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Super Taikyu Round 7
開催日程
2009年10月11日(日)
開催場所
仙台ハイランドレースウェイ
(宮城県)
天 候
雨 のち 晴れ
路 面
予選 : ウェット
決勝 : ドライ
レース距離
400km (1Lap = 4.063km)
参加台数
25台
(ADVAN装着車 25台)
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スーパー耐久シリーズの第7戦は、宮城県の仙台ハイランドで予選・決勝を日曜日にまとめて行なう"1DAYレース"として開催された。
これまで春先のシリーズ序盤開催が定着していた仙台ハイランドは、今季SUGO戦とカレンダーを入れ替えるようなかたちで10月の開催とされた。そして、スーパー耐久独特の規則により、この第7戦と第8戦は、開幕戦と合わせて通常の20%増しのボーナスポイントが与えられる重要な一戦と位置づけられる。
 
練習走行が行なわれた土曜日は、全ての走行セッションが終了してから小一時間の雨がサーキットを襲った。もっともこれは夕方に一時的な雨を伝えていた天気予報にほぼ沿ったもの。それだけに朝から晴れとされた日曜日の予報を疑った参加者は少なかったことだろう。

日曜日の朝、仙台市内は曇り空で雨は落ちていなかった。しかし住所的には仙台市中心部と同じ青葉区ながら、山間部に位置する仙台ハイランドレースウェイはなんと生憎の雨模様。
これで忙しくなるのがスーパー耐久を足元で支えているADVANのタイヤサービス、急遽レインタイヤを組んでほしいというチームからの依頼が殺到し、公式予選開始までの限られた時間内で作業を完了させるべくスタッフ総出で組み換え作業にあたった。

8時40分がAドライバー公式予選開始時刻となるが、雨足は予選開始が近づくにつれておさまり、15分前になると傘は不要なレベルになった。
こうなると次に難しいのが路面状況変化の見極め。特にBドライバー公式予選ではライン上がドライに転じる可能性も小さくなさそうで、各チームは空模様や見える範囲の路面変化を気にしながら時間を過ごすことになった。

結果的にはBドライバー予選もスリックタイヤが有利になるまで路面は好転せず、ポールポジションは1号車・谷口信輝選手組の「PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE」、これにチームメイトの28号車・片岡龍也選手組が続いて、BMW Z4M勢がフロントローを独占した。
今回、ポルシェの参戦が無いために全4台と寂しさを拭えないST-1クラスだが、フェアレディZ勢では35号車「asset.テクノファーストZ」が総合5番手、スリックタイヤで予選勝負を賭けた10号車「Y.K.M. ADVAN Z」は総合15番手に沈む結果となった。

時計の針が正午を過ぎて、99周の決勝レースがスタート。既に空には太陽が出ており、路面もドライコンディションに転じている。
まずは1-2体制でBMW Z4M勢が好調な滑り出し。フェアレディZ勢も追い上げを図るが、10号車にはフライングスタートが認められてドライビングスルーペナルティが科されてしまう。

しかし、徐々にレースは荒れ模様の展開を色濃くしていく。
20周目、2番手を走っていた片岡選手が駆る28号車が突然のマシントラブルでコースサイドにストップ。ピットに帰ることも叶わず、ここで戦列から完全に離脱を余儀なくされた。
これで1号車のチャンピオン確定の可能性が一気に高まってきた。その条件とは1号車が優勝し、シリーズ2番手の28号車が3位以下というものだったからである。

ところが28号車の戦線離脱を尻目に1回目のピットインを順調にこなした1号車だったが、2スティント目に入って間もなく、こちらもまさかのマシントラブルに襲われてしまう。
ピットに戻って修復作業を施したものの、既に2台のフェアレディZに先行を許して逆転は難しい状況に。

こうして中盤以降はフェアレディZ同士のバトルとなったST-1クラスは、後方グリッドからのスタートでペナルティのロスタイムも喫していた10号車「Y.K.M. ADVAN Z」が怒濤の追い上げでトップを奪い、第2戦・SUGO以来の今季2勝目を飾ることに成功した。

ST-2クラスはクラスポールポジションの6号車「DIXCEL☆新菱オート☆EVO IX」が序盤で早々に戦列から脱落すると、2番手スタートの3号車「ENDLESS ADVAN CS-]」がトップに。
スタートを担当した峰尾恭輔選手、中盤をしっかりつないだ村田信博選手のレギュラードライバー陣に、今回強力な助っ人として参戦した高木真一選手が最後はウィニングチェッカーまでマシンを運び、こちらも今季2勝目を飾ってシリーズランキング争いではトップの座を奪還した。

ST-3クラスは序盤から激しいトップ争いが繰り広げられたが、チャンピオン争いの一角を占めていた27号車「FINA ADVAN M3」が25周目にミッショントラブルでリタイア。
対して着実に周回を重ねて言ったのは5号車「5ZIGEN NSX」で、中盤でトップに立つと追いすがる15号車「KYOSHOメーカーズ岡部自動車RX-7」の逆転を許さずにトップでチェッカー。
シリーズランキング争いでは16号車「T-MANOILディクセル岡部自動車Z」が5番手に留まったため、単独トップで最終戦を迎えることとなった。

ST-4クラスはシリーズリーダーの55号車「BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC」がCドライバー公式予選でエンジントラブルに見舞われ、載せ換え作業が決勝スタートに間に合わないという波乱の展開に。予選から決勝までのインターバルが短い1DAY開催の難しさに直面させられてしまった。

決勝は予選上位の2台のインテグラと1台のS2000による接近戦で幕を開けた。
しかし周回を重ねていくにつれて他のクラス同様にサバイバルな展開となり、「TUBE MAZIORA GNS」がトラブルで戦列を離れると、「M'sインターナショナルコスモソニックFK ings DC5」も他車との接触によるペナルティストップを科されてしまう。
こうしたライバル勢を尻目に快走を続けたのが「SPOON S2000」で、ベテランドライバートリオが安定した走りでマシンをウィニングチェッカーへと導き、チャンピオン争いを最終戦へ持ち越させた。
Driver's Voice
村田信博 選手
 【今回の成績 : ST-2クラス 優勝】
昨日のシミュレーションでチームに予選も任せてもらえたのですが、生憎の天気に翻弄されちゃいました。最後にスリックでコースインしたのですが、タイヤを温める時間もなくて失敗してしまいました。
決勝は2番手スタートでしたが、序盤でトップに立って2スティント目を担当する自分にリレーされました。その時はフロントタイヤのみを交換して受け継いだのですが、少しオーバーステア気味に感じる部分もあったので、ACDのグラベルモードも使いながら走りました。
56号車は服部尚貴選手のスティントを引っ張ってきましたが、僕が乗っていた間は30秒以上のマージンもあったので、比較的余裕もありました。最後はかなり詰め寄って来られたので、高木真一選手はプレッシャーがあったと思います(笑)。

小幡 栄 選手
 【今回の成績 : ST-4クラス 優勝】
後ろの方では荒れたレースになったようですが、ウチはいつものように淡々と走った結果、しっかり成績を残せましたね。
私は真ん中の2スティント目を担当しましたが、とても気持ちよく走れました。
元々、仙台ハイランドにS2000は合っていますよね。路面のコンディションは厳しいコースですが、ADVANタイヤの高いグリップ性能はもちろん、ライフ性能も走りを支えてくれました。
1回目のピットで4本交換、2回目のピットでは当初は無交換のつもりでしたが、後続との差もあったので再び全交換で逃げきる作戦でいきました。
ST-4クラスは優勝チームが毎戦異なるという超激戦区。ウチも今回が初優勝ですが、最終戦でのチャンピオン獲得に向けて頑張ります!
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