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JRC Round 9
開催日程
2008年10月04日(土)
〜05日(日)
開催場所
岐阜県・高山市周辺
天候/路面
晴れ/ドライ(ターマック)
総走行距離
324.63km
SS総距離
68.78km
参加台数
45台 (ADVAN装着 14台)
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飛騨高山を舞台に42年、現在のイベントタイトルになってからは36回目の開催となる伝統の一戦「M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ」。
全国でも屈指の過酷なラリーとして知られており、今では全日本ラリー選手権で唯一の本格的なナイトステージや、名物・八本原林道でお馴染みの一戦だ。

しかし2008年、この伝統の一戦は大きく生まれ変わった。これまでのグラベル(非舗装路)から一転、ターマック(舗装路)が戦いの舞台となったのである。もちろんSS(スペシャルステージ)とされる林道もこれまでとは異なり、八本原での戦いには別れを告げることになった。

昨年より開催が一週間ほど早まったことで紅葉はまだまだ色薄く、気温は日中の最高気温が20度近くにまで上がるコンディション。
果たしてどのような戦いになるのか、期待と不安が入り交じる中で金曜日にレッキが行われたが、選手たちを待ち受けていたのはテクニカルとハイスピード、両方を併せ持ったチャレンジングなステージ設定であった。
 
セレモニアルスタートやギャラリーステージが行われる飛騨高山スキー場に近い「駄吉(だよし)林道)」は上り/下り各2本を走るがテクニカル要素が強い。
一方でナイトステージとなる「飛騨農園街道」は幅員の広い整備された2車線道路で、他の全日本ラリーとは比べ物にならないほどのハイスピードレイアウトとなる。
 
前日に続いて快晴に恵まれた日曜日。長年のラリー開催で地元の皆さんの理解も深まっており、今回のラリー開催にあたっても大勢のファン、そして地元の方々がセレモニアルスタート会場やサービスパークなどを訪れて選手に熱い声援を贈った。

ADVAN勢では奴田原文雄選手組が今回投入された255/40R18サイズのADVAN A050・G/2Sコンパウンドを装着してスタート。ギャラリーステージとなった「高山スキー場」では1本目で2番手、2本目で3番手のタイムをマークしてファンの期待に応える。

しかしSS6「駄吉林道上りII」で、突然にミッショントラブルが襲いかかり、3速以上が使えなくなってしまう。奴田原選手は残るギアでなんとかサービスパークまで戻ったものの、アンラッキーなリタイアとなってしまった。

JN4クラスは参加の半数がリタイアとなった中、ADVAN勢では徳尾慶太郎選手組が4位、番場彬選手組が5位でフィニッシュ、貴重なシリーズポイントを加算した。
番場選手はSS1でコースオフを喫したが自力で復帰、大きくタイムロスしたものの粘り強い走りで完走を果たしての5位ポイント獲得となった。
 
JN1.5クラスは今季限りでの現役引退を表明している大庭誠介選手がランキングリーダーに立っている。
ギャラリーステージのSS2で3番手をマークすると、6.06kmのSS3「駄吉林道下りI」で2番手を3秒近く引き離すトップタイムをマーク、5本のSSが設定されたセクション1を終えて2番手にポジション。夕暮れから夜間にかけても堅実な走りを見せた大庭選手は2位でフィニッシュ、初代JN1.5クラスのタイトルを懸けて、最終戦の「新城ラリー」に臨む。
また、兄弟クルーで参加の難波巧選手組は終盤でペースアップ。11kmのロングステージ・SS11「大山・高山線LONG」をクラス唯一の7分台で上がってトップタイムを叩き出し、3位表彰台に食い込んだ。
一方、第4戦・福島からの大井こずゑ選手による連続表彰台獲得は惜しくもストップとなったが、しっかり4位でフィニッシュしてシリーズランキングでは3番手のポジションにつけている。

そして激戦が最後まで続いたのはJN1クラス。
SS6でランキングリーダーの選手が姿を消すと、残ったシティを駆るライバルと一騎討ち状態になったのがスターレットの明治慎太郎選手。
一旦トップを奪ったが、その次のSSで勢い余ってガードレールにマシンをヒット。走行に大きな支障がなかったのは不幸中の幸い、最終サービスでマフラー交換などをメカニックが手際よく行ってセクション3に臨んで2位フィニッシュ。
この結果、リタイアを喫したライバルを退けて、堂々のランキングトップに躍り出た。

JN1.5とJN1、ふたつのクラスでADVAN勢がシリーズチャンピオンの座を懸けて臨む最終戦。11月21日(金)から23日(日)にかけて、横浜ゴムの工場もある愛知県の新城市を舞台に開催される「新城ラリー2008」でのADVAN勢の健闘が大いに期待される。
Driver's Voice
奴田原文雄選手  
 【今回の成績 : リタイア】
これまでターマックラリーではADVAN A050の245/40ZR18サイズを履いて戦ってきましたが、今回は255/40ZR18サイズをチョイスしてみました。
とてもトラクションが良かったのですが、セクション2で比較のために245/40ZR18をチョイスして走るつもりがトラブルでリタイアしてしまったので、ステージをほとんど走れなかったことは少し残念でした。

明治慎太郎選手  
 【今回の成績 : 総合17位 (JN1クラス 2位)】
一度はトップに立ったのですが、その次のSSで4速全開から体制を崩してしまってマシンをヒットさせてコースオフしてしまいました。でも走行に支障のあるダメージはなく、コース外からはバックで簡単に復帰できたので良かったです。今まで経験したことのない広い道を走っているので、超高速領域でのステアリング操作に対する挙動が、予想とちょっと違いました(笑)。
最後は逆転に必要なキロ2秒勝つつもりで攻めたのですが、残念ながら届きませんでした。
マシンは前戦から使い始めたものですが、少しずつ進化しています。
これでシリーズリーダーに立つことが出来ました。
新城ラリーは好きなコースですし、毎年シティとも好い勝負が出来ていると思います。今年はまだ優勝していないので、最後は何としても勝ってチャンピオンを獲得したいですね。

難波巧選手  
 【今回の成績 : 総合25位 (JN1.5クラス 3位)】
かなりハイスピードなラリーでしたが、どうやら自分には合っていたみたいです。特に駄吉が終わってから調子が出てきたみたいで、暗くなるに連れてグングンとペースが上がっていきました。
コ・ドライバーである弟(難波功選手)には、「朝からこのペースで走れ」とさんざん言われましたが(笑)。
ハイスピードなナイトセクションという難しい場面でペースを上げられたのは収穫でした。走らせ方の面でも得るものの大きなラリーでした。
今シーズンも残すは最終戦のみ、今回の好感触をしっかり最終戦にもつなげていこうと思います。
Technical Information|テクニカル・インフォメーション
今回のラリーはターマックで行われるのは初めてだったが、レッキの車載ビデオから高速コースでそれほど路面が荒れていないことがわかった。
開催時期から気温が低いことが考えられ、ランサーエボリューションXは255/40ZR18のG/2Sコンパウンドでスタートしたが、ラリー当日は予想に反して気温が上がり路面温度も30度近くまで上がったことで、結果的にはG/Sコンパウンドの方が良かったようだ。
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