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APRC Round 3
開催日程
2008年6月7日(土)-8日(日)
開催場所
ニュージーランド
ワンガレイ近郊
天候/路面
LEG1 : 晴れ/ドライ
LEG2 : 晴れ/ウェット
路面 : グラベル(未舗装路)
参加台数
31台 (ADVAN装着 5台)
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2008年のアジア・パシフィック・ラリー選手権も南半球では最後の大会となるニュージーランドで第3戦が開催された。
ニュージーランド北島・北部にあるワンガレイをホストタウンとする大会は、国内ラリー選手権の一戦も兼ねているために地元の強豪勢も多数参戦している。
 
今大会では、クスコ・ワールドラリーチームがディーンヘリッジ選手と柳澤宏至選手に、初の海外進出となる炭山裕矢選手を加えたドライバー陣で3台体制となった。
またアライ・モータースポーツから参戦する鎌田卓麻選手、さらに地元勢からランサーエボリューションを駆るクリス・ウェスト選手と、合計5台がADVANラリータイヤを装着。
 
全体的にはワンガレイから半径50km以内にステージがまとまったコンパクトな設定となる戦いはスタート早々に優勝候補に名を連ねていた選手がリタイアするなど波乱の幕開けとなった。

そんな中で強さを見せたのは地元・ニュージーランドのクリス・ウェスト選手組。
SS1で2番手に8.4秒差をつけて総合トップに立つと、その後も立て続けにオーバーオールベストを連発してリードを拡大。
4本のSSを終えてサービスAをはさんだ後、DAY1の後半も勢いは全く衰えることなく、18.92kmのSS5、35.97kmのSS6と、ここまで何と6連続SSベストを奪取。
惜しくも23.17kmのSS7はライバルにトップを譲ったものの、DAY1最終となるSS8では再びステージベストを奪い、20秒もの大差をつけて初日を終えた。
 
一方のクスコ勢は、ディーン・ヘリッジ選手組がミッショントラブルに襲われ5速が走行中に抜ける症状に苦しむが、左手でギアを押さえながら懸命の走行でサービスイン。
チームは僅か20分という限られた時間の中で、見事にミッション交換作業を行って車を戦線に復帰させ、それに応えるようにヘリッジ選手は遅れを取り戻すべくプッシュを続けていく。
結果、4位でフィニッシュを果たし、今年から設定された「パシフィックカップ」の初代チャンピオンという名誉を手中におさめた。

また、初日で大量リードを築き上げたクリス・ウェスト選手は2日目も終始ラリーをリード。こちらは2番手に17.5秒差をつけて、堂々の総合優勝を飾った。

なお日本人クルーの成績は柳澤選手はヘリッジ選手に続く5番手でフィニッシュ。
アライ・モータースポーツの鎌田選手は序盤好調な走りを見せていたがSS6で惜しくもエンジントラブルでリタイアを喫してしまった。
炭山選手は最終SSで無念のコースオフからリタイアとなってしまったが、海外ラリー初参戦ながら充分にパフォーマンスを見せた一戦となった。
Driver's Voice
D.ヘリッジ選手  
 【今回の成績 : APRC4位・パシフィックカップ チャンピオン確定】
今回は出だしからミッショントラブルに見舞われたため、その後は完走と上位入賞を目指した走りに切り替えました。
結果としてパシフィックカップ優勝を獲得でき、最初の目標をクリアできたので正直ほっとしています。
次回北海道ではプレッシャーも無いのでさらに攻めた走りで上位入賞を目指します。
期待してください

クリス・ウェスト選手  
 【今回の成績 : 総合優勝】
今回はヨコハマタイヤが路面とベストマッチしていたため、初日の午前中に大きなマージンを築くことが出来ました。
その後も集中力を維持するためにそこそこプッシュしましたが、2位との差を見ながらラリーをコントロールする余裕がありました。
今後もこのペースを維持して、ニュージーランドラリー・チャンピオンを獲得したいと思います。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
真崎健雄
ワンガレイはハイスピードなラリーですが、硬い路面に砂利が浮いているところが多かったようです。雰囲気としては日本の「Rally Hokkaido」に似た部分もありますが、路面の"掘れ"はワンガレイの方が少ないでしょう。
ヘリッジ選手と柳澤選手は、μの低い路面にこれまでの2戦とは違った苦労があったようです。
序盤のSSを終えてのサービスではタイヤ選択が分かれましたが、これはドライビングスタイルの違いなどによるものだと考えています。ヘリッジ選手は今までの経験から硬目のタイヤ、柳澤選手は使い慣れているところでMidium-Softコンパウンドという選択になったのではないでしょうか。
今回の結果によってヘリッジ選手はパシフィックカップのチャンピオンを確定しましたが、チームにとって今年の目標のひとつが達成され、ADVANもそのお手伝いを出来たことはとても光栄に思っています。
次はADVANの母国・日本での「Rally Hokkaido」。昨年は柳澤選手が好タイムを連発していますし、併催となる全日本選手権でも奴田原文雄選手が一時独走していましたので、私たちに合っているコースだと思います。
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