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CIVIC INTER 2010
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News Index
CIVIC INTER Round 2
開催日程
2010年4月17日(土)〜18日(日)
開催場所
鈴鹿サーキット (三重県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
周回数
12周 (コース : 5,807m)
参加台数
17台
(タイヤはADVANワンメイク)
>> Report (レポート)
>> Result (競技結果)
>> Detail (カテゴリー紹介)
ADVANがコントロールタイヤであるレースのひとつ、ホンダエキサイティングカップ シビックレース。3シリーズが設けられ、その最高峰であるインターシリーズの第2戦が、開幕戦に続いて鈴鹿サーキットで開催された。
開幕戦では、衝撃的な事件が起こっていた。それは『谷口ショック』という!
シビックインターの盛り上げ役を買って出た、谷口信輝選手がポールポジションを獲得したばかりか、レコードタイムをも更新。決勝でも激しいバトルは繰り広げられたものの、一度もトップを譲ることなく優勝を飾ったからだ。
これにはスペシャリストを自負する、常連のシビック使いたちを大いに嘆かせることに。
さらにこの第2戦には、金石勝智選手と金石年弘選手もスポットながら参戦を表明。シビック使いたちのプレッシャーは、ますます高まることとなった。
金曜日に行われた練習走行は、2セッションとも雨に見舞われた。その厳しいコンディションの中でトップタイムをマークしていたのは、前回2位のトモアキ選手。逆に谷口信輝選手は、シビックで初めて走るウェットコンディションに手を焼いていた。
本番も雨ならば・・・との思いとは裏腹に、予選の行われた土曜日は早朝こそ路面は濡れていたものの、天気に恵まれてシビックが走る頃には完全なドライコンディションとなっていた。これで谷口信輝選手は息を吹き返す。
アタックを開始するやいなや、谷口信輝選手は前回記録したレコードを、あっさり更新する2分23秒043をマーク。そればかりか、次の周には22秒820にも叩き込んで、壁を切り崩してしまったのだ。
一方、これに肉迫したのが前回トップ争いを繰り広げた小林康一選手。「後で聞いたら、僕の方がセクタータイムで速かったところもあったっていうし、実際に後ろを走っていて差も詰まったんです。もしかしたら・・・と思っていたら、シケインで3速ギヤが弾かれてしまって。タラ・レバを言う前に、これが僕の実力です」と苦笑いしたものの、23秒116でコンマ3秒差は十分に勝負権ありと予想された。
「ドライでは問題はなくなっていたし、まるでレコードDAYって感じで、他のレースでもタイムが上がっていたから、内心狙ってもいたけど、それにしてもすごいタイムが出ちゃいました。特にこないだのレースで煽られた58番(小林選手)が、また後ろに来ちゃったんで、つい気合入っちゃいました! ミスもしているっていうから、レースは面白くなるんじゃないでしょうか」と谷口信輝選手は、小林選手を完全にマークしているようだ。
3番手は水越真一選手で、4番手は後藤比東至選手、これに太田侑弥選手と予選上位の常連が順当な並びとなる中、トモアキ選手はアタック中にシケインでオーバーランがあり、無念の6番手に。また、駆動系にトラブルを抱えるディフェンディングチャンピオン、松井隆幸選手は7番手に甘んじている。
そして、金石年弘選手は13番手で、金石勝智選手は17番手に。シビックで初めて走るドライコンディションだけに、これはやむを得まい。決勝でどこまで順位を上げてきてくれるのか注目された。
決勝レースはメインイベントでもあるフォーミュラ・ニッポンの終了後、この週末の最終レースとして行われた。それでもまだファンがスタンドに残っていたのは、3人のビッグネームの存在も確実にあったはずだ。どんな激走を見せてくれるのか、という。
注目のスタートで、その直前にポールの谷口信輝選手がわずかながらもクルマを動かしてしまう。すぐにブレーキをかけて対処したものの、判断は微妙なところ。その影響で出遅れて、小林選手の先行を許してしまう。
それでも何とか2番手には踏み留まって、水越選手らを背後に。上位3台はわずかコンマ5秒差で並んで、オープニングラップをクリア。その様子からは激しいトップ争いが大いに予想できた。
だが、間もなくメインホストには黒旗が掲げられる。「D」と「18」のプレートを伴って。やはり、谷口信輝選手にはドライビングスルーペナルティが命じられてしまったのだ。
小林選手の先行を許したことで、谷口信輝選手の闘志に火がついてしまったようで、追い上げてきたトモアキ選手も加えたトップ争いが激化。と同時に、黒旗には気づいていないよう。
そのバトルの間に接触があり、最も影響を受けたトモアキ選手がスローダウン。これで優勝戦線から脱落してしまう。そして、谷口信輝選手には黒旗が。これで失格の憂き目に・・・。
激しいバトルは小林選手にも影響を及ぼしてもいた。「タイヤを使い切ってしまった」と小林選手。
気がつけば、小林選手の背後には松井選手が。予選が悪かった分、先のバトルに加わることなく、冷静に後ろから見つめていたことが功を奏した格好だ。6周目には2秒半もあった差が、2周後には1秒を切るまでに。
そして、9周目にはライト点灯の後、スプーン進入で松井選手が小林選手を抜いてトップに浮上。その後は小林選手のみならず、水越選手や太田選手でさえ着いていくのがやっと。大逆転勝利を松井選手が飾ることとなった。
そこから、やや間隔を置いて激しい5番手争いを繰り広げていたのが、後藤選手と金石年弘選手。辛くも後藤選手が逃げ切りを果たした一方で、金石年弘選手は途中コース外走行があり、ペナルティとして1分が加算されて12位に降格。このひとつ前の11位を金石勝智選手が獲得している。
このふたりは、やはり「ENJOY HONDA」が併催される、ツインリンクもてぎでの第5戦にも出場を予定。是非ともリベンジを期待したいものだ。
【今回の成績 : 優勝】
まさに棚ボタです!
クルマは予選順位で分かるとおり、かなり厳しい状態だったんですが、冷静に前を見つつレースしていたら、うまくいったというかいきすぎました(笑)。実はミッションが前回からどうにも調子悪くて・・・。
でも、これでいい流れに戻ったと信じています。次のレースまでには完全な状態にして、また勝ちたいですね