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JRC Round 1
開催日程
LEG1 : 2008年4月12日(土)
LEG2 : 2008年4月13日(日)
開催場所
佐賀県・唐津市近郊
天候/路面
LEG1 : 晴れ/ドライ
LEG2 : 雨/ウェット
路面 : ターマック(舗装路)
参加台数
42台 (ADVAN装着 13台)
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2008年の全日本ラリー選手権は、昨年と同じく九州は佐賀県・唐津市で開幕戦を迎えた。
4月11日(金)の夕方には、唐津神社でのセレモニアルスタート。多くの市民や、この日を待っていた全国から駆けつけたラリーファンに見守られながら、いよいよ2008年の戦いが幕を開けた。
 
2008年は注目を集めるポイントの多い全日本ラリーだが、やはりその筆頭は奴田原文雄選手がドライブするニューマシン、三菱ランサーエボリューションXの登場だろう。
宿命のライバルであるスバルインプレッサもこの開幕戦から新型にスイッチされたが、その容貌は従来とは全く異なる5ドアハッチバックボディ。対して4ドアセダンボディはやや大振りになったものの、精悍さを増したフロントフェイスなどが特徴となるランサーエボリューションXはセレモニアルスタートやサービスパークでファンに常に囲まれる存在となっていた。
 
ニューマシンといえば新設されたJN1.5クラスの存在もクローズアップされるところ。ADVAN勢では昨年までJN4クラスを戦っていたベテラン・大庭誠介選手と、JN3クラスにインテグラで参戦していた難波巧選手が、三菱コルトでそれぞれ移籍してきた。

更にもうひとつの注目点が若手ドライバーの登場。名門・タスカエンジニアリングの石黒邦夫代表を父に持つ石黒雄士選手、そしてレーシングドライバーの兄に対してラリー界での躍進を見せる番場彬選手の二人が、ともにJN4クラスで全日本戦デビューを果たす。
 
12日(土)は風が少々冷たいものの、青空に恵まれた。この日は午前中に4本、午後はギャラリーステージ2本を含む3本の計7SS(スペシャルステージ)で競われる。
まず注目の奴田原文雄選手だが、SS1/2を5番手であがると、SS3は4番手、SS4では3番手のタイムをマークしてサービスイン。
今回は使用出来るタイヤが10本までと制限されているので、ここではフロントのみを新品に交換して午後のステージに臨んだ。
 
午後はダムサイドのギャラリーステージがまず2本続く。
1本目で0.9秒差の2番手タイムを出した奴田原選手は、続くSS6で遂にステージベストをマーク。観戦エリアに詰めかけたギャラリーの期待に応える快走を見せてくれた。
 
最終のSS7を走りきり、LEG1を終えてのポジションは5番手。ADVAN勢ではJN1クラスにスターレットで参戦する明治慎太郎選手がクラストップにつけて、LEG2に臨むこととなった。
 
13日(日)は当初は雨の天気予報だったが、なんとか競技が行われる午前中は持ちこたえてくれそうな気配の空模様。
午前7時30分、1号車を筆頭にサービスアウトした各車は残る4本のステージに向かって行った。
 
4.25kmのSS8「HAYASHINOUE 3」。奴田原選手は2.1秒差の4番手であがりリフューエルに向かう。
このSSで存在感を高めたのがJN3クラスにインテグラで参戦する寺川和紘選手。僅か0.1秒差で2番手タイムをマークすると、続くロングのSS9でも2番手を獲得する追い上げで、JN3クラス3位でフィッシュした。

ロングのSS9を終えて競技も終盤、残すは2本のギャラリーステージとなる。
前日に続いて多くのファンが見守る中、SS10「HIZEN 3」ではエボリューションXの奴田原選手と、JN1.5クラスの大庭誠介選手が堂々のステージベスト。両選手はさらにリピートで行われるこの日2回目のギャラリーステージであり、競技の最終でもあるSS11「HIZEN 4」でもステージベストをマーク、JN1.5では難波選手も同タイムのベストとなり、見守っていたファンにADVANの高いパフォーマンスを披露。
またJN1クラスでは激しいトップ争いが展開されたが、主役の一人となったのがスターレットの明治慎太郎選手。コースサイドのオフィシャルも思わず「速い!」と口にしてしまう韋駄天ぶりでLEG2最初のSSベストをマークするなどの活躍ぶり。惜しくも今回は2位に留まったものの、シティを打ち破る日もそう遠くないと感じさせる走りを見せてくれた。
 
まだシェイクダウンから間もない状態のエボリューションXながら、早々にFIAホモロゲーションを取得して海外競技会に参戦しているインプレッサに対して決して大きく引き離されることの無い走りで終えた開幕戦の奴田原選手。
「これから速くなる要素もいくつも見えてきている」と語ったように、これから参戦を重ねる毎に磨かれていく"速さ"は、今シーズン最も注目を集める存在になることだろう。
Driver's Voice
奴田原文雄選手  
 【今回の成績 : 総合5位 (JN4クラス 5位)】
エボリューションXはデビューしたばかりなので、まだ100%と言える状態にはありません。
ですが、今回は特にフラットなステージでは良い走りが出来ましたし、ADVAN A050のグリップ力や摩耗性能の良さもあって5番手でフィニッシュを果たすことが出来ました。
この車はまだまだ速くなる要素がありますから、長いシリーズを考えれば楽しみです。
ADVAN A050を実戦で使ったのは今回が初めてですが、摩耗性能の良さは今回のようにタイヤの使用制限があるような場合は大きな武器になりますね。

明治慎太郎選手  
 【今回の成績 : 総合24位 (JN1クラス 2位)】
最後の方ではちょっとミスしてしまったこともあって、残念ながらトップに届きませんでした。
次こそは勝ちたいと思いますので応援よろしくお願いします。

石黒雄士選手  
 【今回の成績 : 総合22位 (JN4クラス 11位)】
初参戦の全日本戦、まずは"洗礼"を受けてきた感じです(笑)。地区戦レベルならまずまずと思える走りが出来ても、全日本では全く上位陣に届きませんね。
でも、LEG1を終えた夜に車載ビデオを見たり、諸先輩からアドバイスをもらったりしたのですが、これらで得たものをLEG2の走りに取り入れたらタイムアップも出来ました。
速くなるために、もっともっと勉強と経験を重ねていきたいと思います。

【右写真】石黒雄士選手(右)と、コ・ドライバーの竹薮英樹選手(左)。
Technical Information|テクニカル・インフォメーション
ランサーエボリューションXは18インチタイヤの装着が可能なので、ADVAN A050は245/40R18を用意した。
また、10kmを超える林道ステージが設定されていたこともあり、Sコンパウンドがマッチしていた。
今回は10本というタイヤの使用制限があったために、ユーズドタイヤの使用が必ずあったわけだが、耐摩耗性に優れたA050では全く問題にはならなかった。
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