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JDC Round 4
開催日程
2008年7月6日(日)
開催場所
丸和オートランド那須
(栃木県)
天 候
晴れ のち 雨
路 面
ドライ 〜 ウェット
参加台数
176台 (ADVAN装着 31台)
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全日本ダートトライアル選手権は中盤に差し掛かり、シリーズを追う選手にとって重要な折り返し点を迎えた。
舞台は栃木県にある「丸和オートランド那須」。ここは、ダートトライアルの聖地とも言われている場所で、全国で最も知名度の高いコースでもある。
東京からのアクセスの良さなどもあり、関連パーツメーカーの開発テストの場にもなっている。
全日本選手の多くがマシンの熟成をこの丸和で行っており、最も馴染み深いコースでもある。 関西に住む全日本選手にとっても、ホームコース的な存在になっているのだ。

ところが、逆に走り慣れているはずの全日本選手から「路面のグリップ感に異変があった」という声が多く聞かれた。
立ち上る土煙が多く、しかし路面の荒れは少なく、見た目よりもグリップ感が低いというのだ。

午前中の1トライ目は、散水の影響を受けるクラス以外は完全なドライ路面で、それほど難しい状況ではなかった。

ところが、午後に入ってN3クラスが走行する頃に雨が落ち始める。
雨量はそれほど多くはないが、路面の表面を濡らしたと思えばまた日差しが出てという状況を繰り返す。降雨による影響というよりは、散水の影響がどの程度まで残ってしまうかがポイントだったようだ。

散水の影響が少なかったN3クラスの谷津良嗣選手は、1トライ目をADVAN A035で、2トライ目はADVAN A036で挑んでいる。

だが、SA2の荒井信介選手は、1トライ目、2トライ目ともにADVAN A035。
SA1クラスの走行の後に散水が入り、その上に雨が降って表面を濡らすという状況が繰り返されたのだ。

N3クラスは2トライ目にタイムアップを果たしているが、SA2クラスは午前中の1トライ目のリザルトがそのまま残る形になった。

注目選手の結果だが、N3の谷津選手はドライビングのミスで残念ながらタイムアップを果たせず。
SA2の荒井選手は午前中の自己タイムを更新できず2位。
SC2の鈴木功敏選手はマシントラブルが発生してしまい1トライ目の途中で走行不能になるという結果となった。

また、最初の走行となるゼッケン1の栗原まさき選手が、整備された良好な路面状況で出した1トライ目のタイムで優勝を飾っている。
この栗原選手は1トライ目からADVAN A035で勝負に出ており、その作戦が見事に的中した形となった。

路面状況変化と散水、降雨による影響がクラスによって全く異なった今回の大会。
とはいえ、SA2の荒井選手は確実に2位のポイントを重ね、シリーズを優位に進める結果となった。
Driver's Voice
荒井信介選手  
 【今回の成績 : SA2クラス 2位】
例年の感覚だとADVAN A036でタイムアップできるのですが、今年は路面の変化が緩やかというか、砂利が残っている感じでした。
ですから2本目もADVAN A035を履いたのですが、それは正解だったと思います。
ただ、コースの奥の方がかなりウエットになっていて、タイムを上げられませんでした。
逆転するつもりで挑んだので悔しいですが、こういうこともあるものです。次は勝てるように頑張ります。

栗原まさき選手  
 【今回の成績 : N1クラス 優勝】
今回はスタート順に助けられましたね。
1番ゼッケンだということを知って、ドライタイヤで行く作戦を考えていたのです。
2本目は散水の量が多いのでタイムアップは難しいと思っていたのですが、それでもシードゼッケンの選手がタイムアップしてこないかとドキドキしながら見守っていました。
実は、これでこの大会3連勝なんです。
今回は作戦が見事に的中して特に嬉しいですね。
TECHNICAL INFORMATION|テクニカルインフォメーション
丸和のコース整備は、7センチほどの砂利の層を踏み固めていくという養生を何度か繰り返している。
その養生の間に雨が降ると砂利の捌けが早めに進むのだが、今年は雨の影響をほとんど受けず、硬めの路面に仕上がったのだという。
後半ゼッケンの選手の走行の時も砂利が残り、硬いラインが非常に狭いという特殊な状況になっていた。
路面変化は養生の期間の天候にも大きく左右される。
全日本の過酷な闘いを勝ち残るには、そこまで読み切ることが必要なようだ。
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