全国を転戦するスーパー耐久シリーズは、前身のN1耐久ラウンドシリーズ発足から20周年という節目を迎えた。
その名の通りレースは400km〜500kmほどの耐久レースであり、さらに2009年からは国内唯一のオーバルコースにおいてドライバー交代を伴うミニ耐久もシリーズ戦として開催されるようになった。
参戦するマシンはN1規定をベースに、スーパー耐久オリジナルの改造範囲やパーツ装着が認められている。
例えばエアロパーツやブレーキなどは統括団体の認定を受けることで装着が可能となり、アフターパーツマーケットとの連動による活性化を実現。
さらに特認制度を活用することで参戦している車種のラインナップも豊富という特徴がある。ピュア・スポーツカーから4ドアハイパフォーマンスセダン、そして輸入車までと個性的なマシンが揃う。
エンジン排気量や駆動方式を基準としたクラス区分が設定されているが、2010年からは新たに排気量1,500cc以下のエンジンを搭載するコンパクトカーのクラスが設けられ、参戦の門戸が広くされた。この新規クラスには3車種のハイブリッドカーによる参加も特認されたため、環境とモータースポーツの調和という側面からも注目が集まることになる。
【ADVAN TIRE INFORMATION】
N1耐久ラウンドシリーズ時代から一貫して強さを見せてきたのがADVANレーシングタイヤ。その活躍は上位クラスに留まらず、全てのクラスにおいて"勝てるタイヤ"として参加者の圧倒的な支持を集めてきた。
もちろん性能面のみならず、数多い参戦車種に対して高いパフォーマンスのタイヤを確実に安定供給してきたという実績も、参加者や主催者からは高い評価を受けている。
そして2010年、ADVANレーシングタイヤはスーパー耐久シリーズとして史上初めてのワンメイクコンロールタイヤの指定を受けることとなった。
スーパー耐久では2008年に環境性能を高めたレーシングタイヤをADVANが開発して実戦投入した実績がある。2010年から供給するタイヤは、この時の経験と技術を活かしオレンジオイルを配合した「エコレーシングタイヤ」である。
モータースポーツの世界においてもADVANはエコタイヤの先駆者として絶え間ない進歩を続けていく。