日本独自のフォーミュラ・カテゴリーとして15年を超える長い歴史を誇るF4(フォーミュラ・4)。
モータースポーツを愛好するベテラン・クラブマンレーサーと、さらなる上位カテゴリーへのステップアップを目指す若手ドライバーが、切磋琢磨し合うフィールドとして人気の高いカテゴリーである。
いわゆる"ミドル・フォーミュラ"に属するF4だが、参加年齢層が幅広いことは大きな特徴。
またマシンの自由度が高く、シャーシやエンジンは決められた範囲の中で自由とされているので、マシン造りやセッティングといった能力を磨く場として重要性が高いとF4出身のトップドライバーは口を揃える。
更に参戦費用がミドル・フォーミュラと呼ばれるカテゴリーの中では低く抑えることが出来ることも大きな特徴で、こうした独自性が長くシリーズを続けられてきていることの背景にある。
シリーズは東日本と西日本の各シリーズがあり、両シリーズの最終戦終了後には"日本一決定戦"が開催される。
2008年は東西ともに20代の若手ドライバーが活躍、日本一決定戦では手に汗握る直接対決が実現した。
フォーミュラ・レースが決して"雲の上の遠い存在"ではないこと、そしてトップドライバーを目指す者に対して門戸は広く開かれていること、その二つをF4から知ったというドライバーも数多く存在しているのである。
【ADVAN TIRE INFORMATION】
自由度の高いF4だが、タイヤについてはADVANレーシングタイヤがワンメイクコントロール指定を受けている。
これにより参戦費用の低減を図れるのみならず、同一スペックのタイヤで競い合う事で、より純粋にドライビングテクニックやセッティング能力を高められるという大きなメリットがある。
使用されているのはドライコンディション用のスリックタイヤ「
ADVAN A005」と、ウェットコンディション用のレインタイヤ「
ADVAN A006C」。
高い性能を実現しつつ、多くのドライバーにとって扱いやすいタイヤであることから絶大な支持を集めているADVANレーシングタイヤ。
もちろん他のカテゴリーと同様にサービス体制も充実しており、単なるタイヤサービスに留まらず、タイヤを巧く使うテクニックについてのアドバイスをADVANスタッフから受けてドライビングに開眼したという若手ドライバーも数多い。