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SUPER GT
JGC Round 4
開催日程
2010年6月13日(日)
開催場所
モビリティおおむた(福岡県)
天候/路面
雨 のち 曇り
/ウェット → ドライ
気 温
20度 〜 26度
路面温度
23度 〜 30度
参加台数
104台
(ADVAN装着 : 34台)
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全日本ジムカーナ選手権第4戦は九州の「モビリティおおむた」が戦いの場となる。
九州での全日本ジムカーナ開催は従来盛夏の時期に行なわれていたが、2006年からは9月開催となり、梅雨入りとなる6月の開催は初めてのことだ。

決勝日はその梅雨入りを思わせる雨でスタートし、一時は雨脚が強まってコース上のあちこちに大きな水たまりもできるような状態だったが、1本目の半ばには小降りとなり、終盤ゼッケンの選手が走る頃には路面はウェット状態が続くもののほぼ雨は上がる。

そして2本目が始まる昼頃には路面もセミウェット状態となり、競技車が走るごとに路面の水分は乾いてドライコンディションへ移行。N4クラスの出走時にはライン上はほぼ完全にドライとなり、序盤のPN1クラス以外は2本目勝負となる。

コース設定は、前半が短い直線やツイスティーなコーナーを組み合わせたセクションが中心で、後半は中程度のコーナーに加えて3本のパイロンを回る定常円旋回。終盤には定番のターンセクションが設けられる。
1本目がウェットで路面温度も大幅に上がることはなかったため、路面に付着するラバーに悩まされるようなことことはなかったが、コース設定そのものより、路面状況の変化に戸惑う選手も少なくなかった。

荒れた舗装といった感じのモビリティおおむた独特の路面は、ヘビーウェットでもある程度のグリップがあり、一方で路面に砂が浮いてクルマの動きがつかみにくくなったりと、選手を悩ませる不安定要素が少なくない。
それだけにタイヤチョイスも難しく、1本目はウェットゆえに多くのADVANユーザーはADVAN A050のG/2Sコンパウンドを選んだが、一部の選手は2本目のドライ路面を予測してG/Sコンパウンドをチョイス。

この選択は「賭け」ではあったが、天満清選手はそのチョイスで2本目に大幅なタイムアップを果たして逆転優勝を勝ち取った。

その他のクラスでも、今年から新設となったPN1クラスではADVAN A050のG/2Sコンパウンドを履いた有田光徳選手(デミオ)が全日本戦初優勝を果たし、2位に福田大輔選手(デミオ)とADVANユーザーが1-2位を占める。

N1クラスではライバルの追随を振り切って小倉雅則選手(ヴィッツ)が約1年ぶりの優勝を果たし、激戦のN2クラスでは1本目から好タイムを刻んでいた朝山崇選手(インテグラ)がN2に移行後初優勝。

SA2クラスでは地元の藤本泰則選手(RX-7)がドライとなった2本目に豪快な攻めを見せてここ「おおむた」での3年連続優勝を果たす。

SCクラスではスリックタイヤではなく敢えてADVAN A050でのチャレンジを続けている谷森雅彦選手(ランサー・エボリューション])が今季2勝目をあげ、全11クラスのうち6クラスをADVANが制覇。

また、今シーズンは全日本初参戦となった昨年のDクラスチャンピオン、小林キュウテン選手(スズキ隼)が優勝こそ逃したものの2位表彰台に立って復活を思わせるなど、ADVANユーザーが大活躍。

天候や路面状況が不安定ななかでも強さをバックアップするADVANのポテンシャルを見せつけた。
Driver's Voice
有田光徳 選手
 【今回の成績 : PN1クラス 優勝】
ウェットの1本目に出したタイムでの優勝となりましたが、豪雨の中でもステアリング操作に対する反応は全く問題なく、ドライのような感覚で走れました。
デミオでの雨天走行は初めてだったんですが、これまでの経験が活かせました。


小倉雅則 選手
 【今回の成績 : N1クラス 優勝】
木曜日から現地に入って地元の選手に攻め方などを教わっていましたが、その効果を存分に活かせました。
2本目のドライではライバルのミスに助けられた面もありますが、きっちり結果を出すことができたのも嬉しいですね。
 
朝 山  崇 選手
 【今回の成績 : N2クラス 優勝】
九州ラウンドは相性が良くて、N1クラス時代にはここでチャンピオンを決めましたし、昨年も表彰台に上れました。
狭い道をシビアに攻めるのが好きなので、ここのコースは苦手意識なく攻めることができました。
 
藤本泰則 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 優勝】
1本目も僕が走るときに雨はやんだのですが、逆に今まで経験したことのないような手応えのないグリップ感に戸惑いました。
それでベストを刻めませんでしたが、ドライとなった2本目は普通に走れば負けることはないと考えて堅実に走り、思い通りの結果を出せました。
 

天満 清 選手
 【今回の成績 : SA3クラス 優勝】
1本目の出走寸前まで悩んでG/Sコンパウンドをチョイスしました。
ウェットの1本目はかなり厳しかったのですが手応えはあり、連勝しているがゆえの賭けという面もありましたが、今シーズンは戦い方に関してもいい方向に向かっていると感じています。


谷森雅彦 選手
 【今回の成績 : SCクラス 優勝】
1本目のウェットでは負けていたので、2本目のドライではどうしても勝たないと、という気持ちで攻めましたが、1コーナーを回った時点でタイヤの手応えも良く、これなら大丈夫だと思って攻めきれました。
ターンセクションより前半のコーナー区間で稼ぐ組み立ても当たったようです。
FEATURED DRIVER
2007年にN1クラスの全日本チャンピオンを獲得し、'08年からN2クラスに移ってDC2インテグラを走らせてきた朝山崇選手。今回、N2に移っての初優勝を遂げた。

「N2に移行してからはなかなか成績が出せず、もう全日本戦で上位には戻ってこれないのでは、と考えたこともあります。
今年は序盤から手応えのある戦いができ、1〜3戦はサイドブレーキの効きが悪くサイドターンが決まりませんでしたが、それも直って今回は自信を持って走ることができました。
これを機に、決勝日にしっかりベストタイムを出す戦い方を実現していきたいと思います。」
TURNING POINT
土曜日の公開練習までは中高温ドライ路面に合わせた走りやセッティングを進める状況にあったが、決勝日はウェットかつ気温、路面温度とも思ったほど上がらず、その変化にいかに的確に対応するか、という点が勝負どころとなった。
パイロンタッチや脱輪でせっかくのタイムを結果につなげられなかった選手も多く、条件が刻々と変わるなかでも安定した走りをこなせる選手が上位に並ぶことになった。
Technical Information
1本目のウェットは水分にダスト等が混じって極端にグリップが落ちた状態。そういった条件ではG/2Sコンパウンドを選ぶことになる。それでも2本目を考えてG/Sコンパウンドをチョイスした選手は、2本目の後半でタイヤが温まってからは絶大なグリップを得てタイムアップを果たせた。
路面やコースのコンディションを見極めれば、今回のような条件でもG/Sコンパウンドのポテンシャルを発揮できる。
今回の結果は、G/Sコンパウンドの優位性の高さを改めて証明できたと言えるだろう。
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