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APRC Round 7
開催日程
2008年11月7日(金)-9日(日)
開催場所
中国
浙江省 龍遊
天候
DAY1 : 雨/マッド
DAY2 : 雨 のち 曇り/マッド
DAY3 : 曇り のち 晴/マッド
路面
グラベル(未舗装路)
参加台数
APRC/アジアカップ登録 6台
(ADVAN装着 2台)
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南半球を春にスタートした2008年のAPRC(FIAアジアパシフィック・ラリー選手権)もいよいよ最終戦。
舞台となるのは東シナ海に面した浙江省、省都・杭州は横浜ゴムがタイヤやホースなどの生産・販売拠点を構えており、躍進著しい中国経済を象徴する街のひとつ。

今回の大会はAPRC最終戦であると同時に、中国ラリー選手権(CRC)のシリーズ戦も併催され、金曜日のセレモニアルスタートには大勢の市民が詰めかけて中国におけるモータースポーツ文化の盛り上がりを実感させた。
大勢の観客を前に、まずは2台が同時にスタートして立体交差のある2kmのコースを走るSS1でラリーは幕を開けた。この幕開けで主役を演じたのがADVANを装着するCUSCOワールドラリーチームの柳澤宏至選手組と、パシフィックカップを制しているディーン・ヘリッジ選手組である。

アジアカップを賭けて最終戦に臨む柳澤選手はSS1でカップ争いのライバルであるコディ・クロッカー選手と対戦。雨で滑りやすい路面ながらADVANラリータイヤのポテンシャルをフルに引き出す会心の走りで、堂々の総合トップに立つ。
またヘリッジ選手は今季CRCに年間で参戦しているが、こちらはAPRCのドライバーズタイトルとCRCのチームポイント、二つの栄冠に向けてのチャレンジとなっている。

土曜日のSS2からラリーは本格的な競技に入る。
この日も朝から雨が降り続け、路面コンディションは非常に厳しいものとなった。滑りやすい上に、路面には硬い石が多数埋まっており、タイヤにとっては摩耗性・耐久性が試されるシビアなステージ。

しかしパンクなどのトラブルに泣くチームもあった中で、ADVAN勢は好調な走りを続けた。柳澤選手はこの二日目を終えて2位以下を大きく引き離し、独走でトップを守った。
一方、ヘリッジ選手はミッショントラブルに襲われてしまう。しかし20分の第3サービスでチームはミッション交換を敢行、僅か5分オーバーでマシンを戦列に復帰させた。この遅延に対するペナルティ加算があったにも関わらず、二日目を終えて総合5位/CRC2位の好位置をキープ。
さらに総合6位に炭山裕矢選手、同じく7位には鎌田卓麻選手がつけて、上位陣に多くのADVANユーザーが名を連ねた。

最終日は雨こそ上がったものの、路面は乾くまで至らず。シビアなコンディションは昨日と大差の無い状況であった。
この日、好走を見せたのはヘリッジ選手。1本目のSSで総合3位/CRCトップに躍り出ると、フィニッシュまで安定した走りを見せて、チームに発足以来初めてとなるCRC優勝をもたらした。

総合トップで最終日を迎えた柳澤選手も好調にSSをクリアしていく。しかし最終のSS15でまさかの波乱が。シビアな路面に足をすくわれて25秒のタイムロス、惜しくも2位に後退。
残念ながら優勝を逃してしまう結果となったが、2位でポディウムを獲得、3位のヘリッジ選手、4位に鎌田選手、炭山選手も5位で続き、ADVANユーザーが上位を獲得してADVANラリータイヤの高性能を改めて大いにアピールした。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
真崎健雄
使用したタイヤはADVAN A053でサイズは170/650R15です。ただし、セレモニアルのスーパースペシャルステージでは柳澤選手と炭山選手はADVAN A031の205/65R15サイズをチョイスして、柳澤選手がトップタイムをマークしました。
今回のラリーはとても悪条件になりかなりのマッド路面だったため、フルカットで臨まざるを得ませんでした。しかし、カットパターンでも高いパフォーマンスを示すことが出来たと認識しています。
今季のAPRCは、第3戦のニュージーランドで総合優勝を飾ったことなどから、2007年まで参戦していたP-WRCにおける開発の方向が正しかったことを再確認することが出来たと思います。
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