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CIVIC INTER Round 4
開催日程
2010年 7月18日(日)
開催場所
富士スピードウェイ (静岡県)
天 候
曇り
路 面
ドライ
周回数
15周 (コース : 4,563m)
参加台数
14台
(タイヤはADVANワンメイク)
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ホンダエキサイティングカップ シビックワンメイクレースの最高峰、インターシリーズの第4戦が富士スピードウェイで開催された。スペシャリストたちが集結するハイレベルな戦いを支えるのは、もちろんADVAN。高い性能と信頼性で、ドライバーたちをバックアップしている。

松井隆幸選手が鈴鹿、もてぎで連勝を飾り、ついにランキングトップに浮上。特に前回のレースでは谷口信輝選手と激戦の末にレースを制し、ディフェンディングチャンピオンの貫禄を示すこととなった。

このところ不安定な天気が続いていたが、レースウィークの土曜日にはちょうど梅雨明けが宣言されていた。サーキット上空に広がった青空は、まさに『夏到来』を感じさせるに十分だった。
だが、そのことはコンディションの厳しさをも意味し、決勝レースを有利に戦うためにはタイヤの負担を最小限としなくてはならない。どのドライバーも最小限でのアタックを心掛けていた。

予選の計測時間は20分。そのため、アタックのタイミングはそれぞれだった。松井選手はコースオープンと同時にアタックを始め、まずは1分59秒432を記してトップに。しかし、その直後に大西隆生選手が59秒175をマークして逆転。
松井選手はもう1周コースを攻め立てたが、タイムアップならず、いったんピットに戻ることとなった。

一方、計測開始と同時にコースに乗り込んでいったが、しばらくスローペースで走行していたのが、トモアキ選手や2年ぶりの参戦となる菊地靖選手。スリップストリームを有効に使えるポジションを探しているのは間違いない。
そして、完璧なポジションを手に入れた菊地選手は、58秒858をマークしてトップに浮上。トモアキ選手も59秒000で2番手に躍り出る。

谷口信輝選手は、ほぼ折り返しのところから走行を開始。だが、スリップストリームをうまく使う機会に恵まれず。そのため、59秒328を出すに留まり、6番手に甘んじてしまう。また、谷口信輝選手の走行開始から間もなく、松井選手も再びピットを離れる。
リスク承知のチャレンジが成功し、59秒220にまで短縮を果たした結果、大西選手に次ぐ4番手のグリッドを獲得することとなった。そして、昨年の東日本チャンピオン、伊藤博之選手が5番手に。

「行きも帰りも完璧なスリップストリームが使えて。すごくいいタイミングでした。単独だったら僕も59秒の前半ぐらいしか出せていなかったでしょう。たまに出てきて、すいません(笑)。でも、決勝では逃げられないでしょう。うまく駆け引きして最後、前に出られればいいんですけどね」と、ポールシッターの菊地選手は語っていた。

明けて日曜日に行われた決勝レースは、予選に比べれば雲も上空に浮かんで穏やかになった印象はあるものの、気温はそう変わらず引き続き厳しい条件であるのは明らか。やはり激しい戦いとなるのは間違いなかった。

スタートを決めた菊地選手は、トモアキ選手や大西選手、そして松井選手が団子状態になって1コーナーのインからかわそうとしたのを、アウト側のレコードラインを完璧にトレースして封じ込める。一方、その背後では伊藤選手が、後続車両の追突を食らってコースアウト。レースには復帰したものの、せっかくの好位置スタートをフイにしてしまっていた。

オープニングラップ終了時点でのオーダーは菊地選手、トモアキ選手、松井選手、大西選手。4台が一列になって連なり、そこからひと呼吸おいた場所に予選よりひとつ順位を上げた谷口信輝選手が。2周後にはトップグループに割って入るのだが、その前にあわやの光景もあった。
2周目のセクター3入口で、後続車両にガツンと真後ろからぶつかられていたのだ! ただし、ダメージを負ったのは相手の方。谷口信輝選手のマシンにダメージが一切なかったのは、不幸中の幸いだった。

3周目に入ると、トモアキ選手が突然失速。「なぜかエンジンが急に吹けなくなった」ためで、1コーナーで松井選手にかわされてしまったばかりか、最終コーナーでは谷口信輝選手も前に出る。
このハプニングのおかげで、トップの菊地選手は約2秒のリードを獲得。これだけの差があれば、もう誰もスリップストリームを使えない。ただし、通常ならば。

今度は菊地選手のペースが鈍り始める!「トップを走っているのに、水温が上がってしまって・・・」と菊地選手。松井選手が徐々に近づいていき、7周目にはすぐ背後に。セクター3では激しい攻防が繰り広げられた。
しかし、そのバトルはまた、5周目に大西選手を抜いて3番手に上がっていた谷口信輝選手に対し、絶好のプレゼントにもなってしまう。

先行する2台との間隔を一気に詰めたばかり、プリウスコーナーでインに入る格好に。そして、最終コーナーでもイン側の近道を通って、菊池選手と松井選手をまとめて抜き去ってしまったのだ。
そこから先は、ライバルたちがペースを思うように上げられぬ中、着実に差を広げ続けた谷口信輝選手。

やがて着いていくのが精いっぱいとなる菊地選手、トモアキ選手に対し、2番手を争う松井選手と大西選手は、ラスト2周で最後の勝負を繰り広げた。「富士はヴィッツレースで日本一になったこともある得意なコースだし、チームがすごくいいクルマを用意してくれたので、後ろが離れたのを見計らって松井選手に仕掛けたんです」と大西選手。
だが、百戦錬磨の松井選手はミスを犯さず、そればかりか「かえって僕が最終コーナーでミスしてしまいました」と複雑な表情を見せた。しかしながら、大西選手は3位に入り、シビックインターでは初の表彰台ゲットに。嬉しさも半分混ざっていたからなのだろう。

逃げ切りなった谷口信輝選手は、これが開幕戦に次ぐ2勝目。一方、松井選手は2位に甘んじたものの、ランキングトップは手堅く死守した。「菊地選手とのバトルの最中に、『ここでしくじると谷口選手が来ちゃうな』と思っていたら、案の定。でも、あそこで仕掛けないとレースやっている意味がないから、後悔はしていません」と松井選手は語っていた。

そして、菊地選手とトモアキ選手に続いてゴールしたのは谷口行規選手。それまで激しいバトルを繰り広げていた北野浩正選手を、最終ラップに抜き去って6位を獲得した。
Driver's Voice
谷口信輝 選手
 【今回の成績 : 優勝】
予選失敗して6番手だったんで、決勝レースはかなり頑張りました。トップに立ったところ(モニターに)映っていました? ああ、ばっちり映っていましたか、だったら、みんなに楽しんでもらえたんじゃないでしょうか。良かった、良かった(笑)。
そこからはセットアップの違いか、みんなより僕の方がタイヤはしっかりもってくれました、コンマ5秒ぐらいずつ離すこともできましたからね。
実は次のもてぎには出られないんです、マレーシアの耐久に出なきゃいけないので。なので、松井選手がしくじってくれることを、大いに期待します(笑)。
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