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JDC Round 6
開催日程
2009年8月9日(日)
開催場所
サーキットパーク切谷内
(青森県)
天 候
曇り のち 雨
路 面
ドライ → ウェット
参加台数
93台
(ADVAN装着車 12台)
>> Report (レポート)
>> Result (競技結果)
>> Detail (カテゴリー紹介)
今期の全日本ダートトライアル選手権は、終盤戦に突入してシリーズチャンピオンが確定し始めた。
その可能性があるのは全9クラスのうちの4クラス。
結果的には、改造車のSC2クラスとSC3クラスの2クラスのチャンピオンが確定した。
ADVAN期待の荒井信介選手が参戦するSA2クラス(ナンバー付きで改造範囲が広く、最も注目されているクラス(は、荒井選手が優勝すればシリーズ連覇の可能性があった。
この切谷内の路面は高低差があるコースで、ベースの土質は赤土だが雨水などの影響を少なくするためにアスファルトを砕いたものや砂利を混ぜて路面を作っている。
そのアスファルトの影響が強く、表面の砂利が飛ぶとブラックマークができるほどの硬い路面が顔を覗かせ始める。
いわゆる超硬質ダートと呼ばれる路面で、路面や天候の状況によっては舗装用のタイヤで好タイムをマークできるほどになる。
大会開始時は砂利を敷き、ホコリ防止の散水を施すため、グラベル用のタイヤがベストマッチ。
中盤以降の走行となる荒井選手も、一般グラベル用のADVAN A035を履いてのアタックとなった。
コースレイアウトは、前半は外周を使った高速セクション、中盤以降は内周を使った中速テクニカルセクション、ゴール手前で低速のテクニカルセクションという感じになっていた。
高速セクションが終わる頃に計測される中間タイムは、ライバルの北村選手とコンマ差のほぼ同タイム。
ところが、荒井選手はゴール手前の最後のターンで失速。その影響で、0.027秒という僅差で2番手タイムとなってしまう。
しかし、雨が降らなければ砂利が飛んだ2トライ目のタイムアップは確実で、天候も急変しそうな気配はない。
「最後のターンで何故か速度が落ちちゃって。原因は分からないけど、それでコンマ差だからね。2本目で逆転できると思うよ」と一本目の走行後の荒井選手。
2トライ目。タイヤをADVAN A036に履き替え、逆転を狙って激走する荒井選手は見事に中間のベストタイムを更新。
ところが、1本目と同じ最後のターンで、またしても僅かに失速。ライバルの北村選手のタイムに0.026秒届かず、惜しくも優勝を逃してしまった。
ポイント的には荒井選手の圧倒的な優位は変わらないが、シリーズを確定することは叶わなかった。
また、昨年のこの大会で優勝しているN2クラスの三上満宏選手は、連覇に向けて闘志を漲らせていた。
ところが、内周へ入る交差部分にできたワダチを全開でクリアしようとして、サスペンションにダメージを負ってしまう。見た目にキャンバーが狂っている状態の三上選手のマシンだが、最後まで果敢に攻めてゴール。トップと1.2秒差で3位。
そして、三上選手と同じアルトで参戦している小川静夫選手が三上選手とコンマ差の4位に入る健闘を見せた。
【今回の成績 : SA2クラス 2位】
路面とタイヤのマッチングはほぼ完璧な状態だったからね。ここで決めて次からランサーエボリューション]を投入する予定だったんだけど。
最後のターンは、ワダチにリヤが引っかかっちゃったんだ。勝てると思っていただけに悔しいけど仕方ない。またエボ]の投入が遅れちゃった。
次は上位のポイントを獲ればシリーズを決められるけど、勝って気持ちよく連覇したいね。期待してて。
【今回の成績 : N2クラス 3位】
このコースは、間違いなくアルトとADVAN A035の組み合わせがいいですね。おそらく、軽さと小ささが有利なんだと思います。
もちろん勝つつもりで走ったんですけど、ギャップでアライメントが狂ってしまった、次のターンでリヤが大きく流れて。
そんな状況で3位だったので、逆にとても悔しいです。来年は3戦くらいしか出られませんが、この大会だけは勝ちに来ます!
このコースの路面は、全日本に使われるコースの中で最も硬質な部類に入る。
砂利の量が多いときは別だが、堅い路面の上に砂利が敷かれている場合は、たとえ散水直後のウェット状態でもドライタイヤの方が有利なときがある。
タイヤチョイスは、慣熟歩行の時に自分が走行際の路面状況想定することが需要になるが、散水の量や土質、砂利の深さなどがその判断材料になる。見た目だけのイメージで決めず、比較データを取ることも重要だ。