2年前の24歳の時にRally JAPANに果敢にチャレンジし、今シーズンは「基礎からドライビングテクニックを鍛えたい」という思いで1500ccのヴィッツRSを駆り、東日本で開催される地方選手権ラリーにフル参戦している川名賢選手。
地方選手権では1500ccのクラスの参加車両がなかなか集まらないため、ラリーによっては一つ上のクラスに編入されるという厳しい試練が続いているが、その中でクラス3位に入賞するという健闘ぶりをみせている。
その川名選手が、全日本ラリー選手権に挑戦。ベテランの菅野正之選手や中西昌人選手と熾烈な2位〜4位争いを展開し、全日本デビュー戦で見事クラス3位に入賞した。
「DAY1のSS7でひょっとしたら中西さんを抜いて2位に上がれるチャンスがあるかな!?と思ったら、それまで4番手だった菅野さんがもの凄いタイムを出してきて、あっさり抜かれました。やっぱり全日本は恐ろしいところです(笑)」と川名選手。
それでも、DAY2のSS8、SS9では連続クラスベストタイムを奪うなど、地方選手権で鍛えた実力の片鱗をみせてくれた。
「初めての全日本で多少なりとも戦うことができて、貴重な経験ができました。これからも、可能な限り全日本に出場してみたいです。もちろん、地方選手権も頑張ります!」と川名選手。
今年で26歳の若きチャレンジャーの活躍に期待したい。