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Super Taikyu Round 1
開催日程
2009年3月29日(日)
開催場所
ツインリンクもてぎ
ロードコース (栃木県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
レース距離
400km (4.801km×84Laps)
参加台数
27台
(ADVAN装着車 27台)
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前身のN1耐久ラウンドシリーズが1991年に発足してから19年目のシーズンを迎えたスーパー耐久(1990年にはプレ・シーズンを開催)。2009年の開幕戦がツインリンクもてぎのロードコースを舞台に開催された。

今期のスーパー耐久は全8戦と昨年よりも一戦多い大会数でシリーズカレンダーを構成。
ただし、一部の大会では予選と決勝をともに日曜日に行う1Day開催とされ、決勝レース距離も昨年までの最短500kmとする規則が撤廃されたことで、大会ごとの個性が強まることとなる。
緒戦のツインリンクもてぎは決勝を400kmで競う1Dayレース。参戦台数は4つのクラスを合わせて27台と昨年の開幕戦から7台の大幅減で寂しさを否めないのは残念なところ。


日曜日は午前中に公式予選が行われ、昨年強さを見せたBMW Z4M COUPEのペトロナス勢がフロントローを独占。
今年は若干ドライバー編成が入れ替わり、チャンピオンゼッケンをつける1号車が谷口信輝/柳田真孝/ファリーク・ハイルマンの三選手がポールポジションを奪い、片岡龍也/吉田広樹/ジョハン・アズミの三選手が駆る50号車が2番手グリッドを獲得した。

予選後、ピットウォークを経ていよいよ開幕戦の決勝が13時にスタート。
フロントローからスタートした2台のBMWは安定して周回を重ねていくが、これに食らいついていったのが3番手の「asset.テクノファーストZ」。昨年ST-3クラスを制した前嶋秀司/佐々木雅弘両選手のコンビがST-1クラスに戦いの舞台を移してきた。
しかし徐々に2台のBMWはその差を拡げていく。そして1回目のピットストップで28号車が1号車を逆転して先頭に立ち、2スティント目は28号車・アズミ選手と1号車・ハイルマン選手というマレーシア人同士の戦いに。
この勝負はハイルマン選手に軍配が上がり、再びトップを奪った1号車は2回目のピットストップで谷口信輝選手にステアリングを託される。谷口選手はアンカーとしてマシンを労りながらキッチリとチェッカードフラッグまで導き、まずはディフェンディングチャンピオンとして期待に応える開幕戦優勝という結果を残した。


ST-2クラスはドライバーラインナップを佐々木孝太選手/菊地靖選手に変更した11号車「TSRP ランサーEVO ]」がクラスポールポジションを獲得。今季はランサーエボリューション]、GRB型インプレッサ、FD2型シビックタイプRについて運転席以外のドアやウィンドゥ、トランクリッド(ハッチゲート)にノーマルとは異なる素材を用いて軽量化することが許された。
これによって11号車は43kgの軽量化を実現したが、この効果が発揮される結果となった。

しかし決勝は序盤から波乱の連続。
2番手スタートの「眠眠打破 ings ランサー」が昨年終盤戦からの連勝を続けるべくスタートからプッシュ、11周目にトップを奪う。
ところが直後にミッショントラブルで戦線を離脱すると、その後もランサー勢は次々にトラブルに襲われるサバイバルな展開に。
11号車も例外ではなく、エンジントラブルで後退を余儀なくされて、結果的には規定集回数をクリアして完走を果たしてポイントを獲得するのが精一杯という厳しい展開になった。

そんな荒れたレースで強さを見せるのが、スーパー耐久にN1耐久時代から長年ランサーで参戦しているRSオガワ。阪口良平選手と昨年はWTCCにも参戦した谷口行規選手、そしてチームーオーナーの小川日出生選手という組み合わせで走らせるランサーエボリューションIXは、終始トラブルの兆しも見せずに周回を重ねていき、昨年の第5戦・岡山大会以来となる優勝を勝ち取った。


ST-3クラスは序盤から白熱の展開に。
フェアレディZ、NSX、RX-7、そしてBMW M3といった内外のスポーツモデルをベースとしたマシンが個性を発揮し合うことは昨年と変わらないが、各車種が目まぐるしく順位を変えてレースは進んでいく。

しかしその中で最も高い安定感を見せたのが「FINA ADVAN M3」。
ドライバーラインナップは若干変わっているものの、小林且雄選手を筆頭とした3選手がしっかりと激戦を戦い抜いて昨年の最終戦に続いてのツインリンクもてぎ2連勝を飾った。


ST-4クラスはクラスポールに立った「BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC」が1スティント目を順調にトップのままで終える。しかし1回目のピットストップで作業違反を犯してしまい、60秒という厳しいペナルティストップを課されたことで万事休す。
ライバル不在となったのは予選2番手だった「TUBE MAZIORA Racing」で、大量リードを背景に危なげ無い戦いぶりで開幕戦を制した。
2番手はBOLD WORLD、そして3番手は今季からAP1型に限って条件付きの参加が認められたS2000の市嶋樹選手/小幡栄選手組となった。
Driver's Voice
谷口信輝 選手
 【今回の成績 : ST-1クラス 優勝 (総合 優勝)】
メカニックのみんなが頑張って車を仕上げてくれたので、トラブルが起こることも無く平和に終わることが出来て良かったです。
柳田選手もファリーク選手もクルマに優しいドライビングをしてくれて、僕にマージンもある良い状態でバトンを渡してくれました。実はちょっとハブにトラブルの予兆を感じた部分もあったのですが、マージンもあったので様子を見ながらクルマを労って走っていました。
もちろん状況によってはプッシュして全開で走るケースもあるでしょうが、僕は今年は柳田選手とファリーク選手の走りを後ろから見守っていこうかと思っています(笑)。
次もワン・ツーフィニッシュ、そしてもちろん"1号車"ですから"1位"しか狙っていません。ぜひ次回も応援してください。

小川日出生 選手
 【今回の成績 : ST-2クラス 優勝 (総合 5位)】
エボリューション勢はトラブル多発でしたが、ウチは慎重にいったのが功を奏しましたね。エボリューション]は軽量化などが認められた今季ですか、長くやってきた"年の功"で勝てた、ということですかね(笑)。
もてぎはブレーキがきつくて、予選前にブレーキがあわなかったので急遽新しい仕様のパッドを投入しました。これも400kmの決勝できっちり性能を発揮してくれて優勝にもつながりました。
1Day開催ということで日曜日の決勝前に何かトラブルがあったら終わりですから、車を仕上げる過程でも細かいところまで気にしながらパーツを組み付けたりしてきました。
次回は地元・東北のSUGO、昨年までは秋の開催だったので名物の「いも煮」を楽しんで頂けるのですが、残念ながら今年は季節が変わって味わって頂くことが出来なくなってしまいました(笑)。
その分、地元で良いレースをみなさんにお見せ出来るように頑張ります。
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