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SUPER GT Round 1
開催日程
2009年3月21日(土)
〜22日(日)
開催場所
岡山国際サーキット(岡山県)
天 候
路 面
ウェット
決勝周回数
82周
(コース : 3,703m)
参加台数
36台
(ADVAN装着車 17台)
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"世界一のハコ車レース"として国内最大の観客動員を誇り、国内モータースポーツの最高峰に相応しいメジャーレースシリーズに成長したSUPER GTの2009年シリーズが岡山国際サーキットを舞台に開幕。
この地では2005年以来、実に4年ぶりの開幕戦となった。

今シーズンのSUPER GTは、テクニカルレギュレーション(車両規定&技術規則)が大幅に変更され、マシンはダウンフォースを大きく殺がれることになった。しかも、今シーズンから金曜日の走行がなくなり、レースは土曜日曜の2デー開催に変更されたこともあって、マシンのセットアップに費やされる走行時間は、土曜日午前に行われる2時間の練習走行のみ。
ここ岡山国際サーキットでは2週間前に公式テストが実施されていたが、この時のデータも含めたとしても、各チームは短時間で、少ないデータからマシンのセットアップを進めていくしかない。

さらに土曜日の練習走行&公式予選がドライコンディションで行われたのに対して、日曜日は朝からウェットコンディション。エンジニアにとっては悩み多き週末となった。

なお、今回からADVANでは、全く新しいトレッドパターンのレインタイヤを投入しているが、雨に見舞われた決勝で、その威力は存分に発揮されることになる。

ADVANは昨年に引き続いて、GT500クラスでは24号車「HIS ADVAN KONDO GT-R」にタイヤを供給するとともに、新たに参戦することになった21号車「ASTON MARTIN 赤坂 DB9R」にもタイヤ供給することとなった。
「HIS ADVAN KONDO GT-R」は、当然のことながら新レギュレーションに適合させるべくアップデートされていたから、それに適合させるべくタイヤ開発が進められたが、「ASTON MARTIN 赤坂 DB9R」は、ル・マンGT1仕様のアストンマーチンDBR9で、全く新しいコンセプトのタイヤが要求されることになり、ADVANの開発スタッフにとっては、開幕戦を控えてフル稼動の日々が続くことになった。

土曜日の公式予選ではレクサスSC430勢の好調さが目立つことになった。
そんな中、「HIS ADVAN KONDO GT-R」は好調にタイムを短縮、GT-R勢でベストとなる5番手につけて午後のスーパーラップに進出を果たす。
なお、今回はスーパーラップ進出は各クラス上位8台ずつとされている。そのスーパーラップで、「HIS ADVAN KONDO GT-R」を駆るジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手は、セクター1とセクター2ではタイムが伸び悩んだものの、テクニカルセクションのセクター3で大きくタイムアップ。結果的に2列目3番手グリッドをゲットした。
一方、今回がデビュー戦となった21号車の「ASTON MARTIN 赤坂 DB9R」は、シェイクダウンこそ済ませていたものの、ロングラップを走るのは、このレースウィークが初めてという状況で、ベテランの土屋武士選手がセットアップを進めながらアタック。
コンビを組む都築晶裕選手は、今回がGTデビューとあって、タイムが伸び悩んだが、14番手グリッドから決勝に臨むことになった。

GT300クラスでは多くのADVANユーザーが見事なパフォーマンスを発揮し、11号車の「JIMGAINER ADVAN F430」が予選1回目の4番手からスーパーラップで大逆転。1回目のセッションでトップタイムをマークしていた19号車の「ウェッズスポーツIS350」は、スーパーラップでも快調で、「JIMGAINER ADVAN F430」に続く2番手タイムをマーク。
ADVANユーザーがフロントローを独占、決勝での活躍に期待が高まった。

決勝日となる日曜日は、予報通り雨に見舞われた。新パターンのレインタイヤにとっても、ようやく迎えた"晴れ舞台"となる。

「HIS ADVAN KONDO GT-R」は、予選でアタックを担当したオリベイラ選手が前半のスティントを担当する。ウェットコンディションということもあり、セイフティカーが先導したまま周回を続けるSCスタートとなり、2周を終えたところでレースは事実上のスタートが切られることになる。

オリベイラ選手はフルスロットルの好ダッシュを見せ、1コーナーへのアプローチで、まずは1台のレクサスをパスすると、先行するもう1台のSCもパスしてトップで1周を回ってくる。
そこから先は、オリベイラ選手がトップを快走。
序盤こそ、NSX勢が食らいつくシーンもあったが、やがてはオリベイラ選手の一人旅となった。

追いすがろうとしたライバル勢が、30周を終えた辺りから続々とピットインする中、オリベイラ選手は50周を超えるロングラップ。
2位以下との差も1分以上となったところで52周を終えてピットイン。待ちかまえていた荒聖治選手と交代する。タイヤ交換とガス補給。まさにルーティンワークを30秒余りで終えると、荒選手はトップのままピットアウトしていった。

後半を担当した荒選手も、新パターンを採用したレインタイヤの威力を存分に発揮、快調なペースで周回を重ねていった。
そして充分なアドバンテージを築いた後は、安定したクルージング。全く危なげないレース展開でトップチェッカー。昨年のセパン以来、チームにとっては初の国内戦優勝を飾った。

GT300でもADVANユーザーが入れ替わりでトップを快走した。
まずはポールから飛び出した「JIMGAINER ADVAN F430」がトップをキープし、これに「ウェッズスポーツIS350」が続く。
11周目に「ウェッズスポーツIS350」が「JIMGAINER ADVAN F430」をパスしてトップ逆転するが、28周目には追い上げてきた7号車の「M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7」がトップに立つ。

後半に入り、ピットインのタイミングで「ウェッズスポーツIS350」、2号車の「プリヴェアップル紫電」とトップが目まぐるしく入れ替わったが、「プリヴェアップル紫電」がピットインした後は「ウェッズスポーツIS350」がトップをキープ。
ドライの予選で見せた速さが、ウェットコンディションでも健在なことを証明し、幸先の良いトップチェッカーを受けた。
SUPER GT 2008 Round 1
OKAYAMA
「HIS ADVAN KONDO GTR」
優勝記念壁紙


1280 × 800 pixel (約600KB)
1280 × 960 pixel (約630KB)
1024 × 768 pixel (約450KB)
Driver's Voice
J-P・デ・オリベイラ選手
 【今回の成績 : 優勝】
今日の天気とクルマのセッティングがバッチリ合っていました。
タイヤのチョイスも良かった。本当にコースでの居心地が良かったですね。
スタートからまずは様子を見て、5周目からプッシュして後続との差を広げようとしました。雨が弱くなって18号車が迫ってきて少し不安もありましたが、雨がまた強くなってきて、自分たちのクルマの状況に合ってきたので、良かったです。
テストから調子が良くて、タイヤもすごく進歩したと思います。
僕も、今年はSUPER GTに集中するので、チャンピオンを狙っていきたいです。

荒 聖治選手
 【今回の成績 : 優勝】
JP(オリベイラ選手の愛称)に作ってもらったマージンが大分なくなってしまいましたね(苦笑)。
終盤に路面の水が少なくなったコンディションだと、タイヤにベストマッチとはいかなくて、それで少し差を詰められてしまいましたが、JPが素晴らしい走りをしてくれたので、僕も最後までトップでチェッカーを受ける事だけを考えて走りました。
今回は横浜ゴムがレインで勝つために、パフォーマンスの高い新型タイヤを用意してくれて、それで結果を出せたことがとても嬉しいです。
実は無線のプラグがちゃんと入っていなくて、近藤監督とは全然話せていませんでした。
チェッカー後に抜き差ししたら繋がったので『ご迷惑をお掛けしました』と謝っておきました(笑)。
Engineer Voice
島田 淳
テクニカルレギュレーションが変更され、今年のマシンはダウンフォースが減ってしまいました。その分、タイヤに掛かる荷重も減っていて、全体的にソフト目の構造になっています。
それでも、ロール剛性の関係もあって、ソフトすぎてもダメで、その辺りのバランスが難しかったですね。
2009年仕様のマシンは、滑りながら走っていくイメージで、タイヤには高いグリップだけでなく、耐摩耗性も要求されることになりました。特にGT500では、その辺りに気を遣いました。
予選ではレクサスが速くて安穏としている訳にはいきませんが、GT-R勢の中ではトップタイムをマークできたので、タイヤとしては一安心、といったところですね。
一方、決勝は雨になりましたが、今回から投入した、新しいトレッドパターンが威力を発揮してくれました。
ブロック剛性を高めるよう、トレッドパターンをデザインしたのですが、ハイドロプレーニングに対しても効果的だったようです。
ドライバーからもグリップが高く、またタレなかったと好評でした。
今シーズンの目標はGT500で2勝すること。セパン以外に国内でも勝ちたいと思っていましたが、早くも開幕戦で達成することが出来ました。
だから次の目標として「国内でドライで勝つ!」その目標に向け、タイヤ開発を進めていこうと思います。
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