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Corolla Axio GT Round 1
開催日程
2009年7月12日(日)
開催場所
富士スピードウェイ(静岡県)
天 候
曇り
路 面
ドライ
決勝周回数
12周
(コース : 4,563m)
参加台数
2台
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1960年代に始まった伝統のレース、「富士フレッシュマンレース」では、これまで数々の国内トップドライバーがそのキャリアの第一歩を踏み出してきた。
カローラ・アクシオGTクラスを、その伝統を受け継ぐ「富士チャンピオンレースシリーズ」のメインシリーズにしてゆきたいと言う富士スピードウェイ。

2009年、新たに発足するのがN2規則をベースとしたワンメイク・ツーリングカー「カローラアクシオGTクラス」である。
カローラの4ドアセダンであるアクシオをベースに、1,500ccエンジンにTRDのターボを装着したエンジンを搭載。オーバーフェンダーなどで武装したエクステリアは精悍なもので、走りを支えるタイヤにはADVANがワンメイクサプライヤーに指定されている。

レース事業課係長の長田誠記さんは「そろそろ、ニューモデルのクルマでのレースを始めたいと思っていました。これからはこのカローラ・アクシオGTクラスを新たな富士チャンピオンレースシリーズの看板イベントとして力を入れてゆきたいと思っています。」と今後の発展に向けた意気込みを語った。

今シーズンは富士チャンピオンレースに組み込まれた4戦が予定され、いよいよ発足緒戦を迎えた。
開幕戦にエントリーしたのは2台。数あるワンメイクレースのなかでも、ある程度の改造が許されるN2ベースとしたレースカーはこのカローラ・アクシオGTクラスのみ。ひとつ上のクラスを目指すこれからの更なる挑戦者の登場が待たれるところである。

レースは5つのクラスが混走するかたちになり、予選では特にクリアラップを如何に取るかが大きな鍵になる。また世界屈指のロングストレートを誇る富士スピードウェイが舞台であるだけに、スリップストリームを巧く使うこともテクニックとしては重要だ。

今回は松井有紀夫選手が2分04秒007をマーク、一騎討ちのライバルとなるTakamori.com選手の2分04秒656を抑えてクラスポールポジションを獲得した。

決勝は曇り空の下でスタートを迎えた。
5クラス合計15台が混走する12周のレース、スターティンググリッドは松井選手が7番手、Takamori.com選手が8番手と、ちょうど集団の真ん中に並ぶこととなる。

スタートから好走した松井選手だが、3周目にはストレートでTakamori.com選手が並びかけてサイド・バイ・サイドに持ち込んで果敢に仕掛けていく。
Takamori.com選手が前に出て1コーナーへとアプローチしたが、インサイドに陣取っていた松井選手は慌てることなく1コーナーで再びトップを奪取。

さらに翌周には後ろから追い上げてきたクラス違いのマシンを交えた3台によるスリーワイドのバトルとなるが、ここではTakamori.com選手が早めのブレーキングで接触を回避、このタイムロスによって松井選手との差が4秒ほどに開いてしまった。

全体では9番手にドロップしたTakamori.com選手は再びペースアップして先行する松井選手を追うが、スタートから安定したレース運びを見せた松井選手がそのまま先にチェッカードフラッグを受けることに成功。

記念すべき発足緒戦をポール・トゥ・ウィンで飾り、歴史の1ページにその名を刻む結果となった。
Driver's Voice
松井有紀夫選手
 【今回の成績 : クラス優勝 (総合 6位)】
とにかくうれしいです。スタートが失敗だったので自分を落ち着かせるように意識しました。
序盤の数周で他のクラスとの速度の違いを把握できたので、あとはそのクラス違いをうまく利用しようと思いました。それは冷静に判断することができました。
Takamori.comさんと並んだ時はとにかくクリーンなバトルになるように心がけました。
今日は100%の走りができたと思います。

Takamori.com選手
 【今回の成績 : クラス2位 (総合 7位)】
他のクラスにからまれてしまったのが残念でした。クラッシュは避けたかったので早めのブレーキングでアクシデントは回避できたのですが、そこで5秒はロスしてしまいました。
もう少し粘ってポジション取りに行っても良かったのですが、すこし、紳士的に行き過ぎたかもしれません。
そこからペースアップして追い上げたのですが、1秒つめるので精一杯でした。
でもスタートはうまくいきましたし、ミスはしなかったので次のレースでは借りを返すつもりです。
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