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SUPER GT Round 3
開催日程
予選 : 2008年5月3日(土)
決勝 : 2008年5月4日(日)
開催場所
富士スピードウェイ(静岡県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
決勝周回数
110周 (1周 = 4.548km)
参加台数
42台 (ADVAN装着 17台)
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ゴールデンウィーク恒例となった富士500kmが、SUPER GTのシリーズ第3戦として開催された。

走り始めとなった金曜日の練習走行からコンディションは不安定で、午前がハーフウェットからドライ、午後がウェット。公式予選も午前中の1回目がウェットコンディション、午後のスーパーラップはドライコンディションと、各チームはタイヤ選択に頭を悩ませることになった。

横浜ゴムではGT500クラスにはSC430とGT-Rの2チームにタイヤを供給している。
「ECLIPSE ADVAN SC430」は昨年使用したマシンのアップグレード版を使用するが、「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」は、フェアレディZから一新、ニューマシンのニッサンGT-Rを投入している。
特にGT-Rに関しては、昨年までのデータをそのまま活かすことが出来ず苦労が続くが、開幕から2戦連続入賞を飾っていることからも、マシン自体のポテンシャルが引き上げられていることは明らかだ。
だが、今回は特別性能調整としてGT-R勢には80kgのウェイトハンディが課せられることになり、苦戦が予想された。
一方のSC430は、今回から少し性能が向上。リストリクターが2ランクアップとされ、予選から速さを見せていた。

土曜日の公式予選はウェット&ドライ。SC430はウェットの1回目に7番手につけて午後のスーパーラップに進出。ドライに変わったスーパーラップでは9番手にポジションダウンしたが、5列目からのスタートで入賞は必須目標。
一方のGT-Rは、ウェイトハンディに苦しむ他のGT-R勢と同様にスーパーラップ圏外に去ったが、それでもタイム抹消で脱落したNSXに代わってスーパーラップに進出した12号車に次いでGT-R勢としては2番手となる12番手、6列目から決勝での挽回を目指すことになった。

GT300では「ORC雨宮SGC-7」が予選6番手、今回がデビュー戦となった「ウエッズスポーツIS350」が予選7番手につけた。IS350はまだまだセットアップ段階の端緒ながら雨に見舞われた午前のセッションでは4輪駆動車に次ぐ2番手タイムをマーク。ドライのスーパーラップではセット変更が功を奏さずポジションダウンしてしまったが、今後に大きな期待が掛かるところとなった。

今大会はは500kmの長丁場、GT500クラスとGT300クラスの一部は2回ピットインの3スティントが必須となるが、GT300の一部のマシンは1回ピットの2スティントでレースを組み立てることが可能。
500km先のチェッカーを先に受けるためには、はたしてどちらがより有効なのか?その辺りもレースのカギとなりそうな予感があった。

日曜日の決勝レースは、厚い雲が空を覆っていたものの完全なドライコンディション。
スタートでジャンプアップしたGT-Rが9番手、ひとつポジションを下げたSC430は10番手でオープニングラップを終えた。通常よりもレース距離が長くなることで、マシントラブルやアクシデントの頻度が高まり、波乱の展開となるのがこれまでの通例。
だが、今回は多くのチームが、より慎重なレースを組み立てたからか、大きな順位変動なくレースは中盤から終盤に。ADVANを履く2台のGT500マシンは殆どポジションをキープしたまま終盤に差し掛かったが、GT-Rはチェッカーまで後少しのところでトラブルに襲われて予定外のピットインを強いられ入賞圏内から脱落。代わってポジションアップしたSC430が8位で今季初入賞を飾った。

一方のGT300クラスは波乱に満ちた展開となった。序盤にトップグループを形成した4台のうち、3台はトラブルやアクシデントで後退していく。
そうした展開の中、着実な組立を見せたのが「プリヴェKENZOアセット・紫電」。予選では思ったようにタイムアタック出来ず16番手グリッドまで沈んだが、やはりその速さはトップクラス。
スタートと前半のスティントを担当した加藤寛規選手が着実にポジションアップ。ロングラップを引っ張ったこともあって、レースもほぼ折返しとなる50周目にはトップに立つことになった。

代わった高橋一穂選手は3番手でレースに復帰。後方から猛プッシュしてきたマシンに先行される一幕もあったが、反対に上位陣の脱落もあって3位のポジションはキープ。
最後の最後で、追い上げてきたMR-Sと大デッドヒートを繰り広げることになったが、高橋選手は意地を見せてポジションをキープ。0.1秒差で逃げ切り3位表彰台をゲットした。
Driver's Voice
加藤寛規選手  
 【今回の成績 : GT300クラス 3位】
今回は周りが思ったよりも速くて、苦戦しましたね。
予選も混戦で、結果的に決勝では"いつものメンバー"が周りにいなくて、状況も違っていたから、早いうちに上位に行かなきゃいけないな、と少し焦りました。
それで、思っていた以上にタイヤを酷使することになったのですが、結局最後までタイヤは持ってくれました。途中で曇って路面温度が下がったことも、タイヤにとっては良かったんでしょうね。
燃費が思ったより良くて、1回目のピットインのタイミングも先に伸ばすことができ、戦略としては上手く行きましたね。
次のセパンは、どこまで食い込めるかわかりませんが、できる限りのことは全部用意して頑張ります。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
島田淳
今回は、菅生のテストで好印象だった新しいコンパウンドを採用し、より富士にあったチューニングをしています。
具体的にはセクター3を速く走れるよう、低荷重でグリップが出せることを目指しています。
ソフトとミディアムを用意しましたが、2台ともにライフが長いことで戦略の自由度を増すためにミディアムを選択しています。
GT300は戦略的に難しいレースになると思います。というのは、これまで以上に1ピット作戦で臨むチームが増えそうだから。
決勝は、GT500が思っていた以上に淡々としたレースになって、順位変動は少なかったですね。「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」は残念な結果になりましたが、「ECLIPSE ADVAN SC430」はポジションアップして8位でチェッカー。
GT300でも「プリヴェKENZOアセット・紫電」が16番グリッドから3位入賞。
今シーズンの目標である"強いタイヤ"は達成出来たと思います。
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