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SUPER GT Round 2
開催日程
予選 : 2008年4月12日(土)
決勝 : 2008年4月13日(日)
開催場所
岡山国際サーキット(岡山県)
天 候
曇り
路 面
ドライ
決勝周回数
82周 (1周 = 3.703km)
参加台数
38台 (ADVAN装着 15台)
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SUPER GTシリーズは開幕戦から1か月のインターバルを経て、岡山国際サーキットで第2戦が行われた。

公式予選ではGT500クラスの25号車「ECLIPSE ADVAN SC430」と24号車「WOODONE ADVAN Clarion Z」はともに残念ながらスーパーラップへの進出を果たせなかった。
一方のGT300クラスでは81号車「ダイシンADVAN Z」を筆頭に6台のADVAN装着車がスーパーラップに進出。11号車「JIMCENTER DIXCEL ADVAN F430」と81号車のダイシンZが2列目のグリッドを獲得した。
 
岡山国際サーキットは、レイアウト的にはコース幅が狭くパッシングポイントは多くない。
予選はやや奮わなかったADVAN勢にとっては苦しい展開も予想されるが、タイヤについては速いラップタイムをキープしたままでロングスティントをこなすことの出来るパフォーマンスが金曜日の練習走行で確認されている。
 
決勝が行われる日曜日は午後には雨という予報もあったが、各車がスターティンググリッドについた時には上空を厚い雲が覆っていたものの、まだ雨粒は落ちてきていなかった。
各車ともにスリックタイヤを装着してスタートを迎えることになったが、最後までドライコンディションが保たれるのかは誰にも予想出来ないような空模様が続く。

激戦が観客を虜にしたのはGT300クラス。
ポールポジションからスタートしたマシンが逃げきりを図る中、8番手からスタートした「ユンケルパワータイサンポルシェ」が怒濤の追い上げを見せる。
開幕戦で3位を獲得したユンケルポルシェは20kgのウェイトを搭載しているのにも関わらず、1周目で早々とポジションを5番手にアップ。

その後も17周目から19周目にかけて次々に先行車をパスすると2番手に浮上。
スタートを担当した谷口信輝選手は前を行く残る1台、ポールスタートのマシンに一気に襲いかかり、30周目にはトップを奪うことに成功する。

だが、ライバルに対して燃費で不利ということもあり、ルーティンピットに要した時間がライバルの28秒に対して44秒と給油量の違いによる作業時間でマージンを失ってしまう。

後半を受け継いだ山路慎一選手は実質3番手でコースに復帰すると、10秒ほど先行するトップを行くライバルを追撃。
46周目に2番手に順位を上げるとトップ奪還への期待も大きく高まり、山路選手もそれに応えるようにトップとの差をじわじわと詰めていく。
しかし残念ながらあと僅か一歩届かず、2位でフィニッシュ。それでも2戦連続の表彰台獲得と、岡山を元々得意としているライバルマシンに対して最後まで猛チャージを続けた山路選手に、ファンから大きな声援が送られていた。

なおGT500クラス勢は25号車、24号車ともに堅実な走りで周回を重ねて完走、24号車は8位入賞で3ポイントを獲得した。
Driver's Voice
谷口信輝選手  
 【今回の成績 : GT300クラス 2位】
予選は、正直厳しかったですね。ポルシェはテールヘビーで、スーパーラップのように少ない周回数ではタイヤを温めきることが出来ないんです。
 
でも、決勝では安定したペースで追い上げることが出来ました。
もともと、岡山国際サーキットはポルシェが得意とするコースじゃないですし、リストリクターが大きい分、燃費が厳しいのでピットインではガソリン補給のためのタイムロスが大きくなります。
そんな中での2位は上出来だと思います。
次回の富士は、ポルシェが得意とするコースですが、レース距離が500kmになるので、ライバルよりも1回多くガソリン補給が必要になるので、これも正直厳しいと思います。
ですから、勝ちが狙えるもてぎ以降を見据えながら、ポイントを獲りつつウェイトを降ろす算段をして、タイトルを狙います。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
島田淳
今回は、厳しい戦いになりました。
金曜日がドライコンディションで、ロングも含めて良いテストが出来て、GT500では両チームともに、ドライバーがより剛性感の高いミディアムを選択しています。
 
予選の結果は一歩奮いませんでしたが、今シーズンの目標にしていた"強いタイヤ"は達成出来ていて、決勝でのペースは充分でした。
ここは簡単には追い越せないサーキットですが、24号車が前回に続いて2戦連続入賞で、それを証明してくれました。

GT300クラスでも26号車が8番手グリッドから2位入賞。
ここでも決勝での強さが出ていました。
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