2009年、日本のサーキット・レースシーンにカローラが帰って来た。
往年の名車として語り継がれる歴代レビン/トレノ、そして全国のモータスポーツファンを魅了したグループAに参戦したカローラFX、4ドアセダンのハイパフォーマンスレーシングマシンが覇を競い合ったJTCC(全日本ツーリングカー選手権)での100系カローラセダン。
これらが活躍した勇姿をご記憶のモータースポーツファンも少なくないだろう。
2009年、富士スピードウェイで開催される"富士チャンピオンカップレース"で新たに発足するのが「カローラ・アクシオ
GTクラス」。
アクシオのサブネームを持つ最新型のカローラセダン、これを改造範囲の広いN2規則に準拠する形で造り上げたレーシングマシンによって競われる、新たなワンメイクレースカテゴリーである。
エクステリアはオーバーフェンダーや専用のエアロパーツで武装、街中で見かけるカローラ・アクシオに対してアグレッシブさを増した。
その心臓部には1,500ccの直列4気筒エンジンにTRD製のターボキットをドッキング、カローラ・アクシオが持つ素直なハンドリング性能に磨きをかけている。
その上で参戦コストの抑制を大きなテーマとしており、改造が許される範囲を厳格に定める規則の制定が進められている。これによって、費用がかかるという印象の強いN2カテゴリーに対する従来の概念を払拭、ローコストで長く続けることが出来るワンメイクレースの創出を実現することになる。
発足の年となる2009年シリーズは7月に開幕、年間4戦の開催を予定。
この魅力的な新カテゴリーには、レーシングドライバーはもちろん、メンテナンスガレージやカーショップからも熱い注目が寄せられている。
【ADVAN TIRE INFORMATION】
冒頭にご紹介した日本のレースシーンにおけるカローラの活躍。その歴史を紐解いていくと、ADVANの存在もクローズアップされることになる。
サーキットを所狭しと駆け回り、幾多の栄冠を手中に収めてきたADVANカラーをまとうカローラの存在は、今や伝説になっていると言っても過言ではない。
2009年に発足する「カローラ・アクシオ GTクラス」は、ADVANレーシングタイヤのワンメイクコントロールで行われる。
長く国内外のモータースポーツシーン、特にツーリングカーカテゴリーへの参戦を多く続けている横浜ゴムが、持てる技術とデータを活かしてタイヤ開発を進めている。
まずは2009年、舞台となる富士スピードウェイ、そしてカローラというマシンを知り尽くしているADVANレーシングタイヤが支える新たなシリーズ、熱戦が期待されるところだ。