一般的に"ミドル・フォーミュラ"と称されるポジションに属するフォーミュラ・カテゴリーのひとつが"F4(フォーミュラ4)"。
ボトムレンジに位置するSuper FJ(およびFJ1600)と、全日本F3選手権との中間に位置しており、ステップアップを目指す若手ドライバーのみならず、フォーミュラ・レースを趣味として楽しむベテランドライバーも多く参戦しており、同種のミドル・フォーミュラの中では圧倒的な参加人数を誇る。
2008年で15シーズン目を迎えるF4だが、大きな特徴はマシンのシャーシやエンジンなどがワンメイクではないことである。全体的な自由度が高いのだが、一方でこれはマシンのセッティングが勝敗を左右する大きな要素であるということ。
ドライバーにとってはセッティングを実戦で学ぶことが出来るので、ステップアップを果たしたドライバー中が「F4での経験がスキルアップに役立った」と語ることも多い。
そして参加者にとってさらに大きな特徴といえるのが、F3にも匹敵するポテンシャルを持つマシンでの戦いでありながら、参戦コストが低く抑えられている点。このため長く続けることが出来るフォーミュラ・カテゴリーとして人気が高く、前述のように多くの参加者が集まり盛況を続けているのである。
【ADVAN TIRE INFORMATION】
この伝統あるミドル・フォーミュラを足元で支えているのがADVANレーシングタイヤ。
ワンメイク指定を受けたコントロールタイヤとして供給を続けているが、単なるタイヤサプライヤーとして以上にエントラントとの信頼関係を構築してF4をサポートし続けてきている。
使用されているのはドライコンディション用のスリックタイヤ「
ADVAN A005」と、ウェットコンディション用のレインタイヤ「
ADVAN A006C」。
2007年からはスペックが新たにされて、従来から好評を得ている高いグリップ力に一層の磨きをかけるとともに、タイヤライフの向上を図っている。
最新の開発技術を駆使して構造を変えながらも基本的な特性を維持することで、長く参戦を続けるドライバーやエントラントにとっては違和感なく受け入れることが出来ながら、性能の大幅な向上による恩恵を受けられるようになっている。
なお、このスペックのコントロールタイヤは2008年も継続して使用される。