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Corolla Axio GT Round 4
開催日程
2009年11月8日(日)
開催場所
富士スピードウェイ(静岡県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
決勝周回数
12周
(コース : 4,563m)
参加台数
3台
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この夏、新たに発足した富士チャンピオンレースのカローラアクシオGTクラス。記念すべき初代のチャンピオンが決することになる今季最終戦が秋晴れの富士スピードウェイで開催された。

開幕戦と第2戦を制した松井有紀夫選手に対して、第3戦ではTakamori.com選手が今季初優勝。1位と2位を互いに分け合ってきた両者の戦いは、いよいよ最終決戦を迎える。
シリーズポイントは第3戦を終えて松井選手の20点に対してTakamori.com選手は10点。参加台数の関係でポイントが付与されるのは優勝の10点のみとなるので、もしTakamori.com選手が最終戦を制すると両者が同点で並ぶことになる。この場合、規則によって最終戦で多くの得点を獲得した選手がチャンピオンとされる。
このような背景から、初代チャンピオンを賭けた最終戦は自ずから白熱した戦いが繰り広げられることとなった。

午前9時にコースオープンとなった公式予選。カローラアクシオGTは予選・決勝を通じてNA1600/MR2/N1-1600/シルビアとの5クラス混走となるが、まずはTakamori.com選手が2分03秒279をマークしてクラストップに立った。
しかし20分間の予選、最後の最後で松井選手が2分03秒230と0.049秒上回るタイムを叩き出して逆転に成功、7月の開幕戦からこの最終戦まで4戦連続でポールポジション独占という快挙を成し遂げた。
なお第2戦から参戦している自動車専門誌・J's Tipoの編集スタッフでもある橋本洋平選手は、ドライブシャフトのトラブルでタイムを残すことが出来ず、決勝は無念の最後尾スタートとなった。

予選終了から3時間30分を経て、12時50分にいよいよ初代チャンピオンの座を賭けて12周で競われる決勝がスタート。
レッドシグナルが消灯して各車が一斉にスタート、ここで見事なダッシュを見せたのがTakamori.com選手。鋭いスタートダッシュで松井選手のインを1コーナーで奪い、サイド・バイ・サイドに持ち込んだ。両者はオープニングラップから激しい接戦を展開、1周目を終えてコントロールラインを先に通過したのは松井選手だったが、Takamori.com選手がストレートでスリップも巧く使って1コーナーで先行、トップを奪った。

先行したTakamori.com選手は松井選手を引き離しにかかる。3周目を終えた時点では松井選手との間に2台のクラス違いを挟み、2秒4のリードを築き上げた。
しかし4周目、松井選手が猛チャージ。予選ベストタイムを上回る2分02秒236という決勝ファステストラップを叩き出し、一気にその差を詰めていく。

一気にその差を1秒以内にまで縮めた松井選手は、Takamori.com選手を射程圏内に捕らえて中盤戦に突入。6周目に入って1コーナーでTakamori.com選手の真後ろにつけた松井選手は、イン側につけた松井先週が2コーナーからサイド・バイ・サイドに持ち込んで、遂にコカ・コーラーコーナーで逆転に成功。
しかし7周目に入った1コーナーでは再びTakamori.com選手が松井選手をかわし、この両者のバトルにはピットで見守るチームスタッフもモニターに釘付けとなった。

9周目はほぼ丸一周にわたってテール・トゥ・ノーズの接戦を展開した両者。時に松井選手が仕掛けるも、Takamori.com選手が先行を許さず、再びホームストレートに戻ってきた両者は10周目に突入。
先にコントロールラインを通過したのはTakamori.com選手だが、国内最長を誇る富士スピードウェイのストレート、松井選手はスリップストリームを効かせてからマシンをイン側に振って1コーナー勝負に持ち込む。しかし、ここもTakamori.com選手が抑えきってトップを堅守。


いよいよレースも終盤、初代チャンピオンを賭けた戦いも最終章を迎えた。今回もファイナルラップに持ち越された勝負の行方、1コーナーはTakamori.com選手が制したものの、再びテール・トゥ・ノーズ状態から松井選手がコカ・コーラーコーナーで先行。
このまま前に出た松井選手がTakamori.com選手との激戦を制して、土屋武士チームオーナーらチームメンバーが待つストレートに先頭で戻ってきて今季3回目のウィニングチェッカー。

「松井選手は今年、全てにおいて成長したと思います。レーシングドライバーとしてはまだまだ赤ん坊なので、ようやく"ハイハイ"が出来るようになって、最後でちょっと頑張って自分一人で立つことが出来な様な感じ。これからはしっかりと自分の足で歩いて行ってくれると思います。」
と、土屋武士チームオーナーもその成長ぶりを評した松井選手の戦いぶり。

記念すべきカローラアクシオGTの初代チャンピオンとなった松井選手、同じ日には師匠にあたる織戸学選手がSUPER GT・300クラスのシリーズチャンピオンを決めたこともあり、最高に幸せな週末になったようだ。
Driver's Voice
松井有紀夫選手
 【今回の成績 : 優勝】
レースというもの自体が初めてのシーズンだったので、新しく経験することだらけの一年でした。最初の頃は自分自身のキャパシティが小さくて余裕が無い状態でしたが、徐々にそのキャパシティが拡がってチャンピオン獲得につながったと思います。
今回も前半は少し離されたのですが、常に落ち着いていられました。自分が速く走れるポイントで一気に近づきつつ、Takamori.com選手の速いポイントでは落ち着いてミスをしないように走って離されないことを心がけました。
この一年を戦ってきて、ドライバーとしての僕自身の"心"が鍛えられたと思います。あとは"頭"もちょっとだけ鍛えられて賢くなったかな(笑)?

土屋武士 チームオーナー
松井選手は今年が4輪レースのデビューイヤー。織戸学さんの弟子ということですが、織戸さんの弟子とは思えない礼儀の正しい選手ですね(笑)。そんな冗談はさておき、松井選手は織戸さんが持つ"熱いスピリット"を受け継いでいて、チャンピオンを獲得できて僕もそうですが、織戸さんも喜んでくれると思います。
カローラアクシオGTというカテゴリーは今年始まったばかりですが、TEAM SAMURAIという僕のチームがきちんとした形で動きはじめたのも今年から。僕や松井選手をはじめ、本当にみんなが初心からスタートして大きく成長した一年になったと思います。

Takamori.com選手
 【今回の成績 : 2位】
今回も激しいレースでしたが、負けたのは"超悔しい"です。
お互いのマシンによるのかドライバーによるのか、コースの中で得意な場所と不得意な場所が明確になっているんです。なので、周回数を見ながらどこで仕掛けていくかが重要だったのですが、今回は展開の"読み負け"でしたね。
予選についてはそんなに重視していませんでした。逆に勝負と思っていた決勝スタートで僕が前に出られて「行けるな!」と思ったら、クラス違いの方々にひっかかってしまって。
一時は2秒近く離して、2分3秒ペースでラップして「勝てるな」と思ってミラーを見たら、松井選手が真後ろにいたんですよ。もう「何秒で走っているんだ!?」っていう感じで(笑)。
そこからは駆け引きなしの力勝負。厳しいけれど面白いレースを今回も出来ましたね。

橋本洋平 選手
 【今回の成績 : 3位】
今回は予選でドライブシャフトのトラブルが発生してタイムを残せず、最後尾から決勝スタートを迎えました。
こうなると"雑誌屋魂"に火がついて、今回は取材に徹することにしてみました(笑)。スローペースで周回して、中盤からは松井選手とTakamori.com選手のバトルを真後ろからじっくり見させてもらいました。
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