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HOME / MOTORSPORTS / WTCC 2008 / Round 1 and 2 News Index
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WTCC Round 1&2
開催日程
2008年2月29日(土)
〜3月2日(日)
開催場所
クリティバ(ブラジル)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
決勝周回数
第1戦 : 16周
第2戦 : 14周
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世界最高峰のツーリングカーレース、WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)が昨年同様にブラジルのクリティバ・サーキットで開幕を迎えた。
 
2008年シーズンはBMW、セアト、シボレーに加えて、N.テクノロージがホンダアコードにマシンをスイッチ。ただしN.テクノロジーはクリティバをスキップして、次のメキシコ戦からの参戦となる。また、ロシアのラーダも参戦を開幕直前に発表したが、こちらは欧州ラウンド緒戦となるスペインから参戦の予定である。
 
全世界でテレビ放送され、多くのファンが注目する2008年の開幕戦。1開催につき30分程度の決勝レースが2回行なわれ、第1レースはローリング方式、第2レースはスタンディング方式でスタートするのは従来と同様。また、第1レースの上位8台をリバースグリッドとして第2レースがスタートする独特の方式も継続採用された。
ただし成績に応じて課されるウェイトハンディは「サクセス・バラスト」という名称でその内容が昨年までとは変更になっている。2008年はチャンピオンシップポイント1点につき1kgが継続的に課されるとともに、大会ごとの2レースにおける合計ポイント数順に別途バラストが搭載されるが、こちらは翌大会限りの追加搭載となる。両者合わせた最大搭載量は70kgである。
 
そこで注目すべきは、開幕戦はバラストが各車とも搭載されていないことだ。つまり、緒戦は純粋に各車の速さが競われることになり、それぞれの実力が試されることになる。
 
快晴に恵まれた3月2日の決勝日。前日の予選でトップタイムをマークしたイヴァン・ミューラー選手(セアト)を筆頭に、21台がグリッドに並んだ。予選でクラッシュを喫したアラン・メニュ選手のシボレーも無事に修復され、スタートシーンにその姿を見せた。
 
現地時間の13時20分、ローリングスタートで決勝開始。
スタートで4番手のガブリエレ・タルクィーニ選手(セアト)が好ダッシュ、3番手のアウグスト・ファルファス選手(BMW)をパスすると、セアトのディーゼルエンジン車が1-2-3体制を構築する。

3周目に入ったところでシボレー同士によるアクシデント。ニコラ・ラリーニ選手とロブ・ハフ選手のマシンが接触、ラリーニ選手のマシンがコースサイドにストップしたために4周目からセーフティカーが導入された。

6周目にセーフティカーは解除。レースが後半に入るとBMW勢が怒濤の追い上げを展開、ファルファス選手とディフェンディングチャンピオンのアンディ・プリオール選手(BMW)が、それぞれ先行するライバルを執拗にプッシュする。

BMWの両選手ともにポジションアップを果たしたものの、トップを走るミューラー選手とリカルド・リデル選手(セアト)の牙城を崩すまでには至らず。開幕戦は昨年後半から速さを見せているセアト・レオンTDIが実力を遺憾なく発揮し、堂々のワン・ツーフィニッシュを勝ち取った。
なおレース終了後、ファルファス選手のマシンは技術規則に不適合の部分が指摘され、スチュワードからレース除外の裁定を受けてしまった。


15時20分、スタンディングスタートで迎えた第2レースの決勝。
3番手からスタートしたタルクィーニ選手が早々にトップに躍り出て、ここでもディーゼルエンジンの速さを見せつける。
これを追うのはBMW勢、2番手にフェリックス・ポルテイロ選手、3番手にプリオール選手が続いて3台によるトップグループが形成された。
 
後半に入るとバトルは激化、9周目の1コーナーで2番手にポジションを上げたプリオール選手がトップのタルクィーニ選手に食らいつく。一時はストレートで横に並び駆けるものの、タルクィーニ選手も巧みにこれを阻む。

テールトゥノーズの熱い戦いは最後まで観る者を魅了したが、タルクィーニ選手が見事に逃げきりを果たして優勝を飾り、開幕戦は2レースともにセアト勢がウィニングチェッカーを受けた。
Circuit|サーキット紹介
クリティバ・サーキット(ブラジル)
 
人口160万人を有するブラジル・パラナ州の州都クリティバ市にある国際サーキット。
右回りのコースで、WTCCではインフィールドを使う全長3,695mのレイアウトで競われる。
 
ADVANがワンメイクタイヤに指定された2006年以降の戦績を見ると、この地で二勝を挙げたドライバーは存在しない。
お伝えしたように2008年のレースはY.ミューラー選手とG.タルクィーニ選手が優勝を飾ったが、ともにクリティバでは初めての栄冠。
2006年以降開催された6レース、優勝者はそれぞれ異なる6人となっているのである。
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