日本のモータースポーツシーンにおいて、最も長い歴史を刻み続けているワンメイクレースが「ホンダ・エキサイティングカップ」。
発足は1981年、既に四半世紀を超える伝統を誇るカテゴリーである。
一時期は他の車種にその座を譲ったこともあったものの、やはりホンダ・エキサイティングカップの主役といえばシビック。
歴代モデルが受け継いできた高いドライビング性能は、改造範囲が厳しく制限されるN1カテゴリーにおいて数多くのドライバーを魅了し、そして育ててきた。
アマチュアレーサーとしてテクニックを磨く者、さらなる上位カテゴリーへのステップアップを目指す者。そのいずれにも共通しているのは"モータースポーツを心から愛し、真摯に取り組んでいる人々"ということ。
"シビックワンメイク"は、そんなドライバー達の活躍するフィールドとして歴史を重ねてきている。
2008年からは4ドアセダンボディに生まれ変わったFD2型・シビックタイプRによるシリーズへと進化。従来通り、全国を転戦する"インター・シリーズ"を頂点に、東日本と西日本の各シリーズ戦が設定されている。
そして2008年は特別戦が日本初上陸を果たしたWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)のサポートレースとして開催され、大観衆に好バトルを披露した。
【ADVAN TIRE INFORMATION】
伝統のホンダワンメイクレースは、ADVANレーシングタイヤの存在を抜きに語ることは出来ないだろう。
数々の名勝負を足元から支え、多くのドライバーがADVANレーシングタイヤで育っていったという事実は、歴史を検証すれば一目瞭然である。
2008年から発足したFD2型・シビックタイプRによるシリーズは、インター・シリーズを筆頭に、東西シリーズも含めてADVANレーシングタイヤがワンメイクコントロールタイヤの指定を受けている。
横浜ゴムでは長年のツーリングカレース参戦で育んできた技術力を結集して「シビックワンメイクレース専用タイヤ」を開発、参加者の期待に応える高いパフォーマンスを発揮している。
ワンメイクレースでは参加するドライバー全てにとって扱いやすく、かつ高いパフォーマンスを有するタイヤが求められるが、ADVANレーシングタイヤはこうした条件を高い次元でバランスしたタイヤを開発。
そしてタイヤそのものの高性能はもちろんのこと、生産から物流、そしてレース現場でのサービスに至るまでを充実した体制でバックアップ、その名の通り"エキサイティング"なレースシリーズの盛り上げにも一役かっている。