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SUPER GT Round 1
開催日程
予選 : 2008年3月15日(土)
決勝 : 2008年3月16日(日)
開催場所
鈴鹿サーキット(三重県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
決勝周回数
52周 (1周 = 5.807km)
参加台数
38台 (ADVAN装着 14台)
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国内モータースポーツの最高峰であり、"世界一のハコ車レース"として国内最大規模の観客動員を誇る、SUPER GTの2008年シリーズが開幕した。
舞台は、2週間前に公式テストが実施された鈴鹿サーキット。ただし、この時は気温/路面温度も低いままだったが、開幕戦の今回は大幅に上昇。しかも走り始めとなる金曜日の練習走行が雨にたたられたこともあって、土曜日の公式予選が初のドライセッションとなるなど、ドライバーやチームスタッフ、そしてタイヤエンジニアを悩ませることとなった。
 
ADVAN勢では昨年と同様、GT500では25号車「TOYOTA TEAM TSUCHIYA」と、24号車「KONDO Racing」にタイヤを供給。25号車は引き続きレクサスSC430を使用するが、24号車は、昨年までのフェアレディZに替わってニューマシンのニッサンGT-Rが登場。
'07年仕様から'08年仕様へとアップデートするだけでなく、マシン変更に対する微調整も必要になった。
一方、多くのユーザーがいるGT300に関しても'08年スペックを投入。こちらはトラクション性能と耐摩耗性が向上している。
 
土曜日に行われた公式予選では、やはりGT-R勢が速さを見せつけた。ワークスの2台が午前中の1回目セッションからトップ2を独占。24号車のWOODONE ADVAN Clarion GT-Rも、この流れに乗ったように6番手で午後のスーパーラップ(SL)に進出。そのSLでは少しタイムに伸びを欠いたものの8番手をゲット。
一方、レクサス勢は苦戦し、25号車のECLIPSE ADVAN SC430は、スーパーラップ進出もかなわず、14番手グリッドから決勝に臨むことになった。
 
GT300クラスでは多くのADVANユーザーが見事なパフォーマンスを発揮し、2号車のプリヴェKENZOアセット・紫電が全セッションを通じてトップタイムをキープ。7号車のORC雨宮SGC-7が続き、トップ4グリッドをADVANユーザーで独占。決勝レースでの好バトルに期待が高まることになる。
 
決勝レースは16日の午後2時にスタート。予選と同様に、2台のワークスGT-Rがレースを支配する展開となり、後続との間隔を測りながらペースをコントロールする圧勝だった。
後方でのレース展開的にも、大きな波乱はなく、淡々としたものとなったが、24号車と25号車も着実なペースで周回を重ね、ともにグリッドよりポジションアップして5位と11位で走り終えた。
 
これに対してGT300クラスでは各所で好バトルが展開された。
中でも、レースの大半で接近戦を繰り広げたトップ争いは、この日の大きなハイライトとなった。先ずはポールから飛び出した2号車がトップにつけ、これを7号車以下が追う展開となったが、7号車と3位以下はじわじわと間隔が開いていき、やがて2号車と7号車のマッチレースとなる。
 
考えてみれば両車は、'06年シーズンに、最後の最後までチャンピオン争いを繰り広げた間柄。力関係も当時とほぼ同様で、予断の許されないハイレベルなバトルを繰り広げることになる。
コーナーでタイムを稼いで引き離そうとする2号車に対して、トップスピードで優る7号車がストレートで追い詰める。
スタートからずっと、これを繰り返してきた2台だが、先ずは25周を終えたところで7号車がピットイン。エースの井入宏之選手から若い折目遼選手に交替してピットを後にした。一方の2号車は、タイムアタックも担当している加藤寛規選手がロングラップで31周までルーティンピットを引っ張って、ベテランの高橋一穂選手に交替した。
 
トップのままピットアウトしていった高橋選手だったが、直後に折目選手がストレートを通過。温まりきっていないタイヤで我慢する高橋選手を追い詰めていく。
苦しかったアウトラップを、何とか凌いだ高橋選手だったが、以後も折目選手は追撃の手を緩めない。そして暫く接近戦が続けられたが、39周目のシケインで、折目選手が勝負に出た。
GT500クラスのマシンにパスされた高橋選手の、一瞬の隙をつくように折目選手がインを刺す。これでポジションが逆転した。
トップに立った折目選手は、その後猛プッシュを続けた。一方、2位に下がった高橋選手も、何とかこれに食らいつこうとしたが、勢いは若い折目選手にあった。
 
その後は折目選手がじわじわ引き離す格好で、嬉しい初優勝を飾った。
高橋選手は、それでも2位をキープしたままチェッカー。その後方では、最後まで接近戦を続けていた26号車のユンケルパワー タイサン ポルシェと81号車のダイシンADVANZが2秒差でチェッカー。
結局ADVANユーザーによるトップ4独占で、レースを終えた。
Driver's Voice
井入宏之選手  
 【今回の成績 : GT300クラス 優勝】
これまでSUPER GTでは3勝してますが、去年は表彰台にも上ることが出来なかったので、開幕戦で優勝出来て嬉しいし、ホッとしています。
 
2週間前の公式テストに比べて路面温度が随分高くなったのですが、ADVANタイヤはそれにも充分対応出来るパフォーマンスがありました。
 
SUPER GTはウェイトハンディなどあってシーズンで2勝目、3勝目は簡単じゃないですが、これからもADVANさんにも協力してもらって、狙っていきたいですね。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
島田淳
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今シーズンは"強いタイヤ"を目標にしています。
昨年は、予選など一発の速さを求めてグリップを高めることを大きなテーマとしてやってきましたが、結果的に決勝の終盤ではタイムダウンに苦しめられたこともありました。
だから、昨年までのグリップはそのままに、決勝で安定して走れるタイヤを目指すことにしました。
 
構造的には大分煮詰まってきているので、固くてもグリップするしっかりしたゴムを追究していきます。
GT500は、SCは昨年通りですが、ZがGT-Rに替わったことで、若干の微調整が必要でしたね。
GT300は、昨年のスペックをベースに08年スペックを投入しました。トラクションを出すことと耐摩耗性を向上させています。
 
決勝は、GT500は少し物足りない結果になりましたが、GT300はよいパフォーマンスが発揮出来ました。
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