ選手(BMW)だったが2周目で大きく後退。トップ争いはポールセン選手がセルジオ・ヘルナンデス選手(BMW)を追う展開となり、激しいプッシュで逆転の隙をうかがい続けた。そして8周目の最終コーナーで遂にポールセン選手が先行、そのままチェッカーを受けてベルギー、チェコに続く今季3勝目を挙げた。
第2レース(第16戦)、第1レース8位のノルベルト・ミケリス選手(セアト)がポールポジション、これにミシェル・ニュケア選手(セアト)、プリオール選手と並ぶスターティンググリッド。
FR(後輪駆動)のBMWが得意とするスタンディングスタート方式ゆえ、やはりレッドシグナル消灯と同時に3番手からプリオール選手がロケットスタートで第1コーナーに手前で早々にトップを奪う。
これに負けていなかったのが7番手グリッドからスタートしたファルファス選手で、こちらも4番手にポジションを上げて1コーナーに入って行った。
早々に主導権を握ったプリオール選手は、周回毎に後続を引き離し独走態勢を構築していく。
後方では激しい2位争いの中で接触も発生、ニュケア選手を押し出したティアゴ・モンテイロ選手(セアト)にドライブスルーペナルティが科せられるなどの混乱もあったが、プリオール選手は"どこ吹く風"といった感じで淡々とレースをリードしていく。
そのままポジションを脅かされることなくチェッカーまでプリオール選手がトップの座を守り、今季6勝目を飾った。これに続いたのはファルファス選手、4周目から6周目にかけての猛チャージで周回ごとに順位を上げて2番手に躍り出ると、BMWのワン・ツー・フィニッシュを実現させた。
これに続いたのはミューラー選手で、2レース続けての3位表彰台獲得でシリーズリーダーの座を守り抜いた。
一方でタルクィーニ選手は第1レースのリタイアを受けて後方からのスタートとなっていたが、接触もあって9番手でのフィニッシュに留まった。
この結果、シリーズランキングではプリオール選手がタルクィーニ選手を抜いて2番手に浮上、トップのミューラー選手との得点差は"11"に縮まった。
YOKOHAMAインディペンデントトロフィーは巧みなレース運びを見せたポールセン選手が連勝。総合でも6位に入る健闘を見せた。また、谷口行規選手も総合14位と第1レースよりもポジションを上げてフィニッシュ。インディペンデントトロフィーでは4番手という好成績を残した。
【今回の成績 : 第15戦 優勝/第16戦 8位】
ここ(優勝)に来るまでの道のりは、とても長いものでした。今年はブラジルからシーズンが始まりましたが、その次のモロッコで私は惨憺たる結果になってしまっていました。
今日はチームメイトのロブ・ハフ選手に黒旗が提示されてしまいましたが、私にとってはラッキーなことでした。オッシャースレーベンの1コーナーはドミノ倒しのような状態になりやすいので、ハフ選手にとってはアンラッキーだったのですが。
私がトップに立ってからは、私のシボレーを最後まで走らせることに集中して、好い結果につながりました。終盤ではタイヤのマネージメントにも気をつかいましたね。
【今回の成績 : 第15戦 5位/第16戦 優勝】
予想していた以上の結果を残すことが出来ました。今シーズン、これほど多くの勝利を挙げられるとは思っていませんでした。リバースグリッドという制度に、かなり助けられている部分もありますね。
BMWは好ペースで走れていますが、シボレーも手ごわいですね。
チャンピオン争いはまだまだ終わっていません。私たちはまだ挑戦する立場にあることを認識しています。そして激しい戦いを続けていきます。
【今回の成績 : YOKOHAMAインディペンデントトロフィー 第15戦 優勝/第16戦 優勝】
とても楽しい週末になりました。
予選は大変でしたが、決勝はパーフェクトな戦いが出来ました。私たちのチームは規模は小さいですが、素晴らしい働きをしてくれました。