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CIVIC INTER Round 1
開催日程
2009年3月21日(土)
〜22日(日)
開催場所
岡山国際サーキット
(岡山県)
天 候
曇り
路 面
ウェット
決勝周回数
18周
(コース : 3,703m)
参加台数
13台
(タイヤはADVANワンメイク)
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インテグラから再びシビックによって争われるようになった、ホンダエキサイティングカップも2シーズン目を迎えることとなった。
今年は車両レギュレーションの一部に変更があり、最も速さに影響を及ぼすと思われるのが、フロントのダンパーアッパーマウントにピロボールの使用が認められたことだ。これにより、シビックの持ち味であるフットワークの良さがより向上し、あらゆる意味でエキサイティングなレースになることは間違いない。
その走りを支えるタイヤは、今年もADVANレーシングタイヤが使用される。

シビックレースの最高峰シリーズとして、全国のサーキットを転戦するインターシリーズは、今年も全7戦で争われる。うち4戦は西日本シリーズとの併催だ。
岡山国際サーキットを舞台とする、開幕戦のエントリーは13台。昨年のランキング2位、前嶋秀司選手や3位で最後のインテグラ・インター王者、嶋村馨選手らが卒業を果たしたこともあり、やや寂しさは否めないものの、東日本シリーズ3位の酒井とくしげがステップアップを果たし、またヴィッツ東日本チャンピオン大西隆生選手の挑戦もあり、むしろラインアップは濃厚となった感が強い。
もちろん、チャンピオン松井隆幸選手は引き続き参戦、ゼッケン1を誇らしげに着けて連覇を狙う。

予選は雲ひとつない青空の下で行われ、最高のコンディションで各自アタックが重ねられた。序盤のリーダーは、やはり松井選手。いきなり1分44秒台に叩き込み、3周目には44秒478をマークしてピットに。
だが、逃げ切りは許されなかった。タイヤにじっくり熱を入れ、3周目からアタックを開始したのはトモアキ選手。昨年はランキング5位だったものの、松井選手が最もマークすべき相手としていたドライバーが、44秒499を記録して肉薄したばかりか、その次の周には44秒435をマークしてトップに躍り出る。
そのため、松井選手はピットを離れて再びアタックをかけるが、自身のタイムを更新することもできず無情にもチェッカーが振られてしまう。
その差、わずかコンマ04秒。超僅差で松井選手をトモアキ選手が従えてポールポジションを獲得。3番手には西日本チャンピオンの小林康一選手がつけ、4番手の高島登、そして5番手の後藤比東至選手までがコンマ5秒差で並ぶこととなった。

日曜日の未明から降り出した雨はコースを濡らし、降ったりやんだりを繰り返していたが、結局乾くという状態には一度も至らなかった。それでも、シビックレース決勝が始まる前にはやんでおり、少なくても水しぶきが上がらないようにはなっていた。
この微妙なコンディションの中、ただひとりスリックタイヤを選んでいたのが高島選手。フロントローに並んだトモアキ選手、松井選手はグリッド上にスリックタイヤを持ち込み、お互いを牽制し合っていたが、ともにレインタイヤのままスタートを切ることになった。

トモアキ選手と松井選手のスタートダッシュは、まさに同時タイミング。しかし、前方グリッドに並ぶ利もあり、トモアキ選手が1コーナーにトップで飛び込んでいく。
この2台に続いたのは小林選手で、早々とトップグループを形成。ひと呼吸おいて後藤選手が続く形に。
注目の高島選手は1台、また1台と抜かれてオープニングラップ終了時には8番手にまで退いていた。そればかりか、なんと4周目の最終コーナーで高島選手がスピン!
これで最後尾まで交代してしまい、ギャンブルは不発に終わる。

一方、トップ争いが接戦だったのは4周目まで。
そこから先はトモアキ選手がひとり逃げることとなったのに対し、2番手争いはさらにヒートアップした。松井選手、小林選手、後藤選手に太田侑弥選手も加わって縦一列。
この中で最初に動いたのは太田選手で、小林選手を12周目の1コーナーでとらえて4番手に。続いて太田選手は後藤選手にも迫ったが、その間に松井選手は逃げることともなっていた。

また、その頃、最後尾を走る高島選手のタイムが、トップグループを上回るように。1分54秒でトップのトモアキ選手が走っていたのに対し、最終的に高島選手は52秒409をマーク。
ラスト2周で2台をかわし、もう1周あればさらに数台をかわしていたことだろう。
そう考えると、序盤のスピンが惜しまれる。

約7秒の差をつけ、トモアキ選手はトップでチェッカー。
しかしながら、レース後の再車検で数kgの重量不足が発覚し、失格となってしまう。これで松井選手が繰り上がって開幕戦を制覇。
2位には後藤選手、3位には太田選手がつけた。

なお、西日本シリーズには松井選手はエントリーしていないため、こちらの優勝は後藤選手が獲得。

第2戦はリニューアルされた鈴鹿サーキットの「START SUZUKA OPENING THANKS DAY」の中で行われ、ゲストとして元F1ドライバーの鈴木亜久里氏の出場が決定。
現役を退いて久しいものの、現役シビック使いたちに混じって、どんな元気な走りを見せてくれるのか、大いに注目される。
Driver's Voice
松井隆幸 選手
 【今回の成績 : 優勝】
結果的に優勝となりましたが、実のところ完敗です。
レギュレーションが変わってクルマを作り直したんですけど、その方向性を誤ったものですから・・・。
結果は結果として受け止め、次はもっと完全な状態で走れるよう、頑張ります。
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