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WTCC 2008
/ Round 13 and 14
News Index
WTCC Round 13&14
開催日程
2008年7月26日(土)
〜27日(日)
開催場所
ブランズハッチ・サーキット
(イギリス)
天 候
第13戦 : 曇り
第14戦 : 曇り
路 面
第13戦 : ドライ
第14戦 : ドライ
決勝周回数
第13戦 : 14周
第14戦 : 16周
>> Report (レポート)
>> Result (競技結果)
>> Detail (カテゴリー紹介)
WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)は随所で繰り広げられるバトルが最大の見どころであるが、イギリスの名門サーキット・ブランズハッチで行なわれたシリーズ第13戦&第14戦も片時も目を離すことができない好レースが観客を大いに楽しませた。
土曜日の予選でトップタイムをマークしたのはBMWのアウグスト・ファルファス選手。「マシンがとても良い仕上がりだ」と決勝に向けた手応えを語っていた。これに続いたのがアラン・メニュ選手とロブ・ハフ選手で、シボレーの2台が存在感を高めた。
日曜日の空模様は曇り、路面はドライ。
ヨーロッパ中央時間の13時05分、フォーメーションラップを終えたマシンたちはレッドシグナル消灯とともに第1レース(第13戦)に臨んだ。
スタート直後から激しいバトルが展開されたが、ここでファルファス選手とメニュ選手が接触、ファルファス選手のBMWは姿勢を乱してクラッシュバリアに激突してしまった。昨年のブランズハッチでもこの二人は接触しているだけに、まるでビデオを見ているような展開となってしまった。
このアクシデントの隙にトップを奪ったのはハフ選手、逃げきりを図る一方で後方集団では引き続き激しいポジション争い。
3位争いはセアトのイヴァン・ミューラー選手とBMWのアンディ・プリオール選手がテール・トゥ・ノーズの接戦、時にプリオール選手がミューラー選手のマシンを軽くプッシングしてプレッシャーをかける。
また12番手を争ったのはホンダアコードと今回初登場のボルボC30。ボルボはバイオフューエルを使用しているが、WTCCではブランズハッチ戦に先立って2009年シリーズから廃棄物や食用に供されない農産物を原料としたバイオフューエルの導入を発表。
環境対応を一層押し進めるWTCC、その点でも注目を集めたボルボは通常のマシンと同等のパフォーマンスを披露。アコードとのサイド・バイ・サイドを繰り広げたが、今回は惜しくも接戦の末にコースオフを喫してしまった。
トップ争いは終盤に入りこのままハフ選手がリードを守るかと思われたが、12周目にまさかのコースオフ。代わってトップに立ったBMWのヨルグ・ミューラー選手がウィニングチェッカーを受けて今季初優勝、以下イヴァン・ミューラー選手、アンディ・プリオール選手が表彰台を獲得した。
やや短いインターバルを経てスタートした第2レース(第14戦)。
リバースグリッドによりポールポジションはシボレーのアラン・メニュ選手、2番手がセアトのガブリエレ・タルクィーニ選手、3番手にBMWのフェリックス・ポルテイロ選手というグリッド。
スタンディングスタートから見事なロケットスタートでメニュ選手とタルクィーニ選手の間を縫って1コーナーを制したのはポルテイロ選手、しかし後方ではセアトのジョルディ・ジェネ選手が同じくセアトのトム・コロネル選手と接触して姿勢を乱し、更にホンダアコードのジェームス・トンプソン選手とも接触してコースオフ、激しくマシンをタイヤバリアにヒット。
このアクシデントでセーフティカーが導入され、レースは2周延長されて16周とされた。
6周目からレース再開、7周目の1コーナーではメニュ選手がポルテイロ選手のインをさしてトップを奪う。
そして第1レース同様に後方グループでも接戦が展開され、8周目にはモンテイロ選手、ファルファス選手、ハフ選手が3台でのサイド・バイ・サイドを繰り広げる。
この3台による接戦を制したのは第1レースを無念の結果に終えているファルファス選手、その後もファステストラップを叩き出して最後尾スタートから怒濤の追い上げを続け、周回毎にポジションをアップして最終的には6番手にまで登り詰める。
結果、トップ争いはアラン・メニュ選手がトップをキープして優勝にマシンを導き、一昨年自らシボレー初優勝を飾ったブランズハッチで堂々の3年連続優勝を飾った。