Your browser does not currently have the Flash Player version 8 that is required to view this site.
Please click here to download the latest Flash Player version.
HOME / MOTORSPORTS / CIVIC INTER 2010 / Round 5 News Index
ひとつ前に戻る
CIVIC INTER Round 5
開催日程
2010年 8月 8日(日)
開催場所
ツインリンクもてぎ (栃木県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
周回数
14周 (コース : 4,801m)
参加台数
12台
(タイヤはADVANワンメイク)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)  >> Detail (カテゴリー紹介)
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
[Photo]
ラージサイズ画像表示
ADVANがオフィシャルタイヤを供給するカテゴリーのひとつ、ホンダエキサイティングカップ シビックワンメイクレース。その最高峰である、インターシリーズの第5戦がツインリンクもてぎで開催された。今回は「Enjoy Honda」と併せて行われ、また「チャレンジカップ」として初めて東日本シリーズ、西日本シリーズとの同時開催となった。

前回優勝の谷口信輝選手がマレーシアで行われる耐久レースに出場するため、姿を見せていないのは残念ながら、金石勝智選手と金石年弘選手が第2戦以来の出場に。また、3シリーズ同時開催だけあって、エントリーは28台にも。パドックには普段のレース以上の賑わいがあった。

予選が行われた8月7日は、暦の上では立秋。さすがに日が傾くとそよ風も吹いて、そんな印象も多少は出てきたものの、日中はまだまだ夏真っ盛り。予選のスタート時は気温33度、路面温度は52度と、まさに極限状態となっていた。
もちろん、こんな時には周回数を最小限に留めたい。だが、どこまで気温が上がり続けるか見当もつかないこともあって、ほとんどのドライバーがピットで待機することなく、予選開始と同時にコースに飛び込んでいった。

ポイントリーダーの松井隆幸選手も、すぐピットを離れたひとり。タイヤのウォームアップは必要だが、過度に熱を入れれば、あっという間にタイヤを傷めてしまう。入念に走行しつつ、ポジションを確保。
そんな中、背後に前回3位で勢いに乗る大西隆生選手が。スリップストリームを使い合うのか・・・ と思われたものの、松井選手はあっさり大西選手を先行させる。

その後、松井選手はアタックを開始。狙い済ましたかのように一発で2分12秒945をマークしてトップに躍り出た・・・ かに思われたものの、それから間もなくして大西選手も12秒905をマークして逆転に成功。ともにもう1周アタックをかけるも、タイムアップはならず。そして、予選の計測を10分残したところで揃ってピットに戻る。

その時点で大西選手、松井選手に続いていたのは谷口行規選手、そして水越真一選手。この4人はいずれもピットでライバルの動向を見守り続ける。なおも走行を重ねていたドライバーの中で、唯一この中に割って入ってきたのが伊藤博之選手。水越選手を抜いて4番手に浮上し、さらに小林選手が6番手につけることとなった。
また、金石年弘選手は11番手から、そして金石勝智選手は22番手から決勝レースに挑む。

大西選手はシビックインターで初めてのポールポジションを獲得。
「やっとここまで、とは思いますが、あんまり喜べませんね。松井選手が2番手にいて、しかもタイム差もほんのちょっとですから。あの人のすごさが分かっているだけに、別な人が間に入ってくれたら、また気分は違ったのかもしれません。少しでもトップを走らせてもらえれば(苦笑)」と笑顔で語ってくれたものの、その言葉の中には本音が見え隠れしていた。

日曜日になって決勝レースが行われる頃は、路面温度は44度ほどだったものの、気温は予選と変わらぬ33度。そんな厳しい状態で14周もの間、走り続けなくてはならないのだから、タイヤやクルマ以上にドライバーに厳しい戦いとなるのは必至。また、台数も多いからフォーメイションラップを終えてスタートを待つのも、普段のレースより長い。
どうあれ、集中力を欠いてもおかしくない状況において、ポールシッターの大西選手がしっかりと決めた。

絶妙のダッシュで、1コーナーに真っ先に飛び込んでいった大西選手。その後方では伊藤選手が、谷口選手はおろか、松井選手をも抜いて2番手に浮上する。だが、大西選手が最も恐れる松井選手はヘアピンで伊藤選手を抜くことに成功。
早々と繰り広げられた後方での攻防戦のおかげで、大西選手はオープニングの1周だけで1秒8のリードを獲得した。

2周目、大西選手と松井選手の差は2秒に広がるも、次の周には1秒8、そして4周目には1秒5にまで詰まる。大西選手が予想していたとおりの展開となるかと思われたが、松井選手の反撃も、それまでだった。
5周目に差を2秒に戻した大西選手は、松井選手のペースが鈍り始めたこともあって、終盤は次第に差を広げていったからだ。

一方、中盤からは伊藤選手と谷口選手、そして北野浩正選手による激しい3番手争いが繰り広げられるようになる。しかし、このうち伊藤選手のペースが11周目から突然乱れ始め、徐々に順位を落とさざるを得ず。
前に出た谷口選手と北野選手によるバトルが最後まで繰り広げられるも、互いに致命的なミスを冒さなかったこともあって、そのままの順位でゴールすることとなった。谷口選手はインターシリーズで今年初めて表彰台に立つことに。

そして、最後までアクセルを緩めることなく大西選手は走り続け、松井選手に3秒の差をつけてシビックレースでの初優勝を飾ることに。敗れた松井選手は「こんなもんでしょう」と淡々と語るものの、ランキングのトップは引き続きキープ。その言葉も本音であったのかもしれない。
なお、金石年弘選手はクラス8位、金石勝智選手は11位でゴールしている。
Driver's Voice
大西隆生 選手
 【今回の成績 : 優勝】
思っていた以上に、僕のペースが落ちませんでした。タイヤはさすがに最後の方は厳しかったんですけど、まわりの人よりは良かったようで・・・。
正直、初優勝の実感はまったくないですね。勝てると思っていなかったんで。松井選手とのバトルもスタート直後の1コーナーぐらいでしたし、でも早々と後ろを離せたのが良かったんでしょう。
次の目標は・・・、これ以上のこと、もうないです(笑)。
ひとつ前に戻る