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FIA アジア-パシフィック ラリー選手権
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開催日程 カテゴリー&タイヤ   [特集企画] "アジパシ"という名の激戦区
 
カテゴリー解説
1988年に発足した「アジア・パシフィック ラリー選手権」、通称"アジパシ"。
WRC(FIA世界ラリー選手権)に次ぐ位置づけとなる国際ラリーシリーズであり、世界各地域で開催されているうちのひとつである。
その名の通り、開催エリアはアジア、そして環太平洋地域。南半球のニューカレドニア、オーストラリア、ニュージーランド、そして北半球ではインドネシア、マレーシア、中国、そして日本で開催される全7戦のシリーズカレンダーが2008年は組まれている。

以前はメーカーワークスチームが本格参入していた時期もあったが、現在はWRカーの参戦は出来ない規則とされている。よってマシンは改造範囲が限られたグループN車両が主流。

ただし、その戦いについてはワークスが参戦した時代と何も変わらない"超・激戦区"である。
WRCレベルのラリーストが多数参戦しており、それぞれの開催地が見せる独特のコースは、雄大な大自然の美しさと見せると同時に、容赦なく戦いを挑む選手たちに牙を剥くこともある過酷さを併せ持つ。

日本のラリーシーンにおいては、2002年に初めて日本を舞台に開催された国際ラリー競技会がアジパシであった。今やWRC開催国にその名を連ねるに至った日本のラリー、その国際化の第一歩もアジパシから始まったのである。


 
  【ADVAN TIRE INFORMATION】
 
日本国内のラリー競技会と比べて圧倒的に長い距離を走行するアジア・パシフィックラリー選手権。
アベレージスピードも高く、タイヤに求められる性能もよりハイレベルなものとなる。
 
横浜ゴムでは海外ラリー競技会用グラベルタイヤ「ADVAN A035e」が定評あるものとして知られていた。
しかし国際競技会でさらに強さを発揮できるように、新たなタイヤの開発を進めた。
その結果としてプロトタイプモデルを2006年の「Rally Japan」から投入。
P-WRCでは日本、そして過酷な路面で知られるキプロス戦を制して、その実力を大いに発揮した。
このプロトタイプはアジアパシフィックラリー選手権にも同じタイミングで投入され、性能の高さにはドライバーやチームから大いなる信頼を寄せられている。
 
2008年のアジアパシフィックラリー選手権、ADVAN勢としてはクスコワールドラリーチームから柳澤至宏選手と、全日本選手権から戦いの場を世界に移す炭山裕矢選手がアジア地区での4大会に、ディーン・ヘリッジ選手が環太平洋地区の3戦に参戦。
アライモータースポーツからは鎌田卓麻選手も参戦、それぞれ大いに活躍が期待されている。
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