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Super Taikyu Round 3
開催日程
2008年6月14日(日)-15日(日)
開催場所
富士スピードウェイ (静岡県)
天候/路面
晴れ/ドライ
決勝時間
4時間
(1Lap = 4,563m)
参加台数
38台 (ADVAN装着 38台)
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2005年から昨年までは8月に行われてきたスーパー耐久・富士ラウンド、今年は時期が早まり6月のカレンダーに組み込まれての開催となった。時期的には梅雨ということで天候の心配もされていたが、幸いに練習走行から予選/決勝まで全てドライコンディションに恵まれた。
しかし全7戦のシリーズ中、十勝24時間に次ぐ長丁場となる4時間の決勝は波乱続きの展開となった。
 
スタートから勢い良く飛び出していったのはフロントローを独占したBMW Z4M COUPE勢。ポールスタートの柳田真孝組と2番手スタートの谷口信輝選手はチームメイト同士ながらも、まるで宿命のライバル同士が争っているかのようなバトルを展開、頻繁にポジションを入れ替える白熱したトップ争いを演じた。

だが、決して開幕二戦のように2台のBMWが圧倒的な独走という展開にはならず、「ENDLESS ADVAN Z」と「Cenote ADVAN Z」も大きく引き離されることなく逆転の機会を伺っていく。
ところがレースが4分の1を終えて1回目のピットインタイミングが気になり始めた頃、ENDLESS Zにミッショントラブルが発生。シフトリンケージが折れるというトラブルで修復作業のためタイムロス、戦列に復帰してからもペースが伸び悩んでトップ争いからは脱落を余儀なくされる。
 
これで完全に主導権を手にしたBMW勢2台の争いにトップ争いは集約され、終盤まで互いに一歩もひかない好バトルが展開された。
結果、昨年デビューした50号車のF.ハイルマン選手/柳田真孝選手組が悲願の初優勝を飾り、開幕二連勝中だった28号車・谷口信輝選手/吉田広樹選手組が僅差の2位でチェッカーを受けた。
 
ST-2クラスは前戦で初優勝を飾った「オーリンズ・ランサーEVO X」がスタートから間もなくして車両のパーツが脱落するアクシデント。これによって修復を命じるオレンジディスク旗が提示されて万事休す。
代わって3台のエボリューションIXによるトップ争いとなったが、そのうちの2台・三戦連続でクラスポールを奪った「DIXCEL☆新菱オートEVO IX MR」と、「RSオガワADVANランサー」がちょうどレースが折り返しを迎えたタイミングで導入されたセーフティカーの解除直後に接触、新菱オートEVOはダメージが大きく結果的にリタイアを喫してしまう。

残った1台「眠眠打破ランサー」がこれで楽になるかと思えば、土曜日にミッショントラブルでBドライバー予選を走行出来ずに最後尾グリッドからのスタートとされた「ENDLESS ADVAN CS・X」が着実にポジションを上げてトップ争いに食い込んでくる。

終盤はチームとしての初優勝をかけた眠眠打破ランサーと、エボリューションXでの初優勝を目指すENDLESS CS・Xが激しい接戦を演じ、ピットストップ時間で勝り先行していたENDLESS CS・Xを眠眠打破ランサーがかわしてチェッカーへのカウントダウンを迎えた。
しかし残り7分という時点で眠眠打破ランサーにブレーキトラブルが襲いかかり、まさかの単独クラッシュを喫してしまう。対するENDLESS ADVAN CS・Xは最後尾スタートながら見事な追い上げで嬉しい今季初優勝を手中におさめた。
 
ST-3クラスは予選上位のNSX、BMW M3、フェアレディZを軸にレースが展開。
終盤は「エクセディ H.I.S.イングスZ」と「FINA ADVAN M3」がまたもや優勝を賭けた接近戦を展開したが、今回もエクセディZがFINA M3の逆転を許さずトップでチェッカー。
開幕から激戦続きのST-3クラスは、エクセディZが三連勝を飾り、ランキングリーダーのポジションを一層強固なものにした。
 
シビックとインテグラ、総勢13台が参戦したST-4クラスは、レース中盤のセーフティカーが明暗を分ける結果となった。
激しいトップ争いを演じていたのは開幕戦を制した「AGY ingsインテグラ」と今季初参戦の「J-waveエンドレスYH DC5」。
好機を捕らえてセーフティカーのタイミングを味方につけたAGYインテグラが今季2勝目を飾った一方、J-waveインテグラは終盤に接触から無念のリタイア。
2位には「Racing Modulo ADVAN Type R」が入って、シビックタイプRも底力を見せる結果となった。
Driver's Voice
谷口信輝選手  
 【今回の成績 : 総合準優勝 (ST-1クラス 準優勝)】
チーム同士なので接触などは絶対に許されませんが、相手が柳田選手ということで信頼出来る間柄ですから、思い切ったバトルをすることが出来ました。観戦に来られた皆さんに「退屈なレースだった」と思わせないためにも、チームからは「あまり激しいバトルはしないように」という指示もありましたが、出来る限りの走りを実践しました。
しかし、あれだけ激しい接戦を演じても、タイヤについてはパフォーマンスがダウンするようなこともなく、走行後に確認しても摩耗的にもまだまだ走ることが出来るという感じでした。
もちろん長いレースですからマネージメントにも気をつかいましたが、木曜日の練習走行からフィーリングがとても良くて、タイヤについての心配は一切無しにレースを戦うことが出来ました。
Technical Information|テクニカル・インフォメーション
スーパー耐久では決勝レース中に2回のピットストップが義務づけられている。今回の富士では燃費の要素から3回ピットを行うマシンも多いが、耐久レースではピット作業にかかる時間も勝敗を分ける大きな要素となる。
そうした中、ST-3クラスではタイヤ無交換で2スティントを走りきる作戦に出たチームもあったが、残念ながら今回はセーフティカーの導入によって作戦が功を奏す結果にはつながらなかった。
しかしADVANレーシングタイヤの耐久性や摩耗性能の高さがあればこそ、チームは幅広い戦略を選択肢として用意することが出来る。
次戦の十勝24時間レースでは、タイヤマネージメントやチーム同士の戦略の駆け引きもみどころのひとつになるが、それもADVANレーシングタイヤの持つ高いポテンシャルがあればこそ、とも言えるだろう。
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